何故、フランス語?

December 20 [Thu], 2012, 0:53

エトル・ファシネ』にコレクションされているバラは、全てフランス語でネーミングされています。
「日本生まれの純国産品種を謳っているいるのに、何故、ネーミングはフランス語なの?」
と、いつも聞かれます。

全てフランス語でネーミングされているのには、とても大事な理由があるんです。


それは。。。

現在、私たちが四季を通してバラを楽しめるようになったのは、
以前にもお話しましたが、
1867年、時の皇帝ナポレオンの王妃ジョセフィーヌの命を受け園芸家ギヨーによって作出されたハイブリットティーの第一号である『ラ・フランス』が誕生しました。
この『ラ・フランス』が誕生したことによって、その後さらに品種改良が盛んになり四季咲きのバラが沢山誕生するきっかけとなりました。
このように19世紀の後半に、フランスで、それまで一季咲きが当たり前だったバラを年間を通して楽しむ事が出来る「四季咲きのバラ」を咲かせたいという強い思いを抱いて品種改良が行われなければ、今現在、私たちは年間を通してバラを楽しむ事が出来なかったことになります。

フランス語でネーミングされているのは、ただ単純にイメージ的にお洒落なだからとか、聞こえが良いとかではなく、私たちに年間を通してバラを楽しめる機会を実現させてくれた「フランス」に最大の敬意を表して『エトル・ファシネ』にコレクションされるバラには、全てフランス語でネーミングするようになっています。



 『アムルーズ・ド・トワ』です。
 名前の由来は、「あなたに恋してる」


ローズ・ミュージアム

November 29 [Thu], 2012, 14:48

長らく更新が滞ってしまい、すみませんm(__)m

エトル・ファシネのコレクションのイメージ。
それは、まさしく ローズ・ミュージアム の世界観です。

 色のハーモニー
 香りのシンフォニー 
 咲き方のランデヴー 
 ネーミング・ストーリーへのイマジネージョン

これらの4つの魅力が、エトル・ファシネがコレクションするバラ達には備わっています。
1品種だけでも充分に味わえることが出来ますし、また何品種か一緒にコーディネートして頂けると
何倍にもその世界観が膨らんでくれます。

 今年で4回目になる、愛知県豊明市の花の正花園さんで開催されている『バラ祭り』にも展示されました。今年の『バラ祭り』は、昨年より開催されている仙台と今年より下関でも開催され、同様にエトル・ファシネのバラ達を展示して頂きました。




 写真は、愛知県豊明市の花の正花園さんで展示して頂いたものです。

今後もエトル・ファシネのコレクションでは、ローズ・ミュージアムの世界観をもっと深めていけるよう、そのイメージを備わった品種をお届け出来るように努力していきます!

バラのルーツ

October 23 [Tue], 2012, 2:27

バラの祖先を辿ると、8種類の原種にたどり着くと言われています。
では、バラの起源はいつどこで始まったのでしょうか?

それは、約7000万年前の白亜紀末ごろ、ヒマラヤ山系のあたりではないかと推測されています。実は、野生の野バラ(原種と呼ばれているバラ達)は、北半球にしか存在していません。その分布範囲は、乾燥に強い原種が中近東からヨーロッパにかけて。また湿潤に適した環境で見られる原種が中国から日本を含む東アジアに存在する事から推測されています。
原初に咲いたバラの種子が様々な要因によって各地に飛来し、それぞれの異なった環境に遭遇し、その地に適した性質に変化したことでバラの祖先に当たると言われている8種類の原種へと進化したと考えられています。

また、バラ科バラ属に含まれる様々なバラ達には、他の花にはない特記すべき性質を持っています。それは、一つの種が確実に固定しておらず、色、形、性質の違う他のバラ同士で容易に自然交配が可能で、その為数多くの交雑種が生まれました。しかも一般に「枝変わり」と呼ばれる変異種(突然変異)が発生しやすいのも他の花にはあまり見られない特性です。

前述のようなバラの原種の生い立ちとこれらのバラに備わった他の花にはあまり見られない得意な性質も加わって、現在では150種類以上とも言われる原種が存在していると考えられています。


バラの歴史 Part2

October 19 [Fri], 2012, 2:17

しばらく更新が滞ってしまいすみませんm(__)m

以前に少しお話したバラの歴史についてもう少し掘り下げて今回お話させて頂きます。

今、モダンローズとして広く一般に流通している近代バラは、1867年に生まれた「ラ・フランス」がモダンローズの第一号というのは以前にお話しましたので記憶にあるかと思います。
 
しかし、この「ラ・フランス」は、不稔性(動物で言う不妊症)であった為、種子を作る事の出来ないバラでもありました。その後一層品種改良が進み、15年後の1882年に、イギリスのベネットによって、今の「ハイブリット・ティー系」バラと命名されることになる系統のバラの第一号「レディ・マリ・フィッツウイリアム」(レディ・メリー・フィッツウイリアムと呼ばれる事もあります)が作出され、やっと子孫を残すことの容易なバラが発表されました。
 しかし、まだ近年のような高芯咲きのバラではなく、どちらかと言うとオールドローズの咲き方に近いカップ咲き系の咲き方を残すバラでした。その後さらに30年の時間を経て品種改良が進み、1912年、イギリスのWポールの手によって「オフィーリア」(オフェリアと呼ばれる事もあります)と名付けられたバラがこの世に発表されました。このオフィーリアこそが、この世で初めて咲いた高芯咲きのバラの元祖と言われています。

そうなんです、現在、一般にバラらしい咲き方とされる高芯咲き系のバラは、20世紀に入って初めて登場した一番新しい咲き方のバラになるんです。つまり、今年2012年は、高芯咲きの生誕100周年の記念すべき年にあたるんですね!漫画や包装紙、近年の絵画に描かれているバラの多くは高芯咲き系のバラになり、それが今の私たちには高芯咲きがバラの当たり前の咲き方という認識を与えてくれていますが、実際は、バラの祖先は、約7000万年前の白亜紀末ごろと言われていますので、バラの長い歴史の中で高芯咲きのバラは、生まれてまだ1秒にも満たないのかも知れませんね(^_^)


エトル・ファシネのバラの魅力を語る上で、バラのルーツやバラが人に関わってきた歴史は欠かせない大切な事。またこれからも順次お話していきたいと思っています。

バラの枝変わりって?

October 02 [Tue], 2012, 1:25

毎年、バラに限らず沢山の新しい品種が生まれてきます。
特にバラの新品種は、花の中で一番多く生まれて市場に流通します。何故、バラはそれほど毎年沢山の新しい品種が生まれてくるのでしょうか?

それは、バラは種子以外にも新しい品種が生まれてくる手段を持っているからなのです。

通常、花の新品種は、親となる品種を掛け合わせて(人工交配)新しい種子を作る事で新品種が生まれてきますが、バラにはミューテーション(突然変異)によって咲き方や色が違う花を咲かせてくれます。
今、出回っているバラの中には、本当にこれとこれが同じ花の咲き変わりから生まれた兄弟なのかと目を疑うような色や咲き方をするバラがとても沢山あります。
学術的に、何故このような枝変わりが発生するのかは、少しづつ解明されてきて、実際にこの枝変わりの発生をコントロールする事により、既存の優れたバラから色や咲き方の違う新しい品種を生み出す事にも着手されてきています。
分子遺伝学という分野になるのですが、特にフランスでこのバラの枝変わりに関する研究が始まり、日本でも近年研究に着手されフランスと日本の協同研究にまで発展してきています。まだこの研究の日はそれほど深くなく、これからいろいろと解明されていくことでしょう。

(学術的にもっと興味のある方は、

      https://sites.google.com/site/kjkawamura/home
  
      こちらのHPに詳しく記載されていますのでご覧下さい。)

エトル・ファシネでは、ビジュー・ド・ネージュが、唯一、ある既存のバラの枝変わり品種としてコレクションされています。


フラワー・ルネッサンス(花の進化改革期)を迎えて

September 24 [Mon], 2012, 1:41

第二次世界大戦終戦後、世界的にも日本的にも大きく産業成長をしてきました。

そのサイクルは、20年前後で変動していると思うのですが、戦後〜昭和40年くらいまでが開拓期、それから20〜25年間が進化発展期、そしてその後今日に至るまでが成熟期となっていると思います。
しかし、ここにきてまた新しい変化がみられるようになり、成熟期から、さらに新たな進化改革期に目覚め始めたように感じています。

花業界にも、その波は例に洩れることなく確実に押し寄せてきています。
フラワーショップ、市場や中卸などの流通業態、生産者、種苗会社、それぞれの業態で出来うる花の需要拡大への進化改革が個々に始まってきています。

 切花の消費は、長年、ブライダル業界が、消費量と価格の両方を引っ張ってきましたが、数年前くらいから変化が表れ、消費の数量(本数)は量販店が、価格はブライダル業界が引っ張るという二極化が進み、数量と価格の分担が顕著に見られるようになっています。数年前までのように、消費数量も価格も、その両方がどちらかと言うと高価格帯のブライダル産業が引っ張る形から、数量に関してはリーズナブルな量販店がひっぱるようになってから、消費の伸びとは逆に価格は下降線へと移行されることを余儀なくされ、今、生産者もフラワーショップも非常に厳しい経営を迫られているのが現状です。そうした中、専門店としての立ち居地の一般のフラワーショップでは、様々な手段で、もっと身近にお花を生活の場に取り入れてもらえるよう動き始めました。こうした動きの中、生産者も同様にその為に必要不可欠な専門店として安心して仕入れ販売をしてもらえる花の栽培への取り組みも始まってきています。



エトル・ファシネのコレクションするブランドローズ達は、花の専門店として消費者の皆様に安心して提供できる魅力あるお花として、その存在価値を示すことが出来るでしょう。


ルワンジェ

September 18 [Tue], 2012, 23:24

今回は、久しぶりにエトル・ファシネのコレクションの紹介です。

  『エトル・ファシネ』き・れ・い〜kirei〜 シリーズ
   
   ルワンジェ (賞賛=仏語)

 

 ブルーベースのややシックな雰囲気のある深いピンクのディープカップ咲き。
 高温期は、蕾の時、少し色目が淡めになるが、低温期の色は結構深みが増します。
 咲き方は、重厚なカップ咲きで低温期の花の大きさはイブピアッツェよりも大きくなる。
 


名前の由来は、重厚感のある色目と豪華な咲き方が、
    賞賛にあたいする美しさから名付けられました。

目を引き付けるその色目と咲き姿は、何よりも存在感を持ち合わせ他を寄せ付けないくらいの威厳を放って咲き誇ってくれます。

カップ系の咲き方にあって、その日持ちの良さは群を抜いて長く咲いてくれます。

       
  

花時間で紹介されました!

September 11 [Tue], 2012, 23:56

先週、9月7日発売の花時間秋号、花時間別冊ウェディング号Volume2にて
エトル・ファシネのバラが沢山デザインに使用されました!


秋号の本誌では、P20から始まる「こんにちは。2012年のニューフェイスのローズ達」の
特集記事のトップバッターとして、レスプリ・ド・フィーユアティレ・パルモードが花束としてデザインされてます。
P22の「まずは、甘いピンクを」のコーナーで、オルフィークレスプリ・ド・フィーユが素敵に花瓶に活けられデザインされています。

秋号の付録の恒例のバラ図鑑では、各色別の品種紹介ページは勿論のこと
赤バラのアレンジ紹介写真(P08)に
ファムファタールがシックなアダルトチックにデザインされ、
ピンクバラのアレンジ紹介写真(P22)では、
ルワンジェが華やかさを満面にデザインされ
白バラのアレンジ紹介写真(P42)に、
ビジュー・ド・ネージュが清楚に清らかなリースデザイン。
 
そして、P75のコラム欄で、エトル・ファシネの総合的な話題で締めくくられています。

別冊ウェディング号Volume2では、

 ビジュー・ド・ネージュが、P23、P29、P39 ブーケに使用され紹介されてます
 オルフィークが、P55 ブーケに使用され紹介されています。
 どのブーケも、製作して頂いたフラワーデザイナーさんの感性によって、
 本当に素敵お洒落に仕上げて下さっています。ありがとうございました。

まだ、エトル・ファシネがコレクションするバラ達は、全国どこのお花屋さんでも簡単に手に入るバラではありません。栽培数量がまだまだ少なく、充分に皆様のお手元にお届けできないのは申し訳なく思っています。

 エトル・ファシネがコレクションするバラをお買い求めをご要望の方は、

 https://sec.alpha-mail.jp/etre-fasciner.co.jp/contact.htm

こちらのお問い合わせフォームにてご連絡いただけましたら、
現在お買い求め可能なお花屋さんをご紹介させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

新しい品種が生まれるまでの工程

September 07 [Fri], 2012, 22:52
新しいバラの品種を開発するには、様々な工程を経る必要があります。
今回は、バラの新しい品種を開発する工程を紹介いたします。

まず、思い描く新品種を想定して、親となる品種の父親(花粉採取用)、母親(結実用)を選択します。


父親となるバラから花粉を採取します。

採取した花粉を、母親となるバラのめしべに人工的に交配させます。



交配が成功したら、約120日ほどで結実し、種子が形成されます。


種子を培養地に蒔き、冷蔵庫で90日間、低温処理しながら発芽をさせていきます。



発芽後、約30日くらいでポットに鉢あげして45日くらいで1番花が咲きます。





ここで第一次選別が掛けられます。
選別する基準は、色、咲き方ですが、充分に株が成長した段階で
どういった色目でどういった咲き方になるかを予想しながらの選別をしなくてはいけませんので
ここがかなり重要な作業と言えます。



次に、栽培用ベンチに定植して、株を成長させながら、約2ヶ月後に2番花が咲いてきます。
2番花が咲いた後、さらに約50〜60日間隔で2回花を咲かせて、花形、色目、をチェックして第二次選抜に入ります
この時に、予想していた花形、色目であるか判断し、加えて生産性の予想を立てながら選別します。

生産性が良くないと、充分な供給が出来なくなるので、ここの作業もかなり重要になります。
ここまでで、品種交配をさせてから既に1年3ヶ月ほどの時間が経過してしまいます。



第二次選抜で選んだ品種を、約5〜10株に増やし、さらに生産性や花形、色目のバラつきがないか観察しながら生産上の調査をしていきます。この工程にさらに約半年掛かります。
こうして最低限の生産上の問題について開発調査した結果、さらに40株から50株くらいに株を増量し小規模生産を開始します。

小規模生産を開始後、約4ヶ月〜5ヶ月後くらいから試験出荷が始まり、花屋さんで実際に消費者へ販売可能な品種かどうかマーケティグ調査及び使用感を約1年かけて調査を致します。

このようにして、開発から約1年半以上の歳月の結果、エトル・ファシネの新品種として確定されます。
確定した品種は、国内育種品種推進同志会加盟生産者のメンバーによって栽培供給してもらう為に90日かけて苗作成され、栽培が開始されていきます。市場流通するまでには、加盟生産者によって約半年かけて株が育成され、ようやく市場出荷に至ります。
これだけの過程を経て、エトルファシネの新品種は、一般消費者の手元に届くようになります。


品種開発から、一般の消費者の手元に届くまでには、実に約2年半〜3年の時間と労力が掛かっているのです。


新しい価値観を目指して!

September 06 [Thu], 2012, 1:50

今まで求められていたお花の価値観に、新しい価値観を持ってもらう為には、どうすればいいのでしょうか?

このブログの筆者である私は、幼少期を高度経済成長の時代に過ごし、鉄腕アトムやウルトラマンを見て心躍らせながら育ってきました。そのころは、『物がないのが当たり前』の時代で、新しく生まれてくるものは全てが新鮮で、ワクワクしながらいつか自分の手にする事を夢見てた時代でもありました。

しかしながら、経済が発展し成熟しきった現在は『物があるのが当たり前』の時代となってしまい、物質的満足は、より取り見取りの買い手市場へと変貌し、いつでも自分の気にいったものだけを手に入れることが容易となっています。

花の消費から見ると、高度経済成長期の時代、見た目の豪華さからユリのカサブランカと言う品種が、花のシンボル的存在で、豪華さや華やかさを演出してくれていました。特にバブルの絶頂期には、その象徴とも言える華やかな演出にビジュアルだけで充分に主張できていました。お花屋さんに花を購入する時に、「ユリのカサブランカを下さい」と品種名を名指しで購入される消費者もごく普通に見られる時代でもありました。それも約10年ほど前からは、品種名を名指しで購入される消費者も徐々に少なくなり今でシンボル的存在のお花は見当たらなくなってしまっています。

様々な物質的満足を手に入れられるようになったと同時に、それと引き換えに失くしていったものも沢山あると思っています。物品販売において、販売する者と購入する者の間には必ず『言葉』が存在し対面販売が基本だった『物がないのが当たり前』の時代と違い、『物があるのが当たり前』の現在では、消費者が自分の手にとって自分自身でそれが自分に必要なものかどうか判断して購入する事が主流となっています。そんな現代だからこそ、今まで求められていた価値観を「ビジュアル」だけに見出すのではなく、和みや癒し等やもっと他の新しい価値観を持って「エトル・ファシネのバラを下さい」と、名指しで購入してもらえるようになり、そして、『エトル・ファシネ』のコレクションのブランドローズ達が、新たなお花のシンボル的存在になれる事を目指していきたいと考えています。


P R
プロフィール
  • プロフィール画像
  • ニックネーム:エトル・ファシネ
  • 性別:男性
  • 現住所:大阪府
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