いことと悪いことの区別がつかないのか

November 05 [Tue], 2013, 17:56
いいことと悪いことの区別がつかないのか!」
 壁を握り拳で、バン、と叩く。もうこの怒りは何かにぶつけても収まりそうになかった。
「うるさいなぁ」
 しかし僕の怒りなど、蛙の面に小便といった表情で、妹が言った。
「別にいいじゃん、向こうが出すって言うからもらってるだけだし。それに私もアンタの客にお茶とか出したりさせられたし、これくらいはその見返りとして……」
 バシッ!
 その口を僕は、妹を平手打ちすることで塞いでいた。
「何すんのよ!」
「お前は自分のしたことが何なのか、モンクレール 2013
わかっているのか!」
 怒鳴る妹に、僕は怒鳴り返した。
「お前――その金は僕を説得してくれることを期待してお前に払った金だ。だがお前は僕を説得する気などないんだろ? それなのに説得をダシに金を受け取る――これは詐欺だ! 立派な犯罪だぞ!」
 そして、妹の後ろの家族にも目を向ける。
「お前等も同じ考えなのか……今まで散々僕をいたぶってたくせに、自分達より下に置けなくなって、憂さ晴らしの相手として使えなくなったら、僕を使っての利益は何でも吸い上げる。お前等には節操がないのか! 恥を知れ! 恥を!」
 許しを請うてほしかった。
 自分達のしたことが、悪いことであったと、わかってほしかった。
 だけどその思いは、如何に甘いものであったかを、もうわかっている。
 家族は皆、罪のありかをどこかに忘れたような顔をしている。
 それが、僕の怒りを更に加速させた。
「ケーちゃん。私達はそんなつもりはないわよ」
 祖母が笑みを浮かべる。
「私達だってケーちゃんを預けるのに一番いいチームを選んだ。ダウン メンズ 人気
一番あなたを高く買ってくれた――つまり、一番あなたを評価したチームと契約したのよ。結局人間、自分を一番評価してくれる人のところへ行くのが一番幸せなんだから。私達だって、あなたの幸せをちゃんと考えたわ」
「そういうことだ。それにそれだけ金が出たら、お前の一生は取り合えず安泰だろ? なのにこの好機をお前は綺麗事で逃そうとしているようだったからな――親として、わが子が道を踏み外すのを放ってはおけない。だから親の権限で、子供を正しい方向へと導いただけだ」
「……」
 屁理屈だ。だが、法廷論拠としては、十分通る言い分。
 大金を得る契約が、子供の将来を考えてと言えば、筋は通る。親権というのはそれ程強い。
「――金を出せ」
「あ?」
「僕と契約したチームから貰った契約金をここに出せ! 今すぐに!」
もうこうなったら、そのお金を全額返して、モンクレール アウトレット 店舗
この契約を遡って無効にしてもらうしかない――
「ああ、それは無理ね」
母親が言った。
「表の張り紙見なかったの? 私達、店を閉めてこの家を出て行くのよ。もう引越しの準備も進んでいてね。東京の城南にある億ションを買って、一生遊んで暮らすの。その億ションの頭金でかなり使っちゃったからね」
「ふ――ふざけるなよお前!」
 あまりのひどさに言葉も失いかけたが、さすがにこれを聞いて僕も黙ってはいられなかった。気がついたら僕は既に母親に詰め寄っていた。
「はい、アンタには、これとこれ」
 しかし母親はおくびにもせず、僕に二通の封筒を取り出した。
 それは、僕の契約した中東チームの案内書と、退学届と書かれた封筒だった。
「アンタ、埼玉高校を退学して、来月から中東に行くのよ。契約は2年契約で、その間の給料は、こちらの口座に引き落ちることになってるから、必要な分だけ私達がアンタに送金するわ」
「は?」
「その先はもう好きにしなさい。2年契約が終わればアンタも20歳だしね。私達もあなたの親権が切れるあと2年
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