「超高層建築ブームは経済衰退の兆し」は歴史の教訓=中印の建設ブームに不安の声―米メディア

January 21 [Sat], 2012, 11:09
mediaid312012年1月15日、環球時報によると、米AP通信社は12日、中国とインドの超高層ビル建設ブームが経済衰退の兆しである可能性を指摘した。
ある研究報告書によれば、超高層ビルの建設がブームになると、その後景気が後退する傾向があるという。
投資銀行バークレイズキャピタルが過去140年間における超高層ビル建設と景気について調べた結果、超高層ビルの建設がブームになると金融危機が訪れるという関連性があることがわかった。
歴史的に、超高層ビルの建設は融資が得られやすいことや地価の上昇、過度に楽観的な見通しによるもので、ビルが完成する頃には景気後退に陥るという。
現在、中国は超高層ビル建設ラッシュのまっただ中にあり、世界全体の超高層ビル124棟のうち約半数にあたる53が中国にある。
新たに建設される高層ビルの約8割が地方都市で、バークレイズキャピタルはこれを建設バブル拡大の証拠だと指摘している。
インドには現在超高層ビルは2棟しかないものの、建設中のビルは14棟もあり、今後過大な超高層ビル建設ブームが訪れるとみられている。
翻訳編集岡田非常に面白い視唐セと思う。
西洋の人は、旧約聖書のバベルの塔の話から、高い塔がその社会の衰退の兆候だという発想をしやすいのかもしれない。
大阪の2つの建物、りんくうゲートタワービルとワールドトレードセンターを見ている大阪人にも、ものすごく説得力のある説だろう。
この2つはいずれも256mで、日本で2番目、3番目に大きなビルである。
1位は横浜ランドマークタワーいずれも、大阪府と大阪市の、三セクがバブル期に調子にのって建てたもので、ものの見事に失敗して、今行くと、周りに人かげを見つけるのさえ稀であるというぐらい閑散とした風景の中に、空しく250メートルのビルが建っているさまは壮観である。
本当に説得力のある説である。
この記事では、バークレイズキャピタルの研究によると、超高層ビルの建設は融資が得られやすいこと地価の上昇過度に楽観的な見通しによるものという3つの要因から、建設バブルの崩壊に結びつくという。
僕は、もう10年以上前からだと思うが、上海はやたらと高層ビルばかり建てて、あき事務所だらけでもうすぐバブルが弾ける、という話を聞いていたけれど、どうなったんだろう僕はこの記事を見て、また別の発想をした。
まず、超高層ビルの建設は融資が得られやすい、というところに付け加えれば、そういう高額のビルを建てられるということは、大組織が主体になっているはずである。
大組織というのは硬直的なことが多い。
大阪の2つのビルの場合は、行政である。
民間に比べればビジネスのセンスは悲惨でサい。
おまけに前例主義で動くので、いつも時代から一歩遅れて動き出す。
だから時代とズレる。
ということが、少なくとも大阪に関しては言えると思うし、バブル時代に、高層ビルだけじゃなくて、全国各地でいくらでもド田舎にムに立派な建物や土地開発をしたということがあると思う。
大規模開発の主体は、大組織の硬直的でセンスがサく、おまけに行政の場合、結果に対して無責任でも実行できちゃうという体質がありがちだ。
そういうのが悲惨な結果に容易に結びつくというのがあると思う。
それから、バークレイズキャピタルの研究対象は過去140年ということだ。
だいたい工業社会が始まった時から今まで、ということになると思う。
ところで今は、ドラッカーなどの指摘によれば、先進国では工業社会が終わって知識社会に入っている。
中国やインドはいまだ工業社会である。
つまり、その国の経済成長の主体は工業である。
日本は、工業の比率は多くても、もう成熟化していて、工業によってはほとんど成長できない、という意味で知識社会である。
日本のバブル崩壊というのは、日本の工業社会の終わりということだと思う。
工業社会が提供できる豊かさというのは、モである。
ソフトとハードはキッパリと切り離せるものではないが、あえて分ければハードの豊かさを提供するものである。
そういうハードなもので、いちばんすごいものの一つが、高層ビルだと思う。
少なくとも、これ以上でかいものはない、というぐらいでかい人工物だ。
だから、高層ビルというのは、これが工業社会が提供できるもののピークですよということが言えるのではないかつまり、もうこれ以上のものは工業社会は提供できませんというところまで来てしまった。
つまり工業社会の成熟で、もうこれ以上成長できない。
それでも工業にこだわれば、日本のバブル崩壊後のように、いくら公共事業で10年も20年も支え続けても二度とかつてのようには成長しないということになる。
だから、高層ビルというのは、われわれの社会もついにここまで来たかと、みんなが感慨と誇りをもって眺めたりする用のものということが言えると思う。
つまり、ある時代のピークを意味すると思う。
ピークというのは、次に谷がM男来るということだ。
ちなみに、バベルの塔は、建てたら、建物が崩れるんじゃなくて、人々が意思疎通ができなくなるというのが面白い。
これは、養老猛のバカの壁みたいなことではないだろうか高い建物は、工業社会的繁栄を象徴する。
ハード、物質的なものを豊かさと思う社会は、ソフト、内面、精瑞ォを軽んじる。
そして物質的繁栄は、周辺から価値観の違う人も吸い寄せる経済力がある。
そうすると、いろんな価値観の人が集まって、うまく意思疎通ができなくなって、お互いのことがバカだとしか思えなくなる。
そこに何かトラブルがあるのは分るけれど、何が起こっていて、どうすれば解決するのか、見当もつかなくなる。
そうすると、ハードの豊かさはあふれかえっていて、今さら新鮮さもないし、新たに起こった問題解決にも無力である。
そうするとますます物質的豊かさの魅力は薄れ、人びとは内面に興味を向けるようになる。
これが、20世紀後半に、先進国で起きた工業社会から知識社会への移行である。
ところで、中国やインドなど新興国は、まだ工業社会のピークとはとても言えない。
中国はむしろ政治的なリスクが大きいと思うけれど、高層ビルは、金融面をうまく政府が支えることができれば、問題は致命的にならないと思う。
不動産価格が暴落することはありえるだろう。
するとそれを担保にとっていた金融機関が不良債権を抱えて金融機関が麻痺する、という事態を当局がうまく回避できれば無問題で終わるかもしれない。
中国の場合はインフレなどのほうが暴動などに結びつきやすいので、よっぽど危険だと思う。
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