消せない呪い

May 12 [Thu], 2011, 13:32

俺と友人のA、それから他の友達4人で夏に旅行に行った。
昼間はハイキングしたり釣りやったり、それから夜はバーベキューに花火。
ごく当たり前の楽しい旅行だった。
Aはデジカメで写真を撮りまくってた。

宿泊はとある山荘で。
深夜、そろそろ眠くなってきた頃、あと一枚しか撮れそうにないっていうんでAがみんなを並ばせて、カメラにタイマーをかけて6人の集合写真を撮った。
俺達6人はmixi…ではないが、似たようなSNSに加入していて、そこでメッセージのやりとりをしたり、遊ぶ計画を立てたりしていた。
各々旅行の話を日記に書き、それに対してコメントしたりと盛り上がった。
そのうち、あの集合写真をみんなに送ってもらおうという話になった。
Aは何日かログインしていなかったので、俺がメッセージを送ることに。
「最後に撮った集合写真、みんなに送ってよ」
次の日、Aから返事。
「あれなあ、うまく撮れてなくて、見てもしょうがないよ」
「うまく撮れなくてもいいからさ、送ってくれよ」
十時間ほどたってまたログインしてみると、写真の添付されたメッセージが来ていた。
他のみんなにも送った、とAは書いていた

窓際に6人が並んでいる。
窓は大きくて、ほとんど壁一面と言っていいくらい。
外は真っ暗で、部屋の中の景色がくっきり映りこんでいる。
でも何かおかしい。
俺達は窓を背にしている。
当然、窓には俺達の後姿、背中と後頭部が映っているのだが…
ひとりの女の子、Bの後ろの窓には、何も映っていなかった。
夜の闇の色が窓を塗りつぶしているだけ。
写真全体はよく撮れている。
Aは嘘をついたのだ。
Bの後ろの窓の異変に気づいて、俺達にこれを見せたくなかったのだろう。

「なんだ、これCGじゃん!びっくりさせないでよ!」
Bの日記にはそう書かれていた。
自分の姿が映っていないので驚き、よく見ると、窓の色がなんだか不自然だ。
どうやら画像を加工するソフトでBの姿をわざと消したらしい。
「Aのやつめー、一瞬すごく怖かったじゃん!」
Bはその次の日死んだ。
用などないはずの遠くの駅で電車に飛び込んで粉々になったのだ。
Aがまた写真を送ってきた。
CGでいじっていないほうの集合写真。

窓に映ったBの後姿――その周りにいくつもの白い顔が浮かんでいた。
「姿を消しても心霊写真の呪いは消せないんだな」とAはメッセージを送ってきた。
「いや、呪いなんて信じてなかったよ、初めは。Bが嫌な気持ちになると思って消したんだ。
消しさえすれば問題はないと思ったから送ったんだ。
後姿が映ってなきゃならないなんて、俺は気づきもしなかった。
だって顔を消すのに必死だったからさ」
俺は二枚の写真をプリントアウトして、値は張ったが霊媒師に見てもらった。
「これはCGですよ、馬鹿らしい」
霊媒師は、白い顔の写った写真を指してそう言った。
「それよりこっち、この写真に問題があります」
Aが修正したという、Bの後姿が消されている写真。
「夜の闇の色、どす黒い色がこの人の背後に固まっています。何者かの深い恨みが、その色にこめられている」

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