ARTIST 木村了子の作品や最新情報、気になる展覧会等をご紹介していきたいと思います。

美人のあとかた−亜真里男さんの個展    2010/07/04(Sun)
亜 真里男さんの個展「美人画」@Bunkamura Galleryへ行ってきました。

亜 真里男 marioa.com

「美人画」M100、油彩、2009年

なんなんだこの妙にエロイ室内風景画は。。。?!が、個展のお知らせメールをいただいたときの第一印象。
展覧会のタイトルにもなっているこの絵は「美人画」と題され、広々としたサイケデリックな和空間?にプールや天窓といった不思議なレイアウトの室内は、なんだかみるからにアヤシイ空間。。。ところで美人さん、どこ?
(一応画中におられるので、是非実物で探してみてください)


「新日本画(現美・富士山 @ Second Life)」F40、油彩、2010
これもなんかエロイなぁ。。。熱海感満載(注:熱海は私の勝手なイメージです)。
ギャラリー内には多彩な作品が数多く展示されていましたが、個人的にはこの風景シリーズが気に入りました。

ご存知の方は多いと思いますが、亜 真里男さんは以前「マリオ・A」として、様々なジャンルのアート作品を発表されていました。特に写真作品は人気が高く、生身の女性を関節球体人形に見立てた「ma poupée japonaise (2000)」、「The World Is Beautiful (04)」中のシリーズである少女との旅を綴った作品などなど、日本女性を独特の視点で撮った作品郡の美しいエロティシズムは現代美術ファンのみならず、そっち系(あえてジャンルは言いませんが^^;)の方々のハートもわしづかみにしていた作家さんです。



今回、亜 真里男として発表されている油絵の作品郡は、以前の作品とはかなり異なるアプローチで驚かれた方も多かったとのことです。
でも私にはこれらの風景画から、今まで彼の作品に登場していた「女性」たちが確かに存在した気配、残り香のようなものが色濃く漂ってくるように感じられました。
彼女達の「あとかた」は彼自身が描く油絵のねっとりとした質感と相まって、なんともいえないエロティックな気配、空気を感じる、稀有な風景画に仕上がっていると思います。

ところで今回のペインティング、一見ビビッドな色合いからよく「アクリル絵具」と間違われるそうですが、実は乾きづらいオイルをあえて用い、乾くまでのプロセスと質感を楽しみながらじっくり取り組まれた、バリバリの「油絵」です。


「新日本画(東京)」M100、油彩、2008年

「こういう色味、特にピンク!日本に、東京に住んでなければ使わなかっただろうね。」と、おっしゃるビビッドな色味と重いオイルの質感が生み出す鮮やかなコントラスト、、アジアの水墨画、西洋絵画、それぞれのテクニックを応用したブラッシュワークなどなど、一つの画面の中に様々な要素が入り混じり、独特の絵画空間を作っていたのは興味深かったです。



「Japanese Anime Love (真里男)」F100、油彩、2009年
自画像?の前の亜 真里男さん

会期は7月8日まで。会期中はご本人もいらっしゃるそうで、流暢な日本語で作品について熱く語ってくださいます。
是非、亜 真里男ワールドを味わって下さいませ☆
 
   
Posted at 11:24 / exhibition / この記事のURL
コメント(0)
日本画の黄金背景2−鷹男のつくりかた    2010/06/12(Sat)
前記事のつづきです。

6)まず箔の張り方ですが。。。

箔を張る部分にドーサ水を引いて(塗って)、あかし紙の金箔のついていない余白部分を持ち、そっと置いていきます。
置いたあかし紙(金箔)の上を布やティッシュを丸めた柔らかいモノなどで軽く押えてから、あかし紙をそっとはがします。(手タレ&実演はアーティストの白河ノリヨリさん@ソウルでのワークショップ)

実際には↓こんな感じでどんどん貼っていきます。細かいところはドーサ水を筆で塗って、はさみで切って小さくした金箔で埋めていきます。
箔を張らないところ(あらかじめ黄色く塗っていないところ)は避けて箔を貼りますが、はみ出てもあとで隠しちゃうので、気にせずざっくり貼り進めます。

ただ、私の場合は「肌」の部分だけはちょっと神経質にはみ出ないよう気を使います(あとはかなりテキトー)。理由は(9)で!

あと。。。重要!!!箔を貼る合間に、ストレッチを忘れずに(注3)!


7)全部貼り終わって完全に乾いたら、全体に刷毛でドーサ水を塗ります。
ドーサを塗る事で金箔が支持体の和紙に密着し、さらに金箔の上からも絵具で描写できるようになります。金箔は金属なので、そのままだと水性の絵具は弾いてしまうんですね。このドーサは、銀箔などの「腐食止め」にも使用されます。

8)箔がはみ出た「キワ」のところを補正します。カバー力の強い絵具を濃いめに溶いて、キワにはみ出た金箔を塗り隠していきます(「箔を殺す」と言う言い方をします。ぶっそう〜)。


9)さて、全体をカバーし終わった様子。ご覧の通り、あとで描き込んじゃいますのでかなりざっくりやってます(あくまで私の場合)。

でも、「お肌」のところだけは神経質になって、なるべくキレイに避けて箔を貼っています。なぜならお肌の部分はなるべく和紙の地を生かし、絵具を薄く、均一に、粒子の細かい絵具がぴったり紙に密着した、「美肌」を作り上げたいからデス!はみ出したところを別の絵具でカバーして、できるだけ地色を変えたくないからなんですね。

そう、まるで微粒子ファンデーションが地肌にぴったり密着するように。。。この辺の「美肌」への思いは、女性なら分かっていただけるんじゃないでしょうか!?



10)あとは、消えてしまった線を書き起こしたり、模様を描き込んだりと、塗り←→描き込みの繰り返し。どんどん描き進めていきます。

と、金箔の重要なところは以上なんですが、一応次回、余談も含めて「鷹男」を最後まで仕上げようと思います。

つづく


注3)金箔を張る際の注意!
金箔は通常「平置き」にして貼ります。小さい作品は一番上の画像のように机に載せて貼ったりできるのですが、でかいのになると、床において張ることになります。その姿勢、まさに ORZ

しかも両手にはあかした金箔を持っているので、上体を支える支点の負荷は、全てが負っています。
根詰めてやってると確実に腰の筋肉を蝕んでいき、日ごろの運動不足も手伝って、ちょっとしたことがきっかけで、ギックリ腰!をやる羽目になります。。。。
ハイ、防備録。今回かなりキツイのをやりました。。。実はこの先、腰の痛みと〆切との戦いで。。。つらかった〜。

自分のババァぶりを露呈するようでなんですが、思えば人生最初のぎっくり腰も「金箔」貼りの後でした。これから金箔やってみようという方、合間合間のストレッチを忘れないように〜!ヨガもいいみたいで、ヨガスタジオ通ってた頃は、どんだけ箔貼ってもギックリにはなりませんでした。


約2.5×4mのワニ屏風(途中)。大画面の銀箔貼りも、ヨガのおかげで腰トラブルもなく、快調でした!で、恐ろしさを忘れてストレッチを怠り、たかだが50号(約0.7×1m)でギックリ…トホホ。またおうちヨガでもはじめようかな〜。


 
   
Posted at 15:03 / diary / この記事のURL
コメント(0)
日本画の黄金背景−鷹男のつくりかた1    2010/06/09(Wed)
ソウルでの金箔展の際、金箔のワークショップを行いました(スペシャルマスターが…)。
まず金箔技法は、教会のイコンに代表されるイタリアンスタイルと、日本の金壁画に代表されるジャパニーズスタイルがあります。


イタリアンスタイルは私も今回はじめて詳しい技法を見たのですが、工程も道具も多く、ものすごくめんどくさ…いや難しいです(注1)!

一方ジャパニーズスタイルは「あかし紙」という紙に金箔をくっつけて支持体にシールのように張る、コツさえ覚えれば誰でもすぐ張れるようになる比較的簡単な技法です。道具もさほど要しません。

ところでWhat is 「あかし紙」?
表面にパラフィンが塗ってあり、一時的に金箔をくっつけ貼るときはすぐはがれるスグレモノの紙!金箔は超薄くてすぐ破れてしまうためそのままだと扱いが難しいのですが、この「あかし紙」を使うと、ぐっと取り扱いが容易になるのです。あかし紙、超使える!このまま好きな形にはさみで切ったりも出来ますよ♪

私は当然イタリア式なんて出来ないので、今回はこの日本式でご説明したいと思います。
支持体は和紙、絹いろいろありますが、今回は木製パネルに張りこんだ和紙を使用します。

◆材料
・木製パネル(M50号)
・和紙
・金箔
・あかし紙
・ドーサ(膠水にミョウバンを溶かしたもの、にじみ止め)
・膠(三千本膠+パール膠少々)
・絵の具
・鷹男の下絵
・念紙(日本画専用の転写・カーボン紙)

◆作りかた
1)木製パネルにアク止めに紙(画用紙や安い新鳥の子紙など)を下張りをしたあと、ドーサ引きした和紙を張り、下絵を念紙で和紙に転写する。


下の画像は愛用の絵具屋三吉オリジナル念紙

念紙は自分でも作れますがこれまためんどくさい。。これを発見してからもっぱら愛用!オススメです〜。

2)転写した線をガイドに墨で骨描き(基本となる描線)。必ず硯ですった固形墨を使います。墨汁は後でにじむのでオススメできません。
写真では省いてますが、骨描きしたあと、下地として溶いた胡粉に墨を少量混ぜてやわらかい色合いにした「貝墨」というのを刷毛で全体に塗っています。これは次の絵の具の定着を良くする為です。
※ちなみに私は和紙は「白麻紙」を使用しています。この和紙は真っ白なので、すこしやわらかい地色にするために、前もって「夜叉の実」という木の実を煎じた汁を刷毛で塗り、軽く染めてから使用しています。


3)金箔を貼る部分に、「黄土」という黄色い絵の具を塗っていきます。これも下地の効果と、箔が多少はがれても目立たなくさせるためです。

4)これは私だけのようですが。。。^^;私はここで箔の大きさのグリッドを、あたりとして軽く描いていきます。これで大体の箔の使用枚数が分かるので、前もって使用数分の箔だけあかせる(注2)からです。


ああこんだけ張ればいいんだな…とゴールも見えて、余分な箔を無駄にすることもなく、エコかつ合理的!
でもちょっとおケチくさいアイディアだったのか説明の後、クスクスと笑い声が。。。^^;
でも最近不景気の影響で、金のお値段、お高いんですよ奥様。大事に使わなくっちゃ!

5)さあここで金箔登場!


左より金箔包、金箔onあかし紙、竹ばさみ(竹製ピンセット)、あかし紙

日本の金箔は、箔職人さんの超絶技術により超!極うすうすなので、基本的には無風状態で取り扱います。夏場のエアコンも禁止とよく言われますが、あかすときさえ無風ならOKです(風にあたるとあっという間にとんでいきますので、自己責任で)。
竹ばさみを用いて、箔の上に置いたあかし紙をすっとなでてあかしていきます。

つづきは次回!いよいよ金箔張りますYO!


(注1:イタリアンスタイルについて)
イタリアンスタイルは今回私もはじめて詳しく教えていただいたのですが、工程も道具も多く、すっごいめんどくさくてややこしい専門知識です。あまりのめんどくささに、本場ヨーロッパの人ももうほとんど手を出さず、こうしてアジアの片隅でひっそりと継承されているとかいないとか。。。

に比べて、あかし紙を使うジャパニーズスタイルは簡単なので、技法的には世界スタンダードになりつつあるとのこと。でも技法・材料エキスパート白河氏によると、「あかし紙」で吸着した瞬間から「金」の輝きは損なわれるそうで、イタリアの黄金背景の金の延べ棒のような光沢を得るのが難しくなるそうです。なるほど〜

(注2)「箔をあかす」=箔をあかし紙にくっつけること。あかしたまま長時間置くとくっついてキレイにはがれなくなるので、使用する分だけあかすと良いです。
 
   
Posted at 07:48 / diary / この記事のURL
コメント(0)
GOLD EXPERIENCE @Seoul    2010/06/06(Sun)
ソウルでのグループショー、激たのしかったです!!!楽しすぎて、また食べ過ぎてしまった肉。。
グループショー自体は本日で終了。私自身はソウルからとっくに戻っていたのですが、愛用のバイオ君がぶっ壊れてGo to 修理。しばらくPCから遠ざかった生活をしていました。PCナッシングもけっこういいかんじw

さてさてソウルでの金箔展について。

左より、パク・ヒョンジュさん、ソン・ジュンドクさん、イ・チオンさんの作品


中央、安喜万佐子さんの作品


左よりワタクシの鷹男たち、白河ノリヨリさんの作品

白河さんとパク・ヒョンジュさんは金箔技法のエキスパートであり、私の学生時代の先輩でもあります。色々勉強になりました〜。

「この展覧会は特別な歴史や意味を帯びた金箔という画材・技法を現代の絵画表現に取り込もうとしている日本と韓国のアーティストの作品を通じて、現代美術における技法材料の側面に光を当てるとともに、21世紀の絵画の可能性についても思いを巡らす機会を提供することを目的としています」と、キュレーターのHRD Fine Art代表・原田明和さん(中央お辞儀している方)。


お客さんも、「金箔」に興味を持つアーティストが多かったとか。。

「金箔」という「材料」、そしてそれを使う「技法」に焦点を当てた展覧会だったためか、それぞれのアーティストの作品への実技的なアプローチを聞くことができ、興味深かったです。(どこそこの問屋が安いYO〜という情報交換まで。。)
参加作家さんのお話を聞いて、技法=「何を使ってどうやって絵を描くか?」というのが、アーティストにとって作品のテーマやメッセージ性に勝るとも劣らず、いやむしろ直接絡みあう重要なアプローチなんだというのを改めて感じさせられました。

私自身は改めて「なぜ私は金箔を使うのか?」というのを考える機会となった展覧会となりました。
同じ材料を使用する他の作家さんとのアプローチを比較する事で、より明確になった気もします。とにかくみなさんの作品、作品もテーマ性も、レベル、高っ!
お話できて、本当に良い刺激になりました♪
以下は、今回の展覧会に対する私のステートメントです。

「金箔について」
私は日本の狩野派、琳派といった古典絵画より影響を受け、その保存や修復ではなく、コンテンポラリーアートとしてその技法を用いたオリジナル作品を制作することで、微力ながら古典文化継承の一端を担えればと日々筆を握っています。
金箔を使い始めたのも古典様式への憧憬からですが、金箔作品がもつメタリックな迫力とゴージャス感は、他の素材の追随を許しません。また、金箔を貼る際にできる四角いグリッドは、絵の背景に独特の空間と質感を作り出し、絵具を塗り重ねるだけでは到底出来ない効果を作品に与えることが出来ます。

しかし逆を言えば、箔をバックに張り込み絵を描くだけで、簡単に古典風の、そこそこ雰囲気のある作品を作り出すことも可能です。
古典様式や技法を取り入れつつもその様式や金の質感のみに頼ることなく、独自の絵画性の追求に今後も「金箔」をフル活用していきたいと思っています。


フル活用といえば、2007年制作「おうじさまの国」六曲一双屏風。
このときは「Gold」、今より安かったな。。(※金は時価です)


Old-time Japanese painters of the Kanoh School and the Rinpa School have been a great influence on me. Instead of the restoration and preservation of those masters’ works, however, I have thrown myself into the field of contemporary art and I create my own artwork, hoping to play a role in the revival and succession of this cultural tradition.

My love and admiration of the classics undoubtedly lead me to the use of gold leaf. The strong and gorgeous impression of the metallic surface of gold leaf painting cannot be emulated by any other material. The grid pattern of gold ground gives out a peculiar sense of space and materiality which can never be achieved by simply applying ordinary paints to the picture plane.

True, when it comes to it, you can easily create an apparently classical painting that looks nice and handsome just by gluing gold leaves onto a backdrop and then painting something on it. This, however, is not my intention. I take in the traditional styles and techniques without being swallowed by them. Trying not to be overwhelmed by the power of gold, I utilize “gold leaf” to the maximum as long as it serves my creation.


次回はワークショップの内容、メイキングオブ鷹男について書きます。

ところで備忘録。バイオ修理原因は廃熱不良によるファンの変形。。。以前より海外使用のコードを変えるの忘れて日本でもそのまましばらく使用&鳥のフンがつまっていたのが原因。。。今後気をつけよ。。
でもナッシングPC生活、なきゃないでなんとかなるもんだな〜肩こり激減!でも無事直って戻ってきてくれてものすごく嬉しい。。。お帰りっ、相棒VAIO君!
 
   
Posted at 22:48 / diary / この記事のURL
コメント(0)
金箔グループショー    2010/05/18(Tue)
韓国・ソウルのHYUN GALLERYにて、グループ展「GOLD EXPERIENCE〜日韓現代金箔絵画」に参加いたします。



「GOLD EXPERIENCE〜日韓現代金箔絵画」
@ Hyun Gallery
http://www.hyungallery.com/
2010年5月20日〜6月6日

オープニングレセプション/アーティストトーク:5月20 日 18:00〜
ワークショップ「金箔絵画制作体験」5月21日、22 日(予定)
出品作家:木村了子、イ・チオン、パク・ヒョンジュ、白河ノリヨリ、
ソン・ジュンドク、安喜万佐子

(企画:HRD FINE ART/主催:HYUN GALLERY)


今回は、「金箔」という材料と、その絵画技法に焦点を当てた展覧会です。
なので、同じ箔を張るにしても、少しやり方を変えてみたりしました。
上の「鷹男」は和紙にそのまま張る「表箔」。


こちらは、「新生活」日本画バージョン。絹本に「裏箔」という技法で張っています。裏箔とは、絹本の透け感を利用して絹の裏側から箔を張る技法で、金属特有の光沢というか、ギラつきを抑えることができます。
表から見ると金糸を織った布のようで、なかなか上品な仕上がりです。

「鷹男」のほうは珍しく途中経過を撮影したので、帰国後メイキングや、ワークショップの内容などもアップしようと思っています。

そんなわけで、明日から韓国行ってきます〜♪ やきにく、やきにく。。。
 
   
Posted at 15:10 / info / この記事のURL
コメント(0)
佐伯俊男先生の個展@NY    2010/05/17(Mon)
MY心の師匠☆佐伯俊男先生の個展がNYのJohn McWhinnie Galleryにて開催されています。


佐伯俊男個展
日時:2010年5月12日〜6月12日
John McWhinnie Gallery
50 1/2 East 64th Street New York City,
New York 10065 USA

佐伯俊男HP
http://toshiosaeki.com/

※続きはこちらで。。。

木村了子ブログ@Art it
 
   
Posted at 13:43 / exhibition / この記事のURL
コメント(0)
小惑星探査機HAYABUSA!地球へ帰ろう    2010/05/11(Tue)
一昨日の9日は、2003年5月に打ち上げられた日本初の小惑星探査機・ハヤブサのおたんじょうび(打上げ7周年)とのことで、ご近所の神奈川県相模原市の「宇宙科学研究所」に隣接している博物館のプラネタリウムに、映画「HAYABUSA-Back to the Earth」を見に行ってきました。

  探査機ハヤブサは日本初の小惑星探査機。その使命は
  小惑星イトカワに着地しサンプルを採取、地球に持ち帰る。
  成功すれば、技術的成功のみならず、月以外の石を地球
  に持ち帰る、人類初の快挙となる。。。

ス、スゴすぎる!!!ニッポン・サガミハラの宇宙科学研究所!日本の誇りだ!
JAXA (宇宙航空研究開発機構)による「ハヤブサ」特設HP
http://hayabusa.jaxa.jp/

ハヤブサについてはこちらの動画でダイジェストに知ることが出来ます。
(かなり面白いです、オススメ!英訳つき)


映画では地球を出発してから数々の困難に立ち向かい、太陽系誕生の謎をさぐる「ハヤブサ」の波乱と感動に満ちた探検の旅が臨場感あふれる美しいCGで、プラネタリウムのドームに映し出されていました。

プラネタリウムで映画を見るのははじめての経験ですが、かなりイイです!
ゆったりと横たわり眺めるハヤブサの動き、星の動きとあわせてまるで宇宙を漂っているような錯覚に陥れます。
探査機ハヤブサ君の健気っぷりは、だんだん空翔る一羽のハヤブサ、生命体のように思えてきます。。。
この映画の製作者の「ハヤブサ」への愛が、ひしひしと伝わってきてもう、超!感動の嵐!
終わった頃には思わず目頭が熱く。。。どころか号泣。。。
お隣に座っていた女性もハンカチを取り出していたので、感動の涙を流していたのは私だけではない模様です。

上映しているプラネタリウムはほとんどが郊外なのですが、是非HPをチェックして、ご覧になって下さい!
上映スケジュールなど詳しくはこちら(公式HP)


ちなみに海外では、数々の危機に遭遇し、絶望を乗り越えて復活するハヤブサを「フェニックス(不死鳥)」と呼んでいるとか。
そのハヤブサは、 2010年6月13日、サンプルが入っていると期待されるカプセルを分離し、オーストラリア中部のウーメラ砂漠に軟着陸の予定。
一方、本体は地球大気圏に突入し、分解し燃え尽きる運命。。。は、はやぶさぁ〜〜〜TAT!ううっまた涙が。。。


帰りに宇宙研究所で、実物大のハヤブサ模型を見て再度感動の嵐。


裏側:各所の説明板の手作り感がすてき。


日本の宇宙開発の第一歩。ペンシルロケット。
美しい。。。!完全にアートです。

すっかり宇宙熱に浮かされて、帰ってからスタートレックのビデオ観なおしたりして。。あ〜コレクターズBoxほしいなー。。

一度宇宙ネタで描いてみたかったので、ハヤブサご帰還までに今度は宇宙空間を飛ぶハヤブサ(鳥)君を描こうと心に誓ったのでした。
がんばれ!ハヤブサ!!!地球まであと少しだ!

ところで、個展終了直後の廃人モードに加え、ハヤブサ感動の慟哭で少々疲れてしまいました。

こんなこともあろうかと!
すぐ近くの天然温泉「ここち湯」の存在を事前にキャッチ!
疲れた身体も癒して、リフレッシュ 宇宙と温泉を満喫した休日となりました。
 
   
Posted at 11:14 / diary / この記事のURL
コメント(2)
木村了子個展終了・ありがとうございました〜!    2010/05/10(Mon)
木村了子式 婚活DATE ♥ 双六」@KIDO PRESS、終了いたしました。
ご覧頂いた皆様、誠にありがとうございました!!!


今回の個展で印象的だったのは、「なぜ男性を描くの?」ではなく、「なぜ女性を描かないの?」の質問が思った以上に多かったことでした。
「女性」が「男性」を描くことの違和感というのが、ファインアートの世界では本当に強いんだなと改めて思いました。

でも、いろんな方とお話していくなかで、女性も男性も確実に興味を持ち、面白いと思ってくれる人がいる。。と感じられたことはとても嬉しく、そして励みになりました!このブログを読んで来てくださったという方も多く、これもありがたかったです(涙)。
今後も私が心から描きたいと思う男性像を、描き続けようと思います!

次はゴール展、双六完成を目指してがんばりたいと思います。
まだまだ続きますよ〜、婚活路♪
開催時期は調整中につき未定ですが、決まり次第告知します。

ゴール展開催の際は婚活双六大会でも催したいと思いますので、是非また遊びにいらして下さいませ☆

次回作も、どうぞご期待下さい!

最新作、鷹男★

来週は韓国でグループ展に参加します。鷹男は一足早く韓国へ出発!
韓流イケメン天国、モムチャン堪能しに行って参りましょ〜楽しみ♪
 
   
Posted at 10:50 / info / この記事のURL
コメント(0)
鷹男ものがたり    2010/05/05(Wed)
開催中の個展、木村了子式:婚活Date ♥ 双六 Start!@KIDO PRESS。
今週で8日(土)で終了です。是非ご覧になって下さい!

ところで、さいきん鷹にはまってます。。。


今月韓国で行われるグループ展に出品する作品のアイディアスケッチ。
金箔地の花鳥画として描いています。
しばらく「婚活」ネタで現実と向き合ったので、今回は現実逃避…じゃなく、ファンタジー色を強めてみました。

彼の名前は、鷹男。。。
一時期、鷹:ハリスホークをペット(鷹猟も)にしている方の某ブログにはまってしまいまして、あまりの愛らしさにしばらく鷹飼いたい熱に浮かされて、つい描いてしまった鷹男君。
髪型は鷹らしく、ちょっと前髪をつまんだソフトモヒカンにしてみました。。。。。

素敵な鷹になれるでしょうか?現在急ピッチで制作中!
タイトルも考えなきゃ。「花鳥図・鷹男」じゃそのまんますぎか^^;

「鷹男ものがたり」としたのは、ワークショップのため珍しく途中過程を写真に撮っているので、そのうちupしようかともくろんでいるからなのでした。


こちらはその鷹ブログで発見した「富士(フジパン)、鷹、なすび」。

これ最高(笑)!お正月の初夢で見ると縁起のいいもの一覧です。


猛禽類はペットにするのは大変みたいですが、鳥好きの憧れです〜。
でも、私の文鳥狩られちゃうかな。。?


ぼく、えさ?

 
   
Posted at 08:55 / diary / この記事のURL
コメント(0)
無邪気な熱帯魚・亀井徹展    2010/04/25(Sun)
昨日で終了してしまったのですが。。。亀井徹さんの個展@成山画廊
最終日はご本人もいらっしゃったとのことで、訪れた方も多いのではないでしょうか。

さて亀井さんの作品。画集の名前「ヴァニタス」にあるように、そのモチーフや構成にあらゆる意味を持たせる静物画「ヴァニタス画」を得意とする画家さんでありますが、ご自身を蛇神やミノタウロス等に化身させた自画像も多く描いてらっしゃいます。


そんな今回のメイン作品、「思惑」、油彩、50号です。


「今回亀井のセルフポートレイト、変身願望は得意の水泳によって水中で開花し、たゆたう気持ちを表したドラマティックな表現となりました。(成山画廊HPより)」

ウツボと遊んでいるのは海中の「蛇神」に扮した亀井さんご自身の姿。「蛇神」は以前も描かれていましたが、暗い画面からぼわっと浮かび上がるような色使いの以前の作品に比べて、今回の作品は全体的に明るく華やかな色味。タッチも描く対象により微妙に変化しており、雰囲気もぐっと変わったように見えました。

蛇神の表情も神秘的というよりは、なんとも無邪気なお顔。
成山さんのご説明によると、亀井さんはこの絵を描く為に池袋のサンシャイン水族館にスケッチに行ったりしたそうです。これは美しく泳ぎ回る数々の魚に囲まれ童心に返る作家の、素直な表情なのかなと勝手に萌えて。。いや想像して楽しんでしまいました。

彼の絵についての感想は、以前のブログ記事に詳しく書きましたので、是非ご覧下さい。。かなりミーハーな内容で恐縮^^;
「自己投影カタルシス★亀井徹展」


ファインアートの世界で美しき男性像を描いているアーティストは、美しい女性を描いている作家さんに比べて圧倒的に少ないです。
亀井さんは昨年画集も出版され、注目度もひときわ!今後もガンガン美しきご自分、男性像を描いていって欲しい、注目の画家さんです。


亀井徹画集「VANITAS」(サイン本)はこちら
editions treville online shop


 おまけ 
魚つながりということで。。。


私の「マーマン」もしつこくご紹介☆。成山さんにも「これ素敵」とお褒め頂き^^vほくほく。
今年の夏は人魚群像(もちろんオンリーイケメン人魚!)を描くつもりなので、その前に素敵な絵を見れてヨカッタ!
 
   
Posted at 14:41 / exhibition / この記事のURL
コメント(0)
 次へ | 前へ  
 
 Powered by ブログ作成ならヤプログ!