シングルイシュ
2012.08.16 [Thu] 23:24

なんと、羽賀さんの弁護人後藤弁護士とお友達ということで、弁護側資料を取り寄せてくださったとのことです。

 まず、この事件が恐喝かどうか。
 『被害者』とされている会社社長A氏が暴力団を使って、4億円という金額を要求していた。しかし、被害額として請求している『4億円』はそもそも、株が上場した場合、もし値が下がったら羽賀氏が損害を補填するという契約書に基づいたもの。しかし、上場する以前に、会社は倒産しているのだから、そもそも請求する根拠がない。
 だからこそ、民事裁判を起こしても無理ということで、A氏は暴力団に(取立を)頼んだわけで、こちらの方が立派な恐喝。
 ところが、判決では、本来4億円払うべきところを、1千万払って終わらせようとしたので、3億9千万を踏み倒したかのように書かれている。
 
(八木註:補足ですが、株が下がったとか倒産したからといって損害を補填しなくてはならないのであれば、すべての証券会社は詐欺で告発されなくてはなりません。裁判官は経済のイロハをご存じないようです)

 しかしながら、この会社社長A氏は、1000万円で和解したはずなのに、そのあとさらに取立を行っている。それもダミーの人物を立てて、その日より前に債権を譲っていたという名目で、さらに12億円を請求している。

 しかし、これに警察が着目したのは、渡辺二郎氏の存在抜きには語れない。
 つまり、判決に書かれていることだが、もともとA氏が連れてきた暴力団員は、羽賀氏から5億円ぐらい取れそうだと聞かされてついてきていた。それを渡辺氏が寝返らせて、自分の側に取り込んで、1000万で手を打つようにハンコをつかせた、と。
 しかし、その1000万を受け取ったあとに、この暴力団員は、Aさんから分け前として数百万をもらっている。

 そのような状況の中で、渡辺氏と羽賀氏が共犯とされているのだが、自分の聞いている限り、羽賀氏は、渡辺氏がその場に現れたことをあとで聞いている。
 実はこの時期、渡辺氏が別件の事件で刑務所で服役して2年ばかり経った頃のころ。つまり、警察は、この(前科のある)渡辺氏が絡んでいるということで、事件性があると見たのだろう。
 しかも、そこにタレントである羽賀氏が絡んだ。

 ところで、暴力団担当の4課というのは事件の仕立てが荒っぽい。本来、詐欺事件は知能犯担当の2課の担当。4課にはできない。(笑)

 ところが、この恐喝事件そのものが、調べてみたら、被害者の方が恐喝しようとしていた事件で、しかも複雑なことになっていてどうもうまくいかない。だから詐欺ということにしてみた。

 しかしその詐欺にも問題があって、5万円の額面のものを、羽賀氏は8倍の40万円で買い、さらに120万円で売ったとされているけれど、実際は、この時期、この株は上場したら、2000万円になるかもしれないと言われていた。つまり、120万円の17倍。
 この数字の前では、A氏にとっては、40万と120万の差は微々たるものであったはず。
 しかも、騙したというのであれば、羽賀氏は売却益をポケットに入れているはずだが、そうではなくて、その金も同じ株の購入につぎ込んでしまっている。
 つまり、お互いが同じ夢を見ていたということ。

それでも仮に私が山口県民だったとしたら、「他の候補よりはましだから」という消極的な理由で、消去法で飯田候補に投票しただろうとは思う。しかし、「飯田候補を応援しよう」と積極的に声を張り上げる気は起きなかった。あえて言えば、飯田哲也には「イデオロギー色」が強すぎた。

同様のことは、「脱原発運動」全般についても言える。私も出かけた7月16日の「さようなら原発10万人集会」で気になったのは、スピーチに、言う必要もないのに「私は右(で)も左(で)もない」だとか、はっきり言わずともそれを想起させるフレーズを加える講演者たちだった。たとえばデモ隊の出発し始めたあとに引き続き第2ステージで行われた湯川れい子氏や池田香代子氏などのスピーチがそうだった。

だが、この「右も左もない」というのは、その実強烈なイデオロギーなのである。

昨日(29日)の「国会大包囲」の集会とデモには行けなかったが、報じられるところによると参加者は7月16日の「さようなら脱原発10万人集会」の数分の1程度だったようだ。それだけではなく、毎週金曜日に行われている官邸前デモも、6月29日をピークにして参加者は減少傾向にある。

それは、デモの主催者の一部が団体旗の排除や「シングルイシュー」の強制などを行う一方、日の丸には何のクレームもつけないなど、自らのイデオロギーを参加者に押しつける態度を取り始めたことと軌を一にしている。ネットにアップされる動画を見ていると、勝谷誠彦が田中康夫とつるみ、阿部知子や福島瑞穂が勝谷に迎合している不愉快な動画などがあり、勝谷は「これから参加者はどんどん増える」などと言っていたが、極右の「電波芸者」であり、昨年3月の東電原発事故発生当初にはこんなこと(下記)を言っていた。