蘇生1

May 18 [Mon], 2015, 1:35
蘇生1


SUHO SIDE


タオの不在を感じて、もう数か月になる。
あいつは青島に帰ってそこで静養をしていた。
両親の説得、特に父親の説得に時間がかかると言って。

「脚も本調子じゃないんだ、ヒョン」

あいつは韓国を去るときに、僕にぽつんとこう言った。

「ごめんね」


その「ごめんね」が、どの「ごめんね」を指しているのか俺にはわからなかった。


ずっとそばで面倒を見てきたリーダーの俺でさえ、わからなかった。
マンネラインはどいつも手がかかる。
だけど、タオは格別だった。

「本当に、どの、ごめん、なんだよ」







それから数か月時間が経って。

あいつはこの間L.Aに発った。
あいつの中で答えが出ているのか。
俺の中ではわからない。

あいつも苦しんでいた。
容易に答えを出せないことなど、とっくにわかっていた。


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