公園 沖×神

June 02 [Thu], 2011, 18:08
ある晴れた午後の日曜日。チャイナ服を身にまとった一人の少女が
公園の一本松の下で空を眺めていた。

「暇アルな・・」

今日、銀時は仕事で出払っており、新八も寺門通のコンサートでいない。
だから神楽は少しでも退屈を紛らわすためにこの公園に来たのだった。
「空・・真っ青アル」
そんな事を考えているうちに、いつの間にか眠りに落ちていった。

・・・

・・・こつん

「・・ッ?」
何かが少女、神楽の頬にあたった。
日の眩しさに目をこすりながらゆっくり起き上って
自分の寝ていた芝生の上を見ると
「キャン・・ディー?」
ピンク色、水玉の包み紙につつまれたキャンディーが落ちていた。
「なんでこんなトコにあるアルか・・?」
眠気を払い、目を凝らしていると
「それ、お前にやりまさァ。」
声がする。見上げると
一人の、新選組の隊服を着た青年が気に腰掛けて此方を見ていた。
亜麻色の髪、童顔。頭にはアイマスク。
まだ少し幼さの残る青年だった。

神楽は、その青年を知っていた。

「沖田・・。今日はあのゴリラと一緒じゃないネ?とりあえず飴は貰っといてやるアル」

そう言って自分の服のポケットに貰ったキャンディーをしまう。
「今日は休暇でさァ。暇だったんで寄っただけでィ。
そしたらお前がここで寝てやがるからちょっかい出したくなっちまって」
沖田はフッと笑う。
「ちょっかい出しに来たアルか!なら以前の決着をつけるときネ!」
神楽は後ろに下がり日傘型銃を構える。が、

「今日ァおめーとやり合うつもりはねーよ。
俺も休暇っつってもヒマだからよ、今日ちょっと付き合え」

後ろを向いてスタスタと公園を出ていく沖田。
神楽はただ茫然と、疑問をぶつけようとする。が

「え・・ちょ、待つアル!状況がいまいち・・」
「るせーよ。黙って着いて来なァ」

制されてしまった。
いまいち納得がいかないが、とりあえずついて行って見る事にした。暇だし。
「てめーのおごりだからな馬鹿沖田!」
と、おごってもらう気マンマンな雰囲気を出しながら。
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