マグロ、食べられなくなったら

September 17 [Tue], 2013, 13:00
たがあっさりと鎮圧され、目を輝かせた澪に料理を教えろと厨房へと引き摺られた。

力についてレベルに拘っていた響が澪とトアに自分がどうしてレベルで劣るトアに負けるのかと尋ねた事がある。

「私も絶野にいた頃はそうだったなあ。まあレベルなんて単なる指標の一つなんじゃないの?」

とトアは仮面の商人を思い浮かべながら苦笑し。女性 時計 ブランド

「レベルが高いというのは、要はたくさん殺した事の証明でしかありませんよ。強さなど数字で無く肌で感じなさいな」

とは澪。本能のままに飢えを満たし続けた事への自虐も少々混じっていたが響に気取られることは無かった。彼女はただ感心して澪を見つめていた。

その澪が、響がうろ覚えながら煮干や昆布から出汁を取る方法を教えると子供のように瞳を輝かせる。

同じ黒髪を持ち、元の世界の知識を話して料理限定ながら共感を得られる相手。響はトラウマを徐々に克服すると同時に澪に依存しつつあった。



今夜は彼女たちにとってツィーゲで過ごす最後の夜。

リミアへの帰還命令が届いたのだ。

始めこそドワーフに優遇されたと白眼視されていた響たちだったが、トア達との交誼や荒野での助け合い、それにトラウマの克服と同時に響が取り戻し始めた生来の人を惹きつける気質もあって徐々に辺境の冒険者に受け入れられていった。

だから今夜、彼女たちの為に宴会が催され多くの冒険者が集まり別れを惜しんで騒ぎに騒いだ。中にはそのまま響たちに付いてリミアに行き、共に戦うと言う冒険者もいる程だ。

ベルダとウーディは酔い潰れ、泥酔状態でどことも無く姿を消した。もしかしたら別れを惜しんだどこかの女が一夜の情を交わそうと攫ったのかもしれない。

チヤは、年齢の合う冒険者などはおらず当初浮いてしまってホームシック気味にもなったがトアの妹で絵描きを志望しているリノンと意気投合して、今日もジュース片手に宴会を楽しみ、既に二人仲良く同じベッドに入って休んでいた。

そして響は。

喧騒を離れて街を囲む城壁の上に登っていた。後ろにはネオンの灯る現代の夜景とは比べるべくも無いが点々と明かりの灯るツィーゲの街。前面には黄金街道がある。この街の豪商であるレンブラントが執事とともに深澄真を見送った、まさにその場所だった。

一人ではない。

城壁の内側、欄干に腰掛けた女性が響を見ている。澪だった。

「話があるとか? こんな所へ呼び出さなくてはならないような事ですの?」

「……はい。宴会やってる場所だと、どうも雰囲気が違う気がして」

街道を見ていた響が振り返る。楽天 時計

「手短にね。真夜中にこんな場所にいると不要な誤解を招きかねません」

「相変わらず、料理以外では素っ気無いですよね、澪さん。わかりました、用件は二つです」

「……」

「まず、澪さんありがとうございました」

響は深く頭を下げて礼を述べた。

「コランで澪さんに出会えなければ、私達は今こうして生きていなかったと思います。荒野は想像していたより遥かに厳しい場所でした。切っ掛けはホルンの暴走でしたけど澪さんに会えて本当に良かったです」

「私にも目的はあったのですからお礼を言われる程の事でもありません」

(それに、ホルンとか言う狼が私に襲い掛かってきたのは、私の匂いに反応したからでしたしね。とうとうこの娘たちは私が以前戦った黒蜘蛛だと気付かなかったみたいですけど、あれだけは気付いた。襲い掛かってくるのも止む無しです。それにホルンに”口止め”はしましたから今更私から言うべき事でもないでしょう)

澪は銀狼に襲われた理由を突き止めていた。その上で
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