【首都オペラ マルタ】
September 07 [Mon], 2009, 10:04
カワちゃんです。
それにしてもバレンボイムが、杉並公会堂の
日本フィルリハーサルを見に来たのはびっくりでした。
そのインキネン指揮の東京定期はいかがでしたでしょうか?
さて、東京定期が終わった翌日、
私は、神奈川県民ホールで首都オペラ主催公演
フロトー作『マルタ』を見てきました。
(演出:三浦安浩、指揮:渡辺麻里、
出演:沖山周子、土師雅人他、管弦楽:神奈川フィル)
昨年5月に来日したウィーン・フォルクス・オパーが上演しましたが、
それ以前は、国内では本当に長いこと
取り上げられる機会のなかった珍しい演目です。
フリードリヒ・フォン・フロトー(1812-83)は
ドイツの貴族出身の作曲家です。
未完、未発表の作品合わせて、生涯に31作のオペラを残したそうです。
『マルタ』は、もちろん彼の代表作です。
本作は18世紀初頭のイギリスを舞台にした作品です。
王宮の女官と農民の男(実は貴族の落いん)が、
めでたく結ばれる“喜劇オペラ”です。
アイルランド民謡として(我が国では『庭の千草』として)有名な
“夏の名残のバラ”のメロディが
曲中五回も使われる大変親しみやすいオペラでした。
また第三幕で主人公のテノールが歌う“夢のように”は、
“三大テノール”の一人だったパヴァロッティがレパートリーにして有名でした。
私もCDを通じてよく知っていたメロディでした。
初めて観る演目でしたが、本公演をとてもとても楽しむことが出来ました。
そしてその最大の理由はなんと言っても、舞台美術の見事さでした。
(美術・装置は、鈴木俊朗さん)
主人公のテノールが暮らす豪農の屋内内装デザイン(壁紙他)が
“ロシア・アバンギャルド”風なのです。
ハンマーと大きな鎌(旧ソビエト連邦の国旗みたいな)や
機械部品!をモチーフにした壁紙。
しかも屋内に飾ってある大きな牛の絵は、
グルジアを代表する画家ピロスマニ(1862-1918)の
描く可愛らしい動物たちのようなタッチで描かれているのです。
ロシア・アバンギャルドもピロスマニも大好きな私は
もうそれだけで嬉しくなってしまいました。
セットが良いと、上演内容が一層楽しめる感じです。
時々オペラで、美術家の作品イメージがそのまま使われることがあります。
あるいは有名な美術家が実際に舞台美術を担当することも多々あります。
オペラが“総合芸術”と呼ばれる所以でしょう。
10年位前にローマでヴェルディの『仮面舞踏会』を観た時は、
第三幕の主人公リッカルドの屋敷が、
17世紀オランダの人気画家フェルメールの
代表作『地理学者』と『天文学者』の室内背景そっくりに作られていました。
あの時も「ウワァ〜、良いナァ」と感動したなぁ。
今回の上演も同様に胸がキューンとなりました。
こういう時にこそ、
だからオペラはやめられない、と強く思うんですよね。
それにしてもバレンボイムが、杉並公会堂の
日本フィルリハーサルを見に来たのはびっくりでした。
そのインキネン指揮の東京定期はいかがでしたでしょうか?
さて、東京定期が終わった翌日、
私は、神奈川県民ホールで首都オペラ主催公演
フロトー作『マルタ』を見てきました。
(演出:三浦安浩、指揮:渡辺麻里、
出演:沖山周子、土師雅人他、管弦楽:神奈川フィル)
昨年5月に来日したウィーン・フォルクス・オパーが上演しましたが、
それ以前は、国内では本当に長いこと
取り上げられる機会のなかった珍しい演目です。
フリードリヒ・フォン・フロトー(1812-83)は
ドイツの貴族出身の作曲家です。
未完、未発表の作品合わせて、生涯に31作のオペラを残したそうです。
『マルタ』は、もちろん彼の代表作です。
本作は18世紀初頭のイギリスを舞台にした作品です。
王宮の女官と農民の男(実は貴族の落いん)が、
めでたく結ばれる“喜劇オペラ”です。
アイルランド民謡として(我が国では『庭の千草』として)有名な
“夏の名残のバラ”のメロディが
曲中五回も使われる大変親しみやすいオペラでした。
また第三幕で主人公のテノールが歌う“夢のように”は、
“三大テノール”の一人だったパヴァロッティがレパートリーにして有名でした。
私もCDを通じてよく知っていたメロディでした。
初めて観る演目でしたが、本公演をとてもとても楽しむことが出来ました。
そしてその最大の理由はなんと言っても、舞台美術の見事さでした。
(美術・装置は、鈴木俊朗さん)
主人公のテノールが暮らす豪農の屋内内装デザイン(壁紙他)が
“ロシア・アバンギャルド”風なのです。
ハンマーと大きな鎌(旧ソビエト連邦の国旗みたいな)や
機械部品!をモチーフにした壁紙。
しかも屋内に飾ってある大きな牛の絵は、
グルジアを代表する画家ピロスマニ(1862-1918)の
描く可愛らしい動物たちのようなタッチで描かれているのです。
ロシア・アバンギャルドもピロスマニも大好きな私は
もうそれだけで嬉しくなってしまいました。
セットが良いと、上演内容が一層楽しめる感じです。
時々オペラで、美術家の作品イメージがそのまま使われることがあります。
あるいは有名な美術家が実際に舞台美術を担当することも多々あります。
オペラが“総合芸術”と呼ばれる所以でしょう。
10年位前にローマでヴェルディの『仮面舞踏会』を観た時は、
第三幕の主人公リッカルドの屋敷が、
17世紀オランダの人気画家フェルメールの
代表作『地理学者』と『天文学者』の室内背景そっくりに作られていました。
あの時も「ウワァ〜、良いナァ」と感動したなぁ。
今回の上演も同様に胸がキューンとなりました。
こういう時にこそ、
だからオペラはやめられない、と強く思うんですよね。
[ この記事を通報する ]
- URL:http://yaplog.jp/s-club/archive/98


