五月二日、雨。
May 02 [Wed], 2012, 10:12
雨の日の足元、くしゃりとなっている何かを踏まないように避けながら一瞬だけ目を凝らすと、二つ折りになってふやけたムカデの死骸だった。
察するに生前はなかなか立派なムカデだったのだろう。
むちっとした体とその節々、両側から生える朱色のとげ(きっと足)、ふやけていても尚わかる頭の形。
ああ、気の毒にね。
せめて土の上ならばよかったのにと思う。
私は長い虫は嫌いだ。
短かろうと、足が多すぎたり、少なすぎるものは嫌いだ。
嫌いでも、哀れに思うことがあるのだなと不思議に思う。
どんな姿で道端で死んでいようと、感情が動くことは僅かも無いのではないだろうか。
実は嫌いではないのか。
「きらい」とはどういうことか。
結局ここに戻ってくる。
思えば私は、人を根本から嫌いになることができなくて、何年か苦しいのだった。
察するに生前はなかなか立派なムカデだったのだろう。
むちっとした体とその節々、両側から生える朱色のとげ(きっと足)、ふやけていても尚わかる頭の形。
ああ、気の毒にね。
せめて土の上ならばよかったのにと思う。
私は長い虫は嫌いだ。
短かろうと、足が多すぎたり、少なすぎるものは嫌いだ。
嫌いでも、哀れに思うことがあるのだなと不思議に思う。
どんな姿で道端で死んでいようと、感情が動くことは僅かも無いのではないだろうか。
実は嫌いではないのか。
「きらい」とはどういうことか。
結局ここに戻ってくる。
思えば私は、人を根本から嫌いになることができなくて、何年か苦しいのだった。
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