ワイオミング生まれの宇宙飛行士感想

May 07 [Sat], 2011, 10:14
中村融編ワイオミング生まれの宇宙飛行士宇宙開発SF傑作選ハヤカワ文庫SFSFマガジン創刊周年記念アンソロジー全3巻のうちの巻。ハード的な話はともかく、編者が好みらしい時代改変モが個人的にはちょっとニガテ。表題作には、ちょっとうるっと来ました。ネタバレ警報以下の文章は本書に収録された物語の内容を予見させるものを含みます。本書を白紙の状態で読みたい方は飛ばして下さい。アンディダンカン訳中村融主任設計者ソ連ロシアの宇宙開発をテーマにした歴史改変もの。うーん、ロケットを飛ばす情熱は分かるが、ソ連の宇宙開発史を良く知っていないとなかなか物語に入って行けないかもウィリアムバートン訳中村融サターン時代アメリカの宇宙開発をテーマにした歴史改変もの。ニクソンが辞任せず、民主党政権が続くなかでサターン型ロケットが改良され飛び続けて行く歴史を活写。有人宇宙船はいに火星までという話だが、この未亡人沙苗時代の開発史もぷくむくにはニガテアーサーCクラークスティーヴンバクスター訳中村融電送ワイヤ連続体これはイギリスの宇宙開発の歴史改変もの。ロケットだけではなくて、人間を含む物質情報を転送するというアイデアが年年に至る遠大な物語を紡ぎだしている。ジェイムズラヴグローヴ訳中村融月をぼくのポケットにアポロ計画に夢中になった少年が体験したほろ苦い物語。が。何だか分かるなぁ、この気持ち。スティーヴンバクスター訳中村融月その六並行する六の歴史線上でそれぞれ月に向かった宇宙飛行士達がお互いの世界にクロスしていった結果はこの改変歴史ものは分かりやすかった。エリックチョイ訳中村融献身はやぶさに関心を持った方々は同様の感動を覚えるかも。火星の探査にて、事故に出くわした男達の物語。アダムトロイカストロジェリイオルション訳浅倉久志ワイオミング生まれの宇宙飛行士いや、これは面白くて最後にほろりとしてしまった。ロズウェルエイリアンそっくりに生まれて来た少年が宇宙飛行士を目指し、有人火星探査をおこなうまでの物語。主人公をフォローし宇宙船の設計をおこなう語り手がホーキング博士を思わせる障害者であるという設定もなかなか。主人公が火星の上で語る以下のコトバが感動的で本アンソロジーにふさわしいものでした。なぜそういったものが、われわれの想像力を刺激しないんだろうなぜわれわれは、大昔に捨て去るべきだったいろいろな妄想に、頭脳とエネルギーを浪費しなくちゃならないんだろう火星の顔。FO誘拐事件。ことあるたびにわれわれの生活を支配する架空の生物。いったいどうなってるんだわれわれには頭脳があり、知覚がある。なぜそれを使ってまわりの宇宙を理解しようともせず、手のこんだ幻想を作りあげて、それが事実のようなふりをするんだろう画像は、宇宙に出て行く開発機とロズウェルエイリアン。
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