懺悔11 

April 29 [Sat], 2006, 12:49
元彼と会うコトになったとき、とてもとても不安でたまらなかった。
でもそんな時に限って章途は全く私のことを気にかけてくれなかった。
妊娠しているかもしれないという事実は私をじわじわと苦しめていった。
しかも、酔っぱらった章途にナマで入れられてたから、不安は大きくなるばかりだった。
妊娠検査薬で調べたら、一応陰性だったから、章途は安心しきっているようだった。章途はナマで入れたことを覚えていなかったのだ。
私だけの問題じゃないのに、関心を持とうとしない章途にイライラした。
だから歯ブラシとかシャンプーなど、私物を全て持ち帰ったら、章途からメールが来た。
「歯ブラシ持って帰った?」
「うん、持って帰ったよ」
「そう。おやすみなさい」
「何でもって帰ったか気にならないの?」
「何か意味があるの?俺はただ歯ブラシとかが部屋から無くなっていたから、持って帰ったのかなって思ってメールしただけだよ。持って帰ったことに関しては特に何も思わなかったよ」
「うん、関係を断とうと思って持って帰った」
「関係を断つって、なんでまた」
「思い当たることはないの?」
「無いから聞いてるんだけど」
「じゃま?」
「そんなことない。なんでそう思った?」
「しんどい?」
「今はちょっとな。でも、最近体調が悪いのが続いているから、それでかもしれない。よく分からない」
一緒にいた友達に、何で悩んでいるのかを言ったら、章途と別れなって言った。

ちょうど章途から電話がかかってきたから、近くにいるからと直接話をすることになった。
「……関係を絶ちたいって?」
「うん。私は一人で不安を抱えきれるほど強い女じゃないから。一緒にいても不安になる人とは、一緒にいれないよ」
「ゴメン。最近ホント体調悪いのが続いてて、イライラしてて。お前を傷つけたくなかったんだ。だからどうしてもお前と一緒にいることが出来なくて。お前が傷つくと思ったから、しんどいなんても言えなくて。謝るから、別れないで……」
「私のコトがしんどくなったのかもしれないんだよね?」
「うん、まぁ……。でもよくわからないんだ。……別れる?」

私は章途の唇にそっと触れた。

「今どきっとした」
「ばーか」
「別れる?」
「イヤだ、別れない」

懺悔10 

April 22 [Sat], 2006, 11:23
喧嘩して、一度は別れようって言ったけれど、章途が謝ってくれたことで仲直りしてラブラブに戻った。
今週末会いたいって言ったら、いいよって言ってくれてとても嬉しかった。
明日の七時に。そう約束した。
けれど、夜いきなり電話がかかってきた。
「ごめん。友達の友達と飲み会の約束入れてたの忘れてた……」
咄嗟に「大丈夫」って言ったけれど、かなり傷ついた。
とっても楽しみにしてたから。すごく悲しかった。
友達も大事にして欲しい。けど、そっちをすぐに優先させられると傷つく。
Sの彼氏はきっとSを優先させるのに。そう言いたかったけれど、言葉を飲み込んだ。

「日曜泊まられると授業がきついし。俺は木曜の夜なら大丈夫だけど」
私は土曜の夜にも金曜日にもバイトが入っていて、金曜日の朝から授業も入っていた。
自分の都合のいい時に会いたがる章途。私はどんなに忙しくてもその都合に合わせて会いにいき、章途の都合に合わせて帰る。
それが突然悔しくてたまらなくなった。
だから、二週間会わないと言った。GWも、予定なんて一つも入っていないのに予定がぎっしりで会えないと言ってやった。

正直、会いにいこうか迷っている。
イライラして眠れなかった。

懺悔9 

February 22 [Wed], 2006, 22:45
章途にメールを入れた。本当は帰りたかったけれど、帰ってしまったら見捨てられるのではないと怖かったから帰れなかった。
『話がしたい。部屋で待ってるから、適当にぶらぶらして気が済んだから戻ってきてほしい』
章途からは『はい』とだけ返ってきた。
章途の部屋でぼんやり待っていた。時間が長く感じた。
30分位して章途が戻ってきた。
「話って何?さっきのこと?」
「……うん」
しばらく間を置き、私は言った」
「……ごめんなさい。わかってたのに。章途の寝起きの言葉が本気じゃないって。……不安になってたんだと思う」
涙が出た。
章途はその不安が何だか聞きはしなかった。ちくりと胸が痛む。
「本当にごめんな。気をつける。楽しみにしてたんだぞ、ちゃんと。寝起きじゃなかったらそんなこと言わなかった」
「……うん」
いっぱいいっぱいキスをして仲直りした。
Hな事もした。Hな事は、不安を少しだけかき消してくれる。

でも、もう自分からメールや電話は出来ない。怖い。
面倒くさいと思われたくない。嫌われたくない。

懺悔8 

February 22 [Wed], 2006, 22:33
次の日、朝早くから章途の友達が家を尋ねてきた。
脱ぎっぱなしだったブラをばっちり見られて死にたくなった。

友達が帰った後、寝てしまった。その後もなかなか起きてくれなかった。
章途の寝起きが悪いのはわかっている。前の日あんなに飲んでるんだから尚更だ。でも悲しくなった。
私の存在って、それだけのものなのだろうか。面倒くさいんだろうか。
章途が起きて、準備をして、車に乗ってもずっとむすっとしていた。
「なんかテンション低くない?」
「そう?」
「どうしたの?俺寝ている間に何かした?」
「したって言えばしたけど。別に章途のせいじゃない。ほっとけばそのうちテンション上がるよ」
「そんなんでどっか行きたくないし。じゃあ降りるから降ろして」
「家まで送っていく」
「……何で怒ってるの?」
「面倒くさいって言った。面倒だったら出かけないで家で寝てればいいじゃん」
「そんなこと言ったの?全然覚えてない」
「だから章途にはどうしようもないことだって言ったじゃん。悪いのは章途の寝起きの言葉が本心じゃないってわかってるのに傷ついてるあたしの方だよ」
涙が出てきた。章途は肩に私の顔を押しつけた。
「今日はテンション上がらないだろうから、出かけるのはやめよう。ごめん。ちょっとぶらぶらしてくる」
「……あたしはどうすればいいの?」
「部屋で待つなり、帰るなり好きにして」

章途がでていってからすぐに電話がかかってきた。
「泣いてた?」
「……ううん」
「今日はホントにごめん。28日、一ヶ月記念日に挽回させて。その日は前の日に飲み会なんて入れないから」
「……そういうことを言いたいんじゃないし」
「じゃあ何?お前が考えてる事教えて」
「……」
「お前は何でも自分だけで考えて、自分だけで解決しようとするけど、それを俺に話してくれたら嬉しいです。」
「……」
「……とりあえず電話切る」
黙っていたら電話を切られた。
ねぇ、章途。話してほしいって言ってるけど、聞いてくれないのは章途の方だよ?
また涙がでてきた。

懺悔7 

February 22 [Wed], 2006, 22:21
章途からメールが来た。遊びに行く約束をずらしてほしいというメールだった。
いいよ、いつにする、と送り返したらしばらくの間返事が返ってこなくなって不安になった。
明後日。それだけだったけど返ってきてほっとした。

章途はメールが嫌いだ。6時間遅れで返事が返ってくるのはめずらしいことじゃない。
丸一日連絡を取らないのが普通だ。
ごくたまに、章途自身が暇なとき、電話をくれる。
殆どは私が連絡をし、約束をとりつける。
それが不安なのだ。

昨日、電話があった。酔っぱらって、誰かと話をしていないと家に帰れないからという理由だった。
それでも嬉しかった。
「出来れば世話をしにきてほしいんだけど。」
二つ返事でOKをした。章途から部屋に来いと誘ってくれたのは初めてのことだった。
嬉しくて車を飛ばした。

Hな事をした。酔っていた章途は半分以上目が開かないと言っていて、おかしかった。
酔ったら性欲は増すけど、イクのは遅くなるらしい。ゴムがなかったので口でしていたが、イカすことができなかった。

懺悔6 

February 22 [Wed], 2006, 22:10
カラオケに行こうと章途は言った。私の一番仲良しの友達を誘って。
すごくイヤだった。以前そうして三人でカラオケに行ったとき、章途と友達の二人で盛り上がって私は一人でぼんやりとするだけだったから。
今、またその状況を見て平気でいられるとは思えなかった。
だから寝たふりをした。ちょっとだけ本当に具合が悪いっていうのもあったけれど。
最初は起こそうとしたが、章途はやがてため息をつき、友達に断りの電話を入れた。
その後起きて、吐いた口でキスをしたら、章途が「すっぱい。けどまぁお前だからいいか」と言った。

一緒にDVDを見た。かなり怖くて泣いて章途に抱きついていたら、「お前の顔今すごい不細工。けど、かわいいな」と言ってキスをした。
怖すぎて一人でいられなくて、お風呂に入ろうとする章途を必死で止めた。
結局一緒に入ったのだけど。
「俺ら、かなりラブラブだな」と章途は笑った。
その後お酒を飲んだ。ゆっくり飲め、と章途に言われてゆっくり飲んだけど、やっぱりすぐに酔ってしまった。
「寝るか」
すぐに夢の中に落ちていった。

ぐっすり眠れた。久しぶりに。
そういうと、章途は「やったな」と喜んでくれた。
一緒にカラオケに行ったけれど、全然テンションが上がらず、三十分近く残り時間を残して帰った。

懺悔5 

February 21 [Tue], 2006, 0:03
倒れた。気分が悪くなって、動けずにいた。
バイトを休めと何度も言われたが拒否した。どうせ家で休んでも何にもならないのだから。
すると、章途は怒ったようにベッドに寝ろ、といい、夢を見てうなされたら殴ってでも起こすから、痛いとか言うなよ、と吐き捨てた。
最初はおとなしく寝ていたが、いたたまれなくなった。
何してるんだろう、私。
「帰る」という私を章途は引き留めた。
どうして引き留めるの?いつも帰れ帰れ言うくせに。
「そういう風に思うくらいなら切り捨てればいいじゃない」そう私は泣いた。
「それは出来ないな」
優しく言う章途。
「もう別れようよ。だってあたし頭おかしいもん、絶対。いつか章途がイヤになる日が来る。章途に捨てられたら、あたし絶対に生きてられない。でも、まだ付き合って日が浅い今なら。あたしから言ったいまなら、自分を納得させられるから。お願い」
「いやだ。別れたくないし。もし別れたとしても、電話とかメールとかしつこくしちゃうよ?ごめん、お前のことにもう何も口出ししないから。」
章途が言っている事は何一つ間違っていない。全てあたしがおかしくて、あたしがわがままなだけなのだ。
結局、バイトを休み章途の家で寝た。

気付いたら章途のアパートから少し離れた公園にいた。
夢遊病、とでもいうのだろうか。ふらふらと章途の家まで帰り、章途のアパートの下でぼんやりしていた。しばらくすると、章途が探しにきてくれた。
冷静だった。驚くこともなく。
章途は手を引いて私を部屋まで連れて行き、そして家に帰した。一人で。

過去 

February 17 [Fri], 2006, 1:50
忘れられない記憶がある。

ここから私は壊れていった。そしてその崩壊を止めることが出来ずにいる。
章途がいてくれなかったら、私の人生はただのモノだった。無くしてしまったとしてもなんとも思わないくらいに、意味の存在しないもの。
心が凍り付いてしまっていた。
麻痺していて、痛みなど感じなくなってしまっていて。感情すらわき上がってこない。

章途がいなかったころの自分に戻りたくない。
最近私は章途を失ってしまうことばかりを考えている。
章途のためにもきっと、私は章途から離れたほうがいいのだろう。けれど、それを行動に移すことができない。
章途と一緒にいて、私は「痛み」を取り戻すことができた。
辛いけど、苦しいけれど、それでも生きていると実感できるのだ。
昔みたいに、何も感じない自分には戻りたくない。
ああ、慣れって怖い。

記憶はいつまでも消えない。
いつまでも私を苦しめる。

懺悔4 

February 15 [Wed], 2006, 11:21
電話を切った後も眠れなかった。
目を閉じるのが怖くて眠れない。だから、ずっと起きている。
章途と離れているのが不安でならない。
いつかいなくなってしまうんじゃないかって。
前に、「ずっと一緒にいてくれる?」っていう馬鹿な質問をしたことがある。
章途は「未来の約束なんて出来ないよ。けど、出来る限り一緒にいたいと思ってます」と言った。
「とりあえず今日は一緒にいて、お前を抱きしめてあげられる。そう前向きに考えることはできない?」
安易にずっと一緒にいてやる、なんて約束する男じゃなくてよかったと思った。
もしそう言われていたら、章途に捨てられたとき私は絶望のあまり死んでしまうだろう。
それほど私は章途に依存している。

一時頃、また章途から電話がかかってきた。
「昨日昼頃まで寝てたから眠れなくて暇」
そういって、一時間くらいくだらない話をしていた。
嬉しかった。ああ、章途は私の事を思ってくれている。それが死ぬほど嬉しかった。
電話を切ったあと、寂しさに押し殺されそうになった。
いつから私は章途がいないと眠れないようになったんだろう。寂しさで死にそうだなんて。以前からは考えられないことだった。

章途。好きだよ。

懺悔3 

February 15 [Wed], 2006, 11:11
メールの返事が返ってきたのは12時を過ぎてからだった。
『何も話してないよ、ただお前が寝ぼけていただけだよ。で、ソファーの上で起きたわけだ。』そう書かれていた。
そんなわけがない。私は一度起きたのだ。そこの記憶はある。
章途は私に何かを隠している。あの不安そうな瞳が頭をよぎった。
『嘘でしょ?何を隠しているの?』
『聞きたい?』
『うん』
『ご飯食べたら電話する』

しばらくして電話がかかってきた。
「本当に何も無かったよ。ただ、記憶がなくなるのが怖いって言って、そこから記憶がないみたい」
嘘だとすぐにわかった。そんなんで記憶がなくなるわけないし、あの不安そうな瞳の意味がわからない。
「ホントだって。〜ちゃんだってわかっててお前にエッチなことさせてたことに罪悪感抱いてて、急に記憶がなくなっちゃったから焦っただけだよ」
「……章途」
「ん?」
「怖い」
「……ゆっくり行こうよ。あせっても何もならないよ」
「時間がないの」
「どういう意味?」
私は答えなかった。代わりにこう言った。
「もう、だめかもしれない」
「……そんなこと言わないって約束しただろ」
覚えていなかった。
「約束したんだよ。だから、そんなこと言わないで」
「……」
「木曜日、会って話そう。ケーキもちゃんと作れよ」
「……そうだね」
笑おうとしたけど、笑えなかった。

「章途」
「ん?」
「ごめんね」
P R
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