本を贈るということ

October 15 [Mon], 2012, 18:31
本を贈るという行為はかなり親しみを生む行為だと思うが同時に非常にリスキーな行為でもある。
小説に限らず音楽や映画などを他人に薦めるということは本来なら非常にナイーブな行為であるべきだと思う。
しかし、現実は実に横暴で、軽々しく友人などに自分が出会った作品を独り善がりに紹介する人の多いこと勿lもその内の一人もはやそれは暴力的行為と言っていい。
無意識に薦めたとしても、この人が面白いと言うなら次会うまでに絶対見なきゃと強迫観念にも似た感情を抱く人もいるはずだ。
そして決して暇なわけでもないのに、時間を作って鑑賞し、いざ本人にその事を告げるとあぁ、観たんだ。
の一言で済まされた時の絶望感たるや。
それでもまた薦められたら鑑賞せざるを得ないのは単に映画、音楽、小説が好きだからではなく、薦めてくれた人が大切だから。
この人が好きなものを知っておきたいというのは非常にピースフルでハートフルなことで、その人のことを信頼していなければ湧いてこない感情だ。
仮にその作品が自分に合わなくても、この人はこういうのが好きなのかで済ませられるのが作品の良さ。
寧ろ自分と薦められた作品が合わなければ合わないほど、相手の趣味趣向を知ることが出来る。
話を本、中でも小説を贈るということに戻すと、小説は映画や音楽に比べて能動的な意識が求められる。
非常にしんどいことである。
本を贈るということは相手にそのしんどさを強要することでもある。
だからこそ本を贈る側は誰に贈るか、スマホ 小遣い稼ぎ何の本を贈るか必ず考えるはずだ。
本好きなら尚更。
プレゼントを贈るという行為はプレゼントその物より、何を贈るのかを悩むことが大事だ。
自分が気に入っている本と相手の趣味趣向を照らし合わせ、本の読みやすさ、持ち運びやすさ、その本の装丁など、あらゆることに悩むことが出来る本は大切な人へのプレゼントにうってつけだと思う。
だからこそ、本をプレゼントされると本当に嬉しい。
自分のことを大切に想ってくれている証拠だから。
誕生日は毎年必ず訪れる。
大切な人に毎年一冊本を贈って贈られて、その本が互いの本棚に収まっていくのはとても素敵なことに違いない。
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