プレゼントは私? 

December 17 [Mon], 2007, 22:16


三年後設定で誕生日ネタ。
神楽ちゃんの帰郷(恋人設定)














今日は七夕。
七夕と言えば天の川、天の川と言えばミルキーウェイ。
今日は真選組の公務は全休だった。
その代わり隊士全員でかい笹に願い事の書いた短冊を括り付ける。
近藤が隊士全員の願い事が叶います様に、と思い立っての行動らしく、真選組結成当時から在る行事なのだそうだ。


「近藤さーん」
「ん、どうしたー総悟」

短冊は一人何枚でも書けるので皆必死になって書いていた。近藤もその内の一人らしい。短冊とマジックペン(太)を手にしていた。

「近藤さんは何の願い事をしたんですかィ」
「お、俺か?そりゃぁやっぱりお妙さんとラブラブになれます様にとーお妙さんと結婚出来ます様にとー」

近藤の願い事は専らお妙さん関連だ。

「じゃぁさ、総悟は何の願い事をしたんだ?」
「俺ですかィ」


俺は―・・・



「…アイツが、欲しい…って書きやしたぜ」
「ん、アイツ―・・・?」
「そうですぜ。アイツ」

そう言って手にしていた短冊を笹に括り付けると近藤にひらひらと手を振り、自室への道を辿った。


「なぁトシ」
「…なんだ」
「総悟の言う『アイツ』って誰の事だ?」
「…………チャイナ娘だろ」
「あ、懐かしいなぁ。そう言えば夏になったら帰って来るんだっけか」
「確かな」
「総悟も艶っぺー事言うなぁ」
「…ま、あの歳だからな。女に縁のねぇアイツがそこまで執着するってーのも中々乙なモンだぜ?」
「そうか。それもそうだな」

近藤も納得したのか満面の笑みを浮かべた。



***


現在時刻は23:59分。あと一分で日付が変更される。

沖田は自室で愛刀を磨いていた。

「アイツ、来ねーかなァ」

そう小さく呟いたのと同時に日付が変更され零時に。
それと同時刻、屯所の電話が鳴り響いた。

勢いのある黒い電話のジリジリと言う音が小玉する。
…これは、期待してもいいのだろうか。

ドタドタと煩い足音がこちらに向かって来る。
これはもしかして、もしかしなくとも―

「たっ!隊長!あのっ…チャイナさんからっ…!」

…やっぱり。

踊る心を落ち着かせ、平静を装い受話器を取る。

「…もしもし」
『もしもし総悟っ?』

久々に聞いたソプラノボイス。
紛れもなくチャイナのものだ。

「久しぶりだなァ。何時帰って来た?」
『たった今ヨ!今ターミナルネ!』

良かった。どうやら一番に俺に伝えてくれた様だ。
(一番最初に声を聞いたのが山崎だってのが癪だが)

「ん、今から…行く?」
『ウンっ!―・・あ、そうご』
「ん?」
『たんじょーび、おめでとうアル!』


忘れてた。今日は自分の誕生日だったっけ。
…もしかして、笹に書いた願い事が叶った――?


「…今晩は………寝かせねーからな」
『ひゃー怖いアル』
「いやぁマジだから」
『あははっ!』









プレゼントは私?









***
因に神楽ちゃんは翌日酷い腰痛で一日介護生活でしたとさ☆←


2007/12/17


橘 小梅

ピーターパンシンドローム 

December 17 [Mon], 2007, 22:05

※神楽ちゃんのお父さんは大手企業のシャチョサン、と言う事で。












「ねェ総悟」

放課後神楽は沖田の部屋で、回り諄い言い方をすれば恋人特有の情事を済ませた後裸のまま沖田と抱き合っていた。神楽は眠っていたもの、とばかり思っていた沖田は突然腕の中から声がし、少し驚いた。

「なんでェ神楽。起きてたのかィ」
「ウン」

神楽は沖田の締まった腹に顔を擦り寄せながら小さく言葉を紡いだ。

「あのネ…?私もうちょっとで皆とも総悟ともお別れヨ…。だから・・ずっとこのままで居たいって思うネ…」

神楽の声は酷くか細いものだった。

「―泣いてんのかィ……?」

神楽は返事の代わりに顔を腹に押し寄せた。
神楽の肩は微かに震えていた。

「神楽、泣くなィ。…別に故郷に帰ったからってもう一生会えねェ事はねェんでさァ。時間はかかりますがねィ、会おうと思えば簡単に会えるんでさァ」

沖田は優しく神楽の頭を撫でた。

「総悟とも…?」
「あァ。会えまさァ」

それまで沖田の腹に沈んでいた顔が浮かんだ。

「何だか安心したアル。」
「そうかィ。そりゃァ良かった」

沖田も神楽の肩を抱いた。

「…あ、そう言えば総悟は卒業したら進学するカ?それとも就職?」
「んー…今んとこ進学かねィ」
「そうアルカ。私もネ、進学出来ればしたかったヨ。でもネ、国に帰ったらきっと見合いアル」
「み、見合い…?」

沖田は素っ頓狂な声をあげ、神楽を胸から引きはがした。
(…あ、今裸だった)

「そうヨ。見合い。パピーの会社、大きくする為だって。だから私多分結婚させられるアル」

沖田は幾分かトーンの下がった神楽の言葉に絶句した。今時政略結婚と言う事にも勿論驚いたが、それ以前に神楽はそれで素直に結婚するのかと言う所に疑問を持った。

「神楽は、そんなんで良いのかィ?これからの人生」
「……ホントは嫌アルよ…?でも、兄ちゃんが家出して居ないし、残ったのは私だけネ。だから…仕方ない・・のヨ…」

神楽は表情を歪めた。

「…じゃぁさ…」
「?」

「その縁談…が来る前に…さ、結婚しちまわねェかィ」
「………誰と」
「俺と」
「誰が」
「お前が」

神楽は一瞬そこだけ時が止まったかの要に固まりまた直ぐに戻った。

「嬉しいアルヨ…。でも、でも!そんな事したら私……っ」
「…ん?」
「パピーを裏切る事になるヨっ…?」
「…大丈夫でさァ。俺が…」
「……?」

神楽は涙目で沖田を見上げる。

「俺が神楽の親父に認められる様な野郎になりゃ良い話だろィ?」
「……う、うん………!」






ピーターパンシンドローム

(貴方との未来が楽しみです)







***

携帯サイト運営時ある素敵なお友達に捧げた小説。
回り諄く、そしてさり気なく微エロ 笑

2007/12/17


橘 小梅

ねぇこの声が聞こえる? 

December 17 [Mon], 2007, 21:54

注※沖神両思い設定で神楽死ネタです。











神楽が死んでから一週間。

いきなりの死に悲しみを抑えられず、あまり泣いた事のない俺が、泣いた。

泣いた、泣いた、泣きまくった。

あんなに元気だった恋人が、急に死んでしまった。
何で、何故、どうして。

いつもあんなに激しい喧嘩したって平気で、数分すればケロッとしていたのに。
以前アイツは言っていた。

『夜兎はこんなものじゃ死なないヨ』

何だよ、アレは嘘かよ。
おい、死んだなんて嘘だろ?
また喧嘩しやしょうよ。
…また、可愛い声、聞かせて下せぇよ…




沖田は屯所の縁側に腰掛け、何時も以上にボーっとしていた。
何時もなら、土方が怒しにくるのだが、今は見兼ねて来ない。
近藤も部下の事を思い、沖田には何も言わない。

最早、沖田の目には何も遷っていなかった。

いきなり過ぎる恋人の死。
どう受け止めればいいのかすら判っていなかった。

大切な人を二人もなくし、心も身体もボロボになってしまった沖田はどうしようもなかった。


沖田不意に空を見る。

青い、青い、大きな空。
太陽がサンサンと照りつける。

「…か、ぐら、」




(ねぇ、聞こえますか?貴女は今どうしているのですか?
天国で、元気にやっていますか?
僕はそれを願っています。
戻って来てくれ、とは言いません。
そしたら貴女を縛ってしまいそうで。
僕は貴女が天国で幸せに暮らしてくれる事を願っています。
逢いたかったらいつでも逢いにきて下さい。
怖がったりしません。

僕はいつまでも落ち込んでいようとは思いません。
本当は貴女と歩んで行きたかったこれからの人生,貴女の分まで精一杯楽しく,幸せに生きようと思います。
その役目を果たしたら、貴女に逢いに行こうと思います。

だから、貴女は僕の事を見守っていて下さい。)







ねぇ この声が聞こえる?

(聞こえていればいいな)








***

自分でも何を目的として書いたのか覚えていない作品(最悪



2007/11/17


橘 小梅

こんばんは。 

December 17 [Mon], 2007, 21:37
私の親友とも言える人が、私を励ましてくれた。
一時心ない沖神アンチの方に深い傷を負わされ、沖神が怖くなった私だけれど。
やっぱり今まで大好きだった沖神を急に嫌いになるだなんて、出来なかった。
意志が弱い自分に失望したけれど、好きなものを「好き」って言える事は、幸せな事であり、私はそれを実感したいと思っている。以前は「サイト」としてやっていたけれど今日からは新しく再スタート。今までアップしていたも作品を加筆修正しアップしていきます。宣言しますよ。私はもう、燃え尽きるまで、手放したりは、しない。「あ、またやっていたんですね。こんにちは」と言う方も居れば、以前は携帯サイトだったので「初めまして」な方も居られるかと思います。これからは芦花改め「橘 小梅」(たちばな こうめ)としてやっていきたいと思います。こんな優柔不断で意志の弱い私ですが、何卒、宜しくお願い致します。
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