ダージリン急行
2008年03月20日(木) 22時00分
The Darjeeling Limited
青いデザイナーズ列車と、お揃いのスーツケース。神秘と熱気が交錯するインドで始まる、3兄弟のマジカル・ミステリーなセンチメンタル・ジャーニー。
旅はやがてそれぞれの思いと枷を少しずつインドの大地に捨ててゆく。ゆるーい空気感と脱力系の笑いに包まれたウェス・アンダーソンのロードムービー。
青いデザイナーズ列車と、お揃いのスーツケース。神秘と熱気が交錯するインドで始まる、3兄弟のマジカル・ミステリーなセンチメンタル・ジャーニー。
旅はやがてそれぞれの思いと枷を少しずつインドの大地に捨ててゆく。ゆるーい空気感と脱力系の笑いに包まれたウェス・アンダーソンのロードムービー。
風変わりな天才一家の姿をオフビートな笑いで描き出した『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』が大好きなのだけれど、ユルさとエッジィな感覚のサジ加減がやっぱり絶妙だったのかなあ。次の『ライフ・アクアティック』はいまいちピンと来なかったんだよね。メガネもやめて、なんか妙に業界人っぽくスタイリッシュになろうとしてるみたいなウェス自身にも「・・・?」な感じだったし。
そんなウェスの新作は、ますますおしゃれー♪感覚に磨きが。
まあ、基本的にキャストも作風も一貫しているので、インドの光景が見られる以外は、良い意味でも悪い意味でもあまり新味はなかったかな。何なんだろう?ロードムービーだからってわけでもないだろうけど、今まで以上にユルダラだった感じ。
3兄弟が宗教色の濃い土地で旅をして、次第に自分自身の「荷物」を下ろしてゆく、というお話で思い出すのは『サン・ジャックへの道』。最後にスーツケースを捨ててしまう、っていうのも同じなんだけど、これってある意味旅のもたらす象徴的な光景なのかな。
テーマパークにあるような、ポップな装飾の架空の列車「ダージリン急行」をはじめ、全編を彩るカラフルでサイケデリックな感覚はまさしく『マジカル・ミステリー・ツアー』の世界のよう。精神に影響を及ぼすインドという国の大きなパワーがスクリーンからも零れて来る。
旅をする3兄弟はギャグとしか思えない似てなさなのに、何となくお揃い感を醸し出してるのもビートルズっぽかったり(笑)
テーマソング的に使われている'This Time Tommorow'はキンクスの曲ですけどね。
似てないにも程がある3兄弟だけど、キャストではやっぱりジェイソン・シュワルツマンが好きなんだなぁ。彼、コッポラ一族には見えないよねー。作品に出てない限り。なんか出てるだけで笑えてきちゃうんだけど、独特の味がありますよね。
そしてビル・マーレーが粋な登場をしてくれるのも嬉しい。
冒頭とラストで対比となる、列車を追いかけて乗るシーンやマーク・ジェイコブズがデザインしたお揃い旅行カバンシリーズがツボだったり、ちょこちょこ好きなところはあるんだけど、イマイチ乗り切れなかったのが残念。
ロードムービーは好きなジャンルなんだけどなあ。スピリチュアル・ジャーニーとか言う割にあんまり旅を通じてのスピリチュアルな変化のプロセスが感じられなかったからかも。
パスポートをオーウェン・ウィルソン兄貴に預けておく、と弟二人が告げるシーンも、すごくいい場面でじーん。になるはずがあんまり・・・
結局、ウェスの作品は『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』がやっぱりいちばん好き。
さて、同時上映される短編「ホテル・シュバリエ」。
実はこちらの方が好きだったなー。映画本編ともリンクする、パリのとあるホテルでのある男女の再会。ジェイソン・シュワルツマン演じる三男ジャックと、なんとナタリー・ポートマンが登場☆しかも『クローサー』以上に大胆な姿を披露してくれたりして。長編のウェス作品とはちょっと違う空気でジェイソンもいたってマジメなんだけど、だから尚更笑ってしまう(笑)
さりげない会話、日常のドラマティックな瞬間を切り取ってみせたショートフィルムらしい緊張感が心地よい一編です。
そんなウェスの新作は、ますますおしゃれー♪感覚に磨きが。
まあ、基本的にキャストも作風も一貫しているので、インドの光景が見られる以外は、良い意味でも悪い意味でもあまり新味はなかったかな。何なんだろう?ロードムービーだからってわけでもないだろうけど、今まで以上にユルダラだった感じ。
3兄弟が宗教色の濃い土地で旅をして、次第に自分自身の「荷物」を下ろしてゆく、というお話で思い出すのは『サン・ジャックへの道』。最後にスーツケースを捨ててしまう、っていうのも同じなんだけど、これってある意味旅のもたらす象徴的な光景なのかな。
テーマパークにあるような、ポップな装飾の架空の列車「ダージリン急行」をはじめ、全編を彩るカラフルでサイケデリックな感覚はまさしく『マジカル・ミステリー・ツアー』の世界のよう。精神に影響を及ぼすインドという国の大きなパワーがスクリーンからも零れて来る。
旅をする3兄弟はギャグとしか思えない似てなさなのに、何となくお揃い感を醸し出してるのもビートルズっぽかったり(笑)
テーマソング的に使われている'This Time Tommorow'はキンクスの曲ですけどね。
似てないにも程がある3兄弟だけど、キャストではやっぱりジェイソン・シュワルツマンが好きなんだなぁ。彼、コッポラ一族には見えないよねー。作品に出てない限り。なんか出てるだけで笑えてきちゃうんだけど、独特の味がありますよね。
そしてビル・マーレーが粋な登場をしてくれるのも嬉しい。
冒頭とラストで対比となる、列車を追いかけて乗るシーンやマーク・ジェイコブズがデザインしたお揃い旅行カバンシリーズがツボだったり、ちょこちょこ好きなところはあるんだけど、イマイチ乗り切れなかったのが残念。
ロードムービーは好きなジャンルなんだけどなあ。スピリチュアル・ジャーニーとか言う割にあんまり旅を通じてのスピリチュアルな変化のプロセスが感じられなかったからかも。
パスポートをオーウェン・ウィルソン兄貴に預けておく、と弟二人が告げるシーンも、すごくいい場面でじーん。になるはずがあんまり・・・

結局、ウェスの作品は『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』がやっぱりいちばん好き。
さて、同時上映される短編「ホテル・シュバリエ」。
実はこちらの方が好きだったなー。映画本編ともリンクする、パリのとあるホテルでのある男女の再会。ジェイソン・シュワルツマン演じる三男ジャックと、なんとナタリー・ポートマンが登場☆しかも『クローサー』以上に大胆な姿を披露してくれたりして。長編のウェス作品とはちょっと違う空気でジェイソンもいたってマジメなんだけど、だから尚更笑ってしまう(笑)
さりげない会話、日常のドラマティックな瞬間を切り取ってみせたショートフィルムらしい緊張感が心地よい一編です。
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