続・友達論

May 27 [Wed], 2015, 7:00
今日は友達について。

小・中学生のころってただでさえどんなことにも悩みまくるのに、
「友達」については特に悩んだ。
私は口が悪い。
付かれたら嫌だろうなと思う弱点が見える。
大人はそれを飲み込んで、言い方を変えたり、なんなら言わない人のほうが多いはず。
しかし当時の私はそれを声高に叫び、悲劇のヒロインを演じるのが定番だった。
そんなやつに友達なんかできるはずねぇ、と今なら思うけど、なんで私をわかってくれないんだ!という葛藤ばかりが大きくなって、人付き合いに悩んでいた。
結局、騒いで輪の中心にいたつもりが、ひとりぽつんと台風の目のように取り残されていただけだった。

小学生でも女は女である。
蔭口、無視、愛想笑い、ヒエラルキー、男・・・。
遠慮がないぶん、小学生の差別的意識はえぐい。
面と向かって言われた悪口でいまだに覚えているものがある。
「この!男好き!!!!!」
ビッチ、って言われたんですよ。
今は「そりゃそうだ!」と一本取られたとひざを打つこともできるが、幼い私は大ショック。
女の輪から弾き飛ばされ、全員から白い目で見られた気分だった。
のちにわかったことだけど、彼女のお気に入りの男子と私が仲良くしているのがご不満だったとか。

中学では自分の好きな人を笑われたという理由で盛大にいじめられた。
そこでようやく自分は言っていいこととそうじゃないことの区別がつけられないんだと気付いた。
うまいこと言って周りが笑ってくれても、ひとりにとってはそうじゃない。
「あんたの彼氏、ブサイクだね。あんた、B専?」
仲間内で気心知れた相手に言うならまだしも、それ以外は悪口以外のなんでもない。
男が絡んだ時の女は怖い。

私の転機は、東京への転居。
嫌な気持ちを抱えていた私の状況と、親の転職が重なって15年過ごした地を離れた。
ほとんど誰にも伝えずに逃げるように東京へ来た。
東京に来てから感じたのは、外から来た人間に対する許容性が高いこと。
それまで過ごした大阪のニュータウンは閉鎖的で排他的な空間。
人の出入りが少なく、小・中はほぼ同じ顔ぶれ。
東京は人が流れていて、グループに固執しない感じが私には合ってた。

高校に入って、今でも付き合いのある友達ができた。
Mは心が広い。
私の周りの人は総じて心が広く、大人な人が多いがMはずば抜けている。
彼女について最近気づいたのは、何に対しても固執しない・期待しないことがその長所につながっているということ。
期待した分の結果が返ってこないと、人は怒る。
私は「ともだち」という存在に過度の期待をかけ過ぎていたんだと思う。
私を許してくれる、敬ってくれる、話を聞いてくれる、そんな勝手な役割を押し付けようとしていなかったか。
それは子分というか家来。
高くなりすぎた鼻を折られたことで、Mと出会えた。

今、不埒な理由で近づいた子とは友達になれなかったことを思い出した。
不良っぽい他校の男子と仲の良い女子とは帰り道の会話だけで「この子は仲良くなれん」と直感した。
紹介してもらおう〜と下心丸出しだっただろうな。

自分より心に余裕があって、好きなことには手を抜かないのが私の友達。

そんな人たちに言われたことは私にとっては大きな影響力を持つ。

■Yちゃんより
Yちゃん:小学生からの同級生。途中ロンドンへ転勤し、文通相手として数年の付き合い。その後FBで連絡を取り、上京してきていた彼女と15年ぶりに再会したのが2011年。ダコタ・ファニング似。長女。

私がやりたいことができない、あれもこれもやりたいーとぐだぐだしたら、共感せずにこう言った。
「なんでできないの?やればいいじゃん」

頭をがつーんと殴られた気分だった。
人に言う前にする努力をしたか、日本以外の世界を見てきたYちゃんの言葉に心を見透かされた。
仕事に集中できず悩んでいた時期の言葉で、いまだに何かの決断のときには思いだす。
「だって・・・」「時間が・・・」「お金が・・・」
たくさん理由が並ぶってことは本当にやりたいと思っていないんじゃない?
自分の直感を信じようと意識した瞬間だった。

■Uより
U:東京に来た中3からの付き合い。高校、大学、と別の進路を選ぶが共通の趣味である音楽をきっかけに大学の途中から改めて仲良くなる。破天荒な妹を持つ、長女。

恋愛経験の乏しい私が初デートを前に緊張しまくりだった時しきりに言ったひとこと。
「とりあえず、笑ってればだいじょぶだからな!!!」

これは相当効果的でした。
男は女に話のうまさを求めているわけではない、笑って話を聞いてくれる人がほしいのだ、と。
お前がデートする相手は競う相手ではない。
好かれる努力をしろ、まずは笑え。
おかげで初デートはうまく行きましたが、長続きはせず。
でも、笑顔の効果は十分にわかりました。
自分で解決せず、人を頼ることも必要だと実感した瞬間でした。

私は、親よりも友達を頼って生きています。
幼い頃に悩んだ経験は決して無駄じゃなかった。
住む場所、既婚未婚、子どもの有無、仕事など、重なることが少なくても顔を合わせたときに築いてきた信頼関係の強さはそんなことじゃ揺らがないと思える。
変化でなくなるような友情はそれまでだったのだ。

今、友達がいない人は自分の努力が足りないだけ。
もしくは友達に求めるものが多すぎる。
いなくても平気、という人はそのままでどうぞ。
友達のいない人生なんて私には考えられない。

本日もご静聴ありがとうございました。
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