第一章 

January 28 [Mon], 2008, 1:40
蛇口をひねると、まだ暖まりきっていなかったぬるま湯が冷えた体に降りかかる。今日は一段と寒かった。温もりを求めてなのか、私はバスルームへと急いでいた。次第に高まるその温度に慣れゆく中で、私は背中の左半分のヒリヒリとした痛みに気づく。シゲがつけた傷跡だった。

シゲとは先ほどまで共にベッドの中にいた。シゲと会うのは決まって、シゲの車の中か、ホテルの一室だった。できるだけ人目を避けて会わなければならない関係なのだ。

そのシゲというのは私の恋人で、一回り年上の35歳、不動産業を営む、妻子持ちの男。私はというと、なんとなく大学を出て、将来も見えぬまま、都内の某百貨店に勤務する23歳。私たちはある飲み会で知り合い、シゲが妻子持ちであると知りながら、恋に落ちた。
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言葉にするのが難しい



だけども誰かと共有したい



そんな気持ちを大切に表現できたら‥
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