ppさて、「先生、除菌してください」と言われて、br 「ハイ、ハイ」という医師は、まずいないでしょう

December 18 [Thu], 2014, 14:02

最近、ピロリ菌の除菌を求める患者さんが増加しました。
今年2月から慢性胃炎の除菌も保険適応になったからです。
それまでは、胃潰瘍と十二指腸潰瘍のみが対象でした。

そうした報道を受けて、除菌希望者がよく受診されます。
ピロリ菌が胃がんの原因のひとつであると言われています。
確かにそうですが、「ピロリ菌=胃がん」ではありません、。

「ピロリ菌感染→慢性胃炎(萎縮性胃炎)→胃がん」です。
慢性胃炎というワンクッションが入って胃がんになります。
ピロリ菌がいない胃がんもありますが、多くはありません。

日本人は、世界的にみても胃がんが多い国民です。
大腸がんが多い訪米とは対照的です。
もっとも日本人の大腸がんも、すごい勢いですが。

日本では毎年5万人が胃がんで亡くなっているそうです。
5万人と聞くと、近くにある甲子園球場を思い出します。
ものすごい数ですから、やはり国家的課題です。

幸い、早期発見・早期治療で多くの命が助かります。
早期胃がんの5年生存率は、60%を超えています。
胃がんこそ、早期発見・早期治療の病気です。

胃がんの95%は、ピロリ菌感染に由来しています。
肝臓がんの多くがB型・C型肝炎に由来するのと似ています。
胃がんは、ピロリ菌の除菌で、3分の1程度まで減らせます。

さて、「先生、除菌してください」と言われて、
「ハイ、ハイ」という医師は、まずいないでしょう。
「ええ、どうして?」と思われるでしょうか。

実は、本当にピロリ菌に感染しているかどうか、
また胃がんがないかどうか、をハッキリさせないで
除菌療法に移ることはできません。

そのためには、胃の内視鏡検査を受けることが前提です。
「ええ、そんなー」と文句を言われる人がよくいますが、
順番を守らないと除菌はできません。

胃にピロリ菌がいるかいないかは、内視鏡検査の時に
胃の小さな粘膜片を採取すると、すぐに分かります。
CLOテスト、といいます。

あるいは、内視鏡検査(胃がんの有無の確認)後に
UBT(尿素呼気試験)をやってもいいです。
「今、ピロリ菌がいるかどうか」を明確にすることが大切です。

今日申し上げたいのは、内視鏡検査を受けてからでないと
除菌療法は始まらない、ということです。
知っているようで知らない人が多いので、書きました。

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