心のふた 

December 31 [Sun], 2006, 3:24


帰るまで、ヒロはこまめにメールをくれた。
そのほとんどが、帰りの心配だった。
昨夜はよっぽど迷惑をかけてしまったらしい。
その心配っぷりが、少し笑えた。


帰ってすぐ、

不倫相手だった人から連絡があった。




「また、一年後。

ほとぼりが冷めた時に、関係を始めよう。」



荒れた。

私ってなんなの?
男の人ってなに?


いつの間にか、そんな愚痴を、
ヒロに話していた。


でもヒロは慰めてくれるだけじゃなかった。

時に怒り。
時に諭し。
時に共感してくれた。


いつの間にか惹かれてる自分がいて。
優しい言葉をくれるようになったヒロがいて。

でも、それは、不倫相手で傷ついた気持ちが、
癒されるために勝手に感じてるものだと思っていた。

私は寂しい心や、痛んだ心を、
癒すためにヒロを利用しているのではないか?
今が荒んでるから、ヒロの暖かさを過剰に感じているだけでは?

そうやって、気持ちに蓋をした。



もう一つの出会い 

December 31 [Sun], 2006, 3:09


それからの生活は荒んでいた。

「どうせ私がどこで何をしていてもいいんだろうな。」
そんな気持ちしか浮かんでこなかった。

夜の街に出かけ、飲み歩き。

大勢の人と大騒ぎしては、虚しい気持ちがこみ上げていた。



離婚もしない。
他の男と寝ても、怒りもしない。

私はあの人の何なんだろう?


答えが見えぬまま、
その日もいつも通り、たくさんの人と飲んでいた。
そこへ、たまたま現れたのが、

ヒロだった。


知らない人なのに何故か目が引かれた。
ヒロは人を通じて私のことを知っていた。

その後、酔った私を介抱し、ホテルまで送ってくれて。
朝、私が帰る電車の時間までどこかで時間を潰して、
迎えにきて、送って行ってくれた。

いい人だな。


と思いつつ、
その時はそれだけの感情だった。

正直に 

December 31 [Sun], 2006, 2:57



出張から帰ってきて。

旦那に不倫の関係になったことを伝えた。



旦那は驚いていた。
けど、次の瞬間。こう言った。


「自分が酷いことをしたのは分かるから。

幸せになってくれるならそれでいい」



反省してくれてた気持ちが嬉しかった。けど。



本当は怒ってほしかった。




「分かった。」


旦那は相手と会うことに協力的になってくれて。
相手の奥さんと電話で話すなど。
偽装工作までしてくれた。

しかし不倫関係は、それから半年で終わりを告げた。
私から、奥さんにバレるように仕向けたからだ。

なかなか気づいてくれなくて。
苦しかった。
バレた時には、正直、ようやく終わったとホっとしてた。


でももう。
旦那の元に戻ろうとは思えなくなっていた。



不倫 

December 31 [Sun], 2006, 2:40


その時、
ストレスを発散しようと、仕事についていました。

家庭から離れる時間が、
すごく幸せで、自分自身、とても救われていました。


ある日、
初めて仕事で出張に行くことになりました。
そこで突然。いつも仕事で気づかってくれてた上司が
「仕事の用事がある」と、部屋にやってきて。
そこで告白されました。

頭が真っ白になり。
何も言葉が見つからず。
返事もままならないうちに、いつの間にか押し倒されていて。
私も初めての事態に慌てていました。

その相手には、私同様。奥さんも子供もいる。
だからいけない。

そう言いました。


「純粋に好きなんだ」

でも、こんな関係が続くはずない。
好きでも、先が見えない。
不安。
無理。
だめ。
後悔する。

必ず終わる。

心がそう言っているのが分かった。
けど、

その瞬間。
責め立てられた記憶と。
守ってくれなかった旦那の記憶が。
頭をよぎった。


バカな事だと。
最低な事だと分かっていながら。
当てつけのように。

私は関係を受け入れた。

消えてなくなるものなら。
消えてしまえばいいと思った。


「私はこの人が好きなんだ」

心に上書きをした夜だった。


家族問題 

December 31 [Sun], 2006, 2:26


旦那の家族は、田舎の人で。
すごく頭が固くて、人の意見は聞かないのに、
自分の意見は押し通す人たちで。

結婚も反対。

出産も反対。

堕ろせと言われ、妊娠中の私にタバコの煙を吹きかけてきたのは、

旦那のお婆ちゃんでした。

旦那はうつむくだけで、止めても守ってもくれませんでした。

私は一人で、旦那の親族の中で責め立てられました。
反論しても、お前の話は聞いてないと言われ。

途中で話すことをあきらめてしまいました。

そうしてるうちに、胃潰瘍になって、倒れ。
限界だと思い。旦那と家を出ました。



ようやく訪れた静かで幸せな日々に、
出産。

でも、親族一同で責め立てられた毎日がよぎり。
子育てのストレスも加わって。
仕事と言って帰りの遅い旦那に、当りました。

我慢していた何かが、その時はじけた気がします。


本気で本音をぶつけるから。

旦那にも本音で話してほしかった。



ただ求めてたのはそれだけだったけど。
旦那は何も言わずに出ていきました。

戻ってきた時には

親戚一同を引き連れ。

それからは、ただただみんなで自分を責め立てました。



旦那は黙ってそれを後ろで見ているだけでした。

そして責め立てられて、静かになった私に、


「ごめん…」

と、言うだけでした。




ちょっとした喧嘩をする度、
同じ事を繰り返され。

疲れました。



そして、私は過ちを犯す道を進んでいったのです。

結婚 

December 31 [Sun], 2006, 2:17

旦那との出会いは、高校でした。

でも高校の時は、意識もせず。
もちろん恋愛に発展することもありませんでした。

でも高校を卒業して、1年後。

先輩と偶然再会したことにより、旦那とまた出逢いました。

失恋したての私の話を、必死に聞いてくれる姿に。
告白してくれた時、緊張しすぎて震えるその手に。
私に触れる大きな優しい手に惹かれて。

私たちは結婚しました。


決して裕福とはいえない生活でした。
でも、優しい旦那との生活は幸せでした。

そんな私たちには、すぐに子供もでき、出産。

可愛い女の子が生まれて、
すごく、すごく幸せでした。


でも、

一つだけ、私にとって苦痛になるものがありました。

旦那の家族でした。

P R
プロフィール
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現在結婚4年目。
離婚と再婚との間で揺れてる気持ちが整理できず…
文にすることでまとまればいいなと思って始めました。
よろしくお願いします。
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