ブロークン・フラワーズ

May 17 [Wed], 2006, 22:13
そして旅はつづく。

Broken Flowers

この作品を観るべきかどうか迷っていました。そもそも、ジム・ジャームッシュ作品とあまり私が相性良くないこともあり・・・ひぇぇー、ごめんね。確か高校生の頃だったと思うけど、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』を観て???と目が点になったような記憶がある。もう内容は全く覚えてないけど。ストパラ観る高校生、相当当時から斜めってた様子。・・・まぁ、いちばん好きなのは『ナイト・オン・ザ・プラネット』だけど、それ以外の作品は・・・。最近の作品に至っては観てもいないという有様
そんな悲惨な状況の中、『ブロークン・フラワーズ』を観た。
観てもいないのに何だが、ここ最近ジャームッシュのイメージとして何となーく孤高なストイックさを過剰に感じて(←勝手な偏見)、それがネックになっていた気がする。私にとって、映画ってあくまでもfunなんです。今も昔も。
しかし、これ観て、ジャームッシュってこんな感じだったっけ?と思ってしまった。そうなんですか?(←誰に聞いてるの)
全編になんかゆるーい空気が漂っているというか、脱力感?ふにゃ〜。淡々とした語り口ながら、合間合間に挟まれるちょっとピントずれたような笑いも程よい感じで、気持ちよく観ることができました。

ドン(ビル・マーレイ)の元に届いた一通の手紙、それは昔の恋人からの息子の存在を知らせるものだった。隣人のウィンストン(ジェフリー・ライト)に焚き付けられ、ドンは差出人を求める旅に出る。ドン・ファンと言われていただけに、候補は4人(5人)もいるようです。これがどーにもみんな一筋縄でいかない変わり者揃いで、演じる女優さん達がまた豪華。何かウディ・アレンの映画みたいだよな、と思いましたよ。

@ローラ→露出狂(?)の娘と暮らすシングルマザー。天真爛漫、娘にロリータと名付ける。
Aドーラ→絵に描いたような家に優しい夫と暮らすが、なぜか表情は堅い。優し過ぎる夫がなんかわざとらしい。
Bカルメン→動物カウンセラー(?)。ドリトル先生よろしく動物と話せるらしい。関係ないけどペットの猫が実家で飼ってた猫と激似。
Cペニー→エキセントリックなゴス女。魔女ことティルダ・スウィントン、ワンシーンのみ。

それで今付き合ってる彼女がおそらく一回りは年下だろうと思われる(親子でもおかしくない)可愛らしいジュリー・デルピー。やるねー、ドン(ファン)。その彼女にも三行半を突きつけられそうで、たぶん、ずっと昔から進歩ねーんだろーなこいつと思わせるドンを演じるビル・マーレイ、常に眉間に皺寄ってますが成長ないながらも同時に孤独を感じる中年男(←すべて推測)を飄々と演じています。なんかわかるんですよね。このままでいいのかと思いながらも、自分勝手な自分が変われないというのが(←すべて推測)。そしてそんな奴ほど、自分自身を見つめることは苦手なもの。『ロスト・イン・トランスレーション』からこんな感じですよね。絶妙な間を作り出して笑わせるところもさすがです。

結局、話はオチてないんですが、そんなに後味は悪くない。結論はこの映画にとってそんなに大事なことではないのかなと。息子の存在が事実だったのか、この後彼女とはどうなるのか・・・それは映画が関知すべきことではないのかもしれません。過去と未来をつなぐ現在の、まだ続く旅の一部分を観たような気がします。
  • URL:http://yaplog.jp/sally-c/archive/29
Trackback
Trackback URL
ジム・ジャームッシュの作品て
実はあまり観ていない気が。
予告編が面白そうだったのでDVDで観てみることに。
カンヌ国際映画祭でグランプリを取っているというのが
ちょっと気がかり。
カンヌと相性悪いのよね。。。( ^ _ ^;

恋人に愛想を尽かされ去られてしま...
映画、言いたい放題!  October 18 [Thu], 2007, 16:58
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」や「コーヒー&シガレッツ」などで知られる米国の才人、ジム・ジャームッシュ監督が2005年に撮ったヒューマン・ドラマ「ブロークン・フラワーズ」。中年男性がかつて愛した女性のもとを訪れるというロードムービーだ。
シネマ・ワンダーランド  March 14 [Wed], 2007, 22:58
監督 ジム・ジャームッシュ 主演 ビル・マーレイ 2005年 アメリカ映画 106分 ドラマ 採点★★★★ 昔の彼女から突然連絡が来ちゃうと、嬉しいっというよりは何となくサスペンスフルですよね。久しぶりの再会に何やら色々と再燃してくれればいいんですが、「ホント、久し...
Subterranean サブタレイニアン  November 27 [Mon], 2006, 15:45
ジム・ジャームッシュ監督、2005年アメリカ。
恋人(Jデルピー)に捨てられた中年男性ドン(ビル・マーレイ)宛てに
ピンクの封筒が届く。19歳の息子がいた!?
世話好きの隣人ウィンストン(ジェフリー・ライト)に半ば強制されて
ドンは昔の恋人に再会する旅に出...
パフィンの生態  July 28 [Fri], 2006, 21:32
ジム・ジャームッシュ監督好きということで観に行った人も多いようですが、
私の場合はビル・マーレイがほうってはおけないので観に出かけました。

その昔、何度も見た「ゴーストバスターズ」のせいで、
すっかりお
映画館で観ましょ♪  July 03 [Mon], 2006, 23:05
■監督・脚本 ジム・ジャームッシュ ■キャスト ビル・マーレイ、ジェフリー・ライト、シャロン・ストーン、ジェシカ・ラング、ティルダ・ウィンストン、フランセス・コンロイ、ジュリー・デルピー□オフィシャルサイト  『ブロークン・フラワーズ』   注)オ...
京の昼寝〜♪  June 16 [Fri], 2006, 0:51
ここ数年、いい具合に枯れてきたビル・マーレー。 以前はあの脂っこさに拒絶反応を
犬も歩けばBohにあたる!  June 13 [Tue], 2006, 14:33
原題:Broken Flowers
この映画、またまたビル・マーレイが、"ロスト・イン・トランスレーション"してるよね。あのポーカーフェイスのまんまで、哀愁に満ちた時が過ぎる・・。



差出人不明のピンクの手紙に綴られた、まだ知らぬ19歳の息子の存在、そこ...
今日は某ラジオ局のサイトで当選した 『ブロークン・フラワーズ』の試写会に行ってきた。 《私のお気に
しましまシネマライフ!  June 05 [Mon], 2006, 23:20
こんばんは。
一足早い夏の到来を思わせる程の暑さを感じる、晴れた月曜日です。
今日は、池袋の映画館で観た、ジム・ジャームッシュ氏の新作映画について。

『 ブロークン・フラワーズ ( BROKEN FLOWERS ) 』 ( ‘05年 アメリカ )
経営するコンピュー...
** Paradise Garage **  June 03 [Sat], 2006, 18:37







監督:ジム・ジャームッシュ
出演:ビル・マーレイ、ジェフリー・ライト、シャロン・ストーン、ジェシカ・ラング、ジェリー・デルピー

評価:93点

公式サイト

(ネタバレあります)
ジム・ジャームッシュ、ええわあ。
ビル・マーレイ、たまらん...
デコ親父はいつも減量中  May 31 [Wed], 2006, 23:02
ゆったりと流れるように淡々と物語が展開され、70年代風のエチオピア音楽をBGMに、オフビートな雰囲気と独特な心地よさがある作品です。 虚無感と哀愁漂う主人公ドン・ジョンストンを演じているビル・マーレイの、静かで味わい深い演技は見所です。
シアフレ.blog  May 22 [Mon], 2006, 17:38

 



 



 ※注 多少、物語に関して核心に触れる部分に言及しています。

 さかりを過ぎた、女ったらしのドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)のもとに、一通のピンクの手紙が届く。

 封筒の中身の便箋には、赤い字で・・・

 あなたと別れて20年....
とにかく、映画好きなもので。  May 21 [Sun], 2006, 18:18















ヒューマン=ブラック・ボックス -映画のご紹介(128) ブロークン・フラワーズ-ビル・マーレイあっての

ブロークン・フラワーズ。

恋人(ジュリー・デルピー)が出て行った。
出て行った恋人と入れ替わりのようにドン(ビル・...
邦題:ブロークン・フラワーズ 原題:BROKEN FLOWERS 監督:ジム・
Pocket Warmer  May 20 [Sat], 2006, 8:51
"Broken Flowers"2005年アメリカ監督)ジム・ジャームッシュ出演)ビル・マーレイ ジェフリー・ライト シャロン・ストーン フランセス・コンロイ ジェシカ・ラング ティルダ・スウィントン マーク・ウェバー満足度)★★★☆ (満点は★5つです)シネプレック...
セルロイドの英雄  May 20 [Sat], 2006, 0:09
人生は思いがけない驚きを運んでくる ダメな人生も愛おしい!  見る人とその時の気分を選ぶんだよなぁ。。この監督・・・でもジム・ジャームッシュ監督の作品ではこれが一番好きだな。点数つけるとしたら5点満点で 1点か5点(爆 (そのときの気分次第な点数になる...
色即是空日記+α  May 19 [Fri], 2006, 21:55
「ブロークン・フラワーズ」 BROKEN FLOWERS/製作:2005年、アメ
映画通の部屋  May 19 [Fri], 2006, 21:15
実家の近く(?)のシネコンへ,初めて行ってみました。両親には「大雨の中,わざわざ行かなくても…」と言われてしまいましたが(笑)。 ブロークン・フラワーズかつては多くの女性と恋愛を楽しんだ元プレイボーイのドン・ジョンストン(Bill Murray)は、中年となった...
The Final Frontier  May 19 [Fri], 2006, 19:17
ビル・マーレイ主演。
このおっさん、間抜けな役が多いよね。
なにせ、「ゴースト・バスターズ」ですから・・
本作品公開にあわせ、テレビ東京で昼間放映してたけど・・・
相乗効果で客の入りが、良いんだか悪いんだか・・・
ひらりん的映画ブログ  May 18 [Thu], 2006, 23:04
[:映画:] 「ブロークン・フラワーズ」

公開初日。 2回目の上映で、客の入りは7割くらいか。初回でなく2回目にしたのは席を事前に確保しておきたかったからで、その中で一番早く観れる回にしたのだ。 それぐらい待望の映画。 期待にそぐわぬ可笑しさ満載。 

ドン...
That's the Way Life Goes  May 18 [Thu], 2006, 20:19


いや〜好きです!これ。気に入りました。
結構かっこ悪い物語なのに悔しいけどかっこいい映画。。
ジム・ジャームッシュの映画って構図がクールだから映像に目がいってしまうんですけど、
見た目が美味そうなだけじゃなく、中身も美味しい映画監督だと改めて思いま...
It's a Wonderful Life  May 18 [Thu], 2006, 20:04
 ひとりの男と、ピンクの花
悠雅的生活  May 18 [Thu], 2006, 18:21
「リストを作れ」「いやだ」
「ブランチを食べに来い」「いやだ」
「計画を立てておいたから、後はカードを使って旅に出ろ」「いやだ」
ネタバレ映画館  May 18 [Thu], 2006, 16:20
差出人不明の一通のピンク色の手紙を受け取った事が切っ掛けで、
20年前に別れた恋人たちに会いに行く事となった、
ひとりの独身中年男性の物語です。
水曜日のシネマ日記  May 18 [Thu], 2006, 14:34
劇場予告編のビル・マーレイを見ているだけで、とっても面白そうで楽しみにしてました。一番最初に予告編を観たのが日比谷のシャンテシネだったし、映画の雰囲気からしてミニシアター系の作品って印象でしたが、意外に上映館数が多いんですね。ビル・マーレイって日本で人...
カノンな日々  May 18 [Thu], 2006, 14:06
2005年カンヌ国際映画祭グランプリ獲得!
というと期待しちゃうけど、
ジョニーデップの「デッドマン」はじめ、今まで苦手なのが多かった
ジム・ジャームッシュ監督の、長編としては6年振りの新作
というのもあって、超・満員のマスコミ試写室。。。
5月公開を前に、ひ...
我想一個人映画美的女人blog  May 18 [Thu], 2006, 13:14
「ブロークン フラワーズ」シャンテシネで鑑賞

レディースデーなので渋谷で2本と思っていましたが出遅れました。渋谷に別な用事があって時間を調整しようと思ったときには既に遅く、今日の渋谷行きはあきらめました。変更して日比谷へ。11:20からのこの作品、間...
てんびんthe LIFE  May 18 [Thu], 2006, 0:47
2005年カンヌ映画祭グランプリ作品{/kirakira/} ジム・ジャームッシュ監督

主人公は人気刑事ドラマ「マイアミ・バイス」の「ドン・ジョンソン」と一字違いの「ドン・ジョンストン」・・・名前をいちいち人に説明しなくてはならないところがまた可笑しい。本人にしてみれ...
シャーロットの涙  May 18 [Thu], 2006, 0:04
Comment
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク 絵文字 プレビューON/OFF
画像認証  [画像変更]
画像の文字 : 
利用規約に同意
 X 
禁止事項とご注意
※本名・メールアドレス・住所・電話番号など、個人が特定できる情報の入力は行わないでください。
「ヤプログ!利用規約 第9条 禁止事項」に該当するコメントは禁止します。
「ヤプログ!利用規約」に同意の上、コメントを送信してください。
sally
>Bohさん
コメント&TBありがとうございます♪
そうですね、ジャームッシュは昔は乾いた青春(?)を撮っていたような気がしますね。
この作品では確かにドライなだけではない感傷的なものが垣間見られたと思いますー。
June 14 [Wed], 2006, 21:22
こんにちわ、TBさせていただきました。
ジム・ジャームッシュがこういう哀愁漂う中年映画を撮るとは…それだけ監督本人も中年になったってことですね。個人的には、こういう淡々とした映画、結構すきです(笑)
June 13 [Tue], 2006, 14:43
こんばんは。
こちらの記事の方にもコメントとトラックバックを失礼致します。

この作品も、ジム・ジャームッシュ氏の持つ独自の作風が健在であり、ドン・ジョンストン役をビル・マーレイさんが上手に演じていたと思いますが、これらの点で好みが別れる映画であるかも知れません。

また遊びに来させて頂きます。
ではまた。
June 03 [Sat], 2006, 18:37
sally
コメントありがとうございます♪

>隣の評論家さん
何度もTB失敗してしまってご迷惑をおかけしました
今は良くなりましたが、ヤプログも以前すこぶる調子が悪くて記事を飛ばされたりしましたよ・・・。
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』を理解するには私は若すぎたのでしょうか・・・?でもあれって若者の話だよな・・・。


>PINOKIOさん
刹那的、ってぴったりな表現ですね♪
ドンが過去と向き合うのも、渋々なのがビル・マーレイならではの味を出していたと思います。
『ナイト・オン・ザ・プラネット』はオムニバスですが、おすすめです!

>Kenさん
ジャームッシュ作品は乾いてざらついたようなイメージがありますね〜・・・といっても観てない作品も結構あるのですが
そんな中で『ナイト・オン・ザ・プラネット』は好きでしたね。
でもこれも観たのが昔であまり覚えてなかったりするのですが・・・
May 20 [Sat], 2006, 21:00
sallyさん、こんばんは!
僕もジャームッシュの最高傑作は今のところ『ナイト・オン・ザ・プラネット』です!
今作も、とぼけた感じの雰囲気は相変わらずジャームッシュではあるのですが、少し感傷的な部分も見え隠れ。これは今までの作品には無かったアジだったようが気がします。
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』も懐かしいなあ・・・。
May 20 [Sat], 2006, 0:29
こんばんわ。
TB&コメントありがとうございます。
刹那的に生きてきた彼が過去を思い出す、そこに織り込まれた皮肉った笑いが絶妙でした。
『ナイト・オン・ザ・プラネット』未見です。
今度チャレンジしてみますw
May 19 [Fri], 2006, 22:03
sallyさん、こんにちわ。
TB&コメントありがとうございました。
こちらから以前TBした時には上手くいってなかったようですね...。今頃気がついて慌てて貼りに参りました。お許しを。
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」 実は未見でした...。私はどうだろう。やっぱり???となる予感はしますわ。フフフ。
May 19 [Fri], 2006, 21:19
☆Message☆
相変わらずマイペース&自己満で映画日記綴っていきます。オランダ&ベルギー旅行記今後更新予定☆
♪Profile♪
name:sally
映画とロックを愛する年中モラトリアム人間のつぶやき。
好きなもの:映画のジャンルは青春もの。UK、NY、旅行、海外ドラマ、演劇、ファッションetc
気まぐれに綴る映画日記&えとせとらです。
2006年05月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
最新コメント
日本インターネット映画大賞
シャンハイ (2011年12月25日)
ひめママ
百夜行 (2011年03月10日)
日本インターネット映画大賞
スプリング・フィーバー (2010年12月30日)
sally
重力ピエロ (2010年09月05日)
ねこばす
重力ピエロ (2010年08月27日)
sally
コララインとボタンの魔女 (2010年04月07日)
kenko
コララインとボタンの魔女 (2010年03月28日)
sally
My Favorite Cinemas in 2009 (2010年01月21日)
kenko
My Favorite Cinemas in 2009 (2010年01月12日)
sally
観たい映画メモ2009年12月版 (2010年01月05日)
メールフォーム
タイトル

内容
P R
http://yaplog.jp/sally-c/index1_0.rdf
☆2009映画日記☆
☆2010映画日記☆