米インターネット検索大手グーグルは技術的な問題のために、30日に中国で広範にわたってウェブ検索が出来ない状況が発生した、と明らかにした。
同社はこの問題について、ユーザーが同社サイト上で検索機能を使用する際に、ウェブサイトのアドレスに表示され始めたテキスト文字列が原因だと表明した。こうしたテキスト文字列のために、通常なら遮断されない検索を中国の検閲システムが遮断する状況になったという。
グーグルの広報担当者によると、こうしたテキスト文字列には、中国の検閲官により遮断されているサービスの「Radio Free Asia」を連想させる「RFA」という文字が含まれていた。
同広報担当者は、「われわれは現在、この問題の解決方法を検討している」と述べた。
同社はどのようにしてこの文字列が発生したかについては説明していないが、同広報担当者は、この問題は「グーグル側の一部変更により誘発されたもようだ」と語った。
グーグルが先週、検索エンジンの検閲を停止して以来、インタネットのユーザーはグーグルによるサービスの利用限度に注視している。同社は中国本土版ウェブサイトのユーザーを同社香港版サイトに自動転送する措置を講じている。
中国全域にわたる都市のユーザー何十人もが30日午後遅く、グーグルの香港サイトでのウェブ検索すべてで「ページを開けません」というエラーメッセージが表示された、と報告し始めた。「幸せ」や「木」といったごく日常的な用語の検索でも、こうした現象が発生したという。グーグルの世界主要サイト「Google.com」上での中国からの検索でも、多くのユーザーがエラーメッセージを受け取った。
グーグルが自主検閲しないサービスに切り替えたことから、ウェブサイトのアドレス中の用語やフレーズ次第では中国のウェブサイトフィルターが誘発され、一部の微妙な検索結果の閲覧は引き続き遮断される現象が見られている。ただ、30日に発生したサービス中断はこれよりずっと広範に及んでいた。
【3月31日7時21分配信
ウォール・ストリート・ジャーナルhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100331-00000301-wsj-int