帰還 

March 18 [Sat], 2006, 1:22
近日中に戻ります

突発的 

December 30 [Fri], 2005, 14:50
 私はいつもお風呂場で泣く。
 湯船につかったまま声は立てないように歯を食いしばる。
そうすると食いしばった歯の間からふるると揺れるように嗚咽が漏れて、それが湯気の中反響してそれはそれはとてつもない状況になってしまうが私は気にしない。
 気にしない鈍感な私が嫌になってまた涙が零れてくる。
そしてそんな些細なことで涙腺を刺激される自分がまた本当に嫌になるのだ。
 ほんとうに、だいきらい。
 私はふうと息をつくと泡立てスポンジに思い切り洗顔フォームを搾り出した。すだち一個分くらい。
もにゅもにゅとした感触に心地よさを覚えながら、白い泡を膨らませていく。時々鼻もすする。
 安達くんに別れようと言われた原因くらいとうの昔にわかっていた。でもわかりたくなくて、私はいつものようにいつもの顔してお風呂場に入ったのだ。
 もし安達くんがここにいたら、きっとこんな私を見てすごく嫌そうに鼻を鳴らすに違いない。だって彼は私のこういう湿った夢見がちな部分が大嫌いだったから。
 私は顔をぐちゃぐちゃにしながら、ただ冷たい水で何度も頬を打ち続けた。

黒と赤と銀 

November 03 [Thu], 2005, 2:44
 彼女は少しだけ首を曲げて僕を見た
 テーブルの上の燭台が
開け放した窓から入り込む西からの風に
小さな金属音を立てている
「貴方はまるで惡魔(デギル)のようね」
 彼女の唇にはべったりと赤が媚びりついている
 シロップ漬けのチェリーを摘む指先の爪も同じ色だ
「偶然だね」
気の利いた言葉が思いつかず僕は適当な言葉で空気を揺らす
 彼女の指先にはシロップでしどしどに湿ったチェリー
いかにも不味そうに それでも満足げにそれを口に運ぶ彼女を見ていると
何かしらの欲が涌いて来るのがわかった
それが性欲なのか食欲なのかわからなかったが それでもそれが強い欲求であることには変わりなかった
 銀の燭台の上では蝋燭が揺らめいていた
「銀の燭台」
僕は何かを誤魔化す様にきわめて不自然なかすれた声で呟いた
「吸血鬼を殺すにはちょうど良さそうだね」
そしてそう 付け加える
 彼女は極めて面倒くさそうに毒々しい色のチェリーを口に放り込んだ


ばらばら 

November 03 [Thu], 2005, 2:42

飛ぶのは苦手です
落ちるほうが好きです
でも高い場所は嫌いです
水平線か地平線の向こうへ
空を飛ぶように落ちたいと
最近そう考えています
泳ぐのは好きです
歩くのは嫌い
世界も
「嘘」

「かれ とてぐすと世界」 (四) 

November 03 [Thu], 2005, 2:39


真夜中のことです
四角い窓の外には黄色い満月が冴え冴えと光っています
しかしもちろんかれ にはそれを見ることが出来ません
かれ は色褪せた自分の手足を見つめながらじっと考え込んでいました

――ぼくはここから出たいと思うけれども出てどうするんだろう。世界はどこでも作られているしまたこんな風になるかもしれないし、そもそもやりたいことは後から見つければいいとしても……。駄目だな。どうも破綻してしまう。だいたいぼくは頭が良いふりはできるけれども、頭の中には木屑しか詰まっていないんだ。そんなこと昔ッからわかりきっているのに今更てぐすに迷惑をかけて世界から逃げても意味はないと思う。そうだよ、完結しているんだ。でもやっぱりぼくは逃げたいと思う。それがどうしてということを考えているんだけれども思考はやっぱり輪廻(ループ)して止まってはくれなくて結局いつもこうやって自分の手足を眺めることしかできないんだ。退屈なのは嫌ではないし動けないけれどもここは守られている安全な場所なんだ。そこを出たいと思うことがそもそも酔狂なのかもしれない――

かれ はぐるぐると考え続けましたが答えは出ませんでした
かれ は考えるのを止めて「ふぅん」と鼻から息を吐きました
とても疲れました 休憩です
四角い窓の外には黄色い満月が冴え冴えと光っています
世界もてぐすもかれ もみんなみんな窓から覗く淡い光に照らされていました

本とかSDについて 

November 03 [Thu], 2005, 2:29
なにがしたいんだろう、なにがほしいんだろう。
やりたかったらやればいいのにー。
世界には楽しいこと好きなこと綺麗なことわくわくすることいっぱいあるのにな。知ってるのに。
今の時期だったらいわし雲(うろこ雲)だね。ぽぽぽぽって白緑と刈安色と橙とが綺麗。
本だったら最近は山本文緒さんとか小川洋子さんとか(字あってるかな?)
女性作家の短編が好き。ていうか短編が好き。
「中国行きのスロウ・ボート」とか「招かれざる客たちのビュッフェ」とか「16品の殺人メニュー」
とか昔から家にあったし。
最近なら「寡黙な死骸みだらな弔い」が大好き。
こういう風に重なってる物語は大好きだ。
関係ないけど「魍魎の箱」での母へのお詫び状は痺れたなー。
小説はだまされるのが好き。
むちゃくちゃでもいいから「マジか?!」ってほど騙してほしい。
有栖川有栖の「黒猫館の殺人」とかね。
あー、なんか気がそれるとすっと落ち着いた。こういう風にいつもできればいいのに。
ひとつにあんま集中できなくてふわふわしてるんだよね。
たーーーまに集中すると回りは全無視だしw 駄目人間。

↓ SDについてあれこれ(懐かしい思い出付き

目標 

October 25 [Tue], 2005, 22:48
テスト終わったら小説書きます。
「とかげ」か「限定発売(たぶんタイトル変えます)」かな、たぶん。
「猫の透明度」も書きたいけど、それはまあ年明けてからでも。
バイト辞めたいけど時給上がるというウワサを聞いた。
辞められない……なぁんか悔しい(`ε´)
詩も書きたい。久しぶりに書いたらぷち落ち込みですよ。
なぁんかいっつも思うんですが、退化してる気がするなって。
前のほうが良かった、気がする。絵もちゃんと首から下描いてたしw
こんど久しぶりに描いてみようかなー。

K 

October 25 [Tue], 2005, 18:00

どうしようもない程の怠惰な感情がぐるぐると巡っています
何かを求める様に あるいはただ捕まらないように
――一層の事貴方の様に一点に留まったなら 腫瘍の様に取り除けるものを――
私は唯無いもの強請りのように赤く染まった爪を噛み切りました

言葉などいらないから 今すぐ此処に来て下さい
足りないものばかりだから 今すぐ此処で貴方の姿を見せて下さい
回路で繋がれた言葉では 私の心の上を上手に滑ってしまうから
それで満足出来ないわけではないのだけれど 貴方がこの世に居ると知ってしまっているから
――一層のこと知らなければ 依存も渇望も無かったものを――
それでも在る者を強請り無い物を悲しむのは 歪な私にお似合いな気もします

足りない物ばかりな私の体の何処かに 貴方の身体はしっくり似合うのです
虚ろな空間を埋める活字の軍隊は 貴方の唇の動きで退散しました

貴方が居ればいいんです
貴方だけが居ればいいのに

求めれば求めるほど己の尻尾を追い掛け回す犬の様に滑稽に近づいていきます
嘘ではありません
私には貴方が必要です
ただ一言愛していると言えればいいのに
この怠惰な感情は私の体から出て行ってくれようとはしません

まとめろ 

October 25 [Tue], 2005, 17:06
今年中に書けたら自分凄いとご褒美になんか買おうまとめ
「左巻きのリティエル」(できればファンタジー。ホラーを混ぜたい気持ち)
「右巻きのクルシャ」
「猫の透明度」(あっさり短編、猫を買う女・ふられる)
○「片足首のない女」
○「蝶々遊び」
○「黒の葬列(それはまるで葬列のような黒だった)」
○「振り向いた隙間」(できれば昔物。お母様とかおかっぱとか着物とか
●「空の色は暁(あかつき)」
●「黄昏日和」
●「夕暮れの空に」(名づけて空三部作(笑) でも黄昏と夕暮れ被ってるなー
「かれ とてぐすと世界」(完結させろや
・大樹の森の神殿or鎮守の森の御社に住む不老不死の赤狐(消えたんだよなー
・二枚舌になってしまった嘘吐き兎と嫌われ者の蛇の話
・温室の話(不思議系(消えたんだよなー
・使用人と娘、田舎の別荘での不思議な話(恋? 蝶々様?)(消えたんだよなー
・遠ざかる足音と花束と
「とかげ」  朝になったら泣こう。
「限定発売」(えりすと美紀・女の友情w
「えりすちゃんお腹空かない? てかスパゲチーとか作る気ないですか?」
「つまり美紀は私にスパゲティーを作れといいたいわけね」
美紀の左手がじゃがいもポテトチップス(冬限定)に伸びようとしているのを見て、私はあわてて立ち上がった。
「食べちゃダメだよ、それ。限定品なんだから」
間一髪。私は美紀の手からポテトチップスをぱっと奪い取る。


無茶だ。絶対無茶だ。
現実的に絞り込んだら
「猫の透明度」「とかげ」「限定発売」くらいかな…?
「とかげ」は書きたいな。とかげの子どものしっぽはブルー、らしいよ
「限定発売」は美紀の性格がむかついて書けない。
無邪気で魅力的な日とって私が書くとただのむかつく女になるんだよなぁ。
いや、ねたも悪いんだけど。

タイトルつけるのめんどくさいよね 

October 09 [Sun], 2005, 7:44
ふわ、途中で書き足したからいきなり丁寧口調になってる
まあいいや、それが味ということで。
PC潰れてデータ飛んでからやる気が出ません。
今まで散文をイッパイ書いて、たまにその散文を読み返して肉付けしていく〜
という方法だったので、少ない散文見てやる気がうーん、みたいな。
なんだろ…。
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