
上の写真は豪雨の中ワイパーなしで走る車の助手席から。
昼だからまだましですが、ほとんど前が見えない。。。
「アフリカに来て田舎の道を体験しないと、本当の意味でアフリカを経験したとは言えないよ。」
僕がホームステイしている現地スタッフの言葉です。
ケニアでは、ナイロビ近辺の道路はたいてい舗装されていますが、地方の道路はほとんど舗装されていません。舗装されていても、陥没していてところどころ穴が開いている場合がほとんどなのです。穴が大きいとそこを車が通ったときの衝撃はかなりのものですし、場合によっては車がパンクすることもあります。(僕を送り迎えしてくれた現地のスタッフの車はなんと往復の間に2回パンクしました。)
ケニアの舗装道路を車で走ると、(かなり古いですがKONAMIの名作)「
けっきょく南極大冒険」というファミコンソフトを思い出します。これはペンギンがクレバスを避けて進むゲームで、誤ってクレバスにはまると命を失います。まさに、そんな感じなのです。
田舎に行くとほぼ100%泥道になり、さらにでこぼこ度が、グレードアップします。ホームステイ先はカカメガからさらに奥地に入った田舎にあり、町から車で1時間ぐらいかかります。
さて、カカメガのある西ケニア一帯は現在short rain seasonという小雨季なのですが、今年は雨が多いらいしく、毎日熱帯雨林のように夕方にスコールのような大雨が降り、これがさらに悪路を走りにくくするのです。つまり彼の家までの道は当然土(というか泥)でできた道なので、でこぼこなのは当然のこと、小雨が降ると滑りやすくなり、大雨が降ると道路というよりは川になります。従って普通の車だとすぐに泥に埋まってしまい抜け出すのが不可能になり、四駆の車でないととても走行は不可能です。実際泥に埋まって動けなくなった車を何台も見かけました。
彼の車は一応いすゞ自動車の四駆なので、泥に埋まって出れなくなることは少ない(それでも3日に1回はあるそうです)ですが、かなり古いのでいたるところが壊れています。例えば今日はワイパーが壊れました。大雨の中しかも夜にワイパーなしで運転するとほとんど前が何も見えません。ワイパーを直そうと、彼が車に出たら今度は、運転席のドアが壊れ、閉まらなくなりました。彼が力いっぱいドアを閉めようとすると今度はドアの取っ手がはずれる始末。
それでも彼は、いつものごとくという感じで全く動揺しません。「(いつも遅刻する)アフリカ人が道路や天候を理由にするわけが分かっただろ?」と笑って話していました。たしかに、これでは雨が降ると目的地に着くまでに大冒険が必要です。しかも雨の次の日の朝の運転も命がけ。アフリカの田舎は普通の人が考えるよりもずっと大変なのです。