自由な人

December 12 [Fri], 2008, 23:56
足を切られ

腕をもがれ

目をつぶされ

耳を焼きふさがれ

口は縫い付けられ



血だるまになったとき



心はだれにも支配されないことに気づく




人生はいつも

少しだけ

間に合わない




好きだよ

December 11 [Thu], 2008, 23:10
夢中になっている横顔

むきになっているふくれっ面

泥だらけになって走っているところ



ひたむきで まぬけで かっこ悪い

そんな瞬間のあなたが大好き



握りこぶしで耐えている

やりきれなくてため息が出る

あきらめきれない何かがある



がんこで わからずやで どうしようもない

そんな瞬間のあなたが大好き



本当のことを言うと嫌われる

分かっていても抑えられない

不器用な正義しか武器を持たないあなたが大好き




生きにくい生き方を 自覚なく平気で選ぶ

そんなあなたが大好き



笑われても バカにされても

真実と信じたものを決して裏切らないあなたが大好き



あなたを見ていると 泣けてくる

嘘をつくのが嫌になる




いつもどおり

December 10 [Wed], 2008, 23:29
嵐の中

あわてもせず うろたえもせず

私の手を引いてくれた



幻想に焦がれているのが恋なら

全てを受け入れてそばいいるのが もしかしたら

愛なのかもしれないと

このごろ思い始めた



あなたに会っていなければ

私は死んでいたと思う



世界にあふれる笑顔も知らず

光に満ちた朝を忘れ

子供を産むというこの上ない幸せにも背を向けて

私は死んでいたと思う



激情もなく

甘い言葉もなく

ただそばにいる

確かな存在を感じる

想像したこともない 幸福



明日もいつもの朝が来る

その一瞬

December 09 [Tue], 2008, 13:52
野生の小鹿が敵の目から逃れるために茂みに身をかがめる

太平洋の真ん中でジンベイザメが白波を巻き込みながら大きく旋回する

忘れ去られそうなチュベローズが月明かりの下で音もなく花を咲かせる



その瞬間












人間たちは何をしてる

雨の庭

December 08 [Mon], 2008, 14:33
真夜中にあなたを産んで

迎えた朝は 静かな雨が降っていた



誰に教えられたわけでもないのに 夢中になってミルクを飲むあなたの

やわらかなぬくもりと

静かな雨の音




言葉などなくても

全てがやさしさに満ちて

胸が切なさでいっぱいになるほどだった




私が息を引き取るその日まで あの雨の朝を忘れない




世界中で戦争をたくらみ続ける男たちにも

出産を経験させてあげられたらいいのに




リアル

December 08 [Mon], 2008, 0:45
ブラウン管を眺めながら

外野席で座りながら

事故現場を通りすがりながら



何を言うのも簡単だね



安全な場所から放つ言葉は

戦場に立つ人を時に傷つける



文句があるなら自分の足で歩いてみろ

あなたがいる場所は誰の手が作った安全地帯か知っているの?

自分の希望を自分の身で引き受ける覚悟を持たなければ

人生に本当の輝きなど訪れない




私は今、ともに戦場に立つ友としか言葉を交わさない




P R
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