ディケイドを見逃して、イライラして(以下略)2
August 31 [Mon], 2009, 19:07
カテゴリーに「ディケイド×ひぐらし」を追加しました。
これまでの仮面ライダーディケイドは!→http://yaplog.jp/rosadayo/archive/715
1
「それで、あなたたちは別の世界からこの世界にやって来たんですか・・・」
「そういうことだ」
俺は、光写真館でコーヒーを飲みながら士さんたちの説明を聞いていた。にわかには信じられない話の連続だった。この世界は、別の世界と融合を始めていて、その影響でさっきの“オルフェノク”のような怪物たちが現れているというのだ。このまま世界の融合が進めば世界が滅茶苦茶になってしまうので、それを防ぐために、士さんやユウスケさんのような“仮面ライダー”という戦士が戦っているという・・・。
「信じられるような話ではありませんが、さっきのような体験をしちまえば、信じるしかなさそうですね。ところで士さん」
「何だ?」
「どうして士さんは、さっきのゴミ捨て場に居たんですか?」
「ああ。それはあの絵を見たからだ」
士さんは、あのゴミ捨て場とそっくりの絵の描かれた大きな絵を指さした。
「この世界に来る時に、あの絵が出てきたんだ」
「はうぅ!おっもちかえりぃ〜!!!」
ちなみに、レナは今、コウモリのようなキバーラという小動物を追い掛け回しているのであった・・・。
「ちょ、ちょっと!助けてよ!栄次郎ちゃーん!」
「はうー!キバーラちゃんかぁいいよう!」
キバーラは栄次郎ちゃんこと光栄次郎さんに助けを求めて叫ぶが、当の栄次郎さんは、なにやら詩音と一緒にお菓子作りに熱中しているのであった。・・・というか、一週間もゴミ捨て場に倒れていたというのに、元気過ぎるぞ、レナ。通常の人間が飲まず食わずのままで一週間も倒れていて、果たして大丈夫なものだろうか?どんだけ雛見沢の子供は丈夫なんだか。
「おいレナ。お前、一週間も親に連絡してないんだろ?そんなことしてないで早く家に帰ったらどうなんだ?」
「はぅ〜。もう少し待って〜。って、おっとっと・・・!」
手の中でキバーラが激しくもがいたのか、レナはバランスを崩して、ゴミ捨て場の絵のかけられている掛け軸にぶつかった。すると・・・
その勢いで、新しい絵が現れた!
「今度は何の絵だ?」
「士さん。これは、古手神社の絵です!」
「神社?それって、この世界にあるのか?」
「はい。そうですけど」
「おかしいぞ」
その時、今まで外の探索に出ていたユウスケさんと夏美さんが帰ってきた。
「ただいま」
「おい、ユウスケ、夏みかん。今、新しい絵が出てきたんだが、外の世界はどうなった?」
「どうなったってどういう意味?」
「外は、さっきと同じ世界ですよ?」
「うーん・・・」
士さんは不思議そうに首をかしげた。
「おかしいぞ。いつもなら、絵が変わると、外の世界も変わるはずなのに」
「士。今度の絵は何だい?」
「見ての通り、神社の絵だ。この圭一って奴の話によると、この神社はこの世界にあるみたいだぜ」
ここで士さんは、2人に俺のことを紹介した。
「あ。どうも。前原圭一です・・・」
「始めまして、圭一君。俺は小野寺ユウスケ。よろしくね」
「光夏美です」
2人は、士さんとは対照的に、とても人当たりの良さそうな感じであった。いや、士さんが無愛想過ぎるのか。
「士。じゃあ、明日は圭一君に案内してもらって、この神社に行ってみようか。いいよね?圭一君」
「いや、それがその・・・、俺、部活が・・・」
レナが帰ってきたということは、魅音の機嫌も直って、部活も再開されるということだろう。しばらく部活が無かったので、久しぶりにあるというのなら、絶対に参加しておきたい。
「部活?そうか。圭一君も忙しいんだね。じゃあ、別の時間のある日に」
「圭一君。明日の部活は、魅ぃちゃんに頼んで神社でやったらどうかな?かな?」
「え?そんなことできるのかい?」
レナの妙案に、ユウスケさんの顔が輝いた。本当に笑顔が似合うよな、この人は。何だか、こっちまで幸せな気分になってきた。
「できますよ。その代わり、この子をお持ち帰りさせてくれませんか?」
“この子”とは、もちろん、レナの手の平の上で目を回しているキバーラのことである。
「いいよ!キバーラ。今日は他所の家でお泊りしてこい!」
酷いこと言った。この人今、満面の笑みでスゲー酷いこと言いやがった。
「みんな〜。お菓子ができましたよ〜♪」
栄次郎さんがお菓子を持ってきた。いやー、これは美味しそうな・・・おはぎ?!
「何だじいさん。和菓子作るなんて珍しいじゃないか」
「へへ。たまには和菓子もいいかと思ってね。こちらの詩音さんに教えてもらったんだよ」
「始めまして。詩音です。栄次郎さんは筋が良いですね。家の鬼婆に勝るとも劣りませんよ」
「もう、照れるじゃないか!詩音ちゃ〜ん!」
いつの間にか、詩音と栄次郎さんはすっかり仲良しになっていた。
「いただきまーす。うん!美味いっ!」
「とっても美味しいよ、おじいちゃん!」
「悪くないな、じいさん」
「はうー。本当だ。栄次郎さんのおはぎ美味しい!」
おはぎを美味そうに食べる一同。いや、本当に美味そうだ。しかし・・・俺は。
「どうしたんですか、圭ちゃん?おはぎ嫌いなんですか?」
「い、いやー。嫌いって訳じゃないんだが・・・」
なぜだろう。おはぎの中に、何か異物が入っているような気がして、物凄く不安な気分だ。
2
沙都子が寝静まったのを確認して、私はいつものワインを飲みながら月を見つめていた。
「あと2週間しかないわ。それまでに、惨劇を回避する方法を考えないと・・・」
「子供がそんな物を飲んでは体に毒だよ」
「!?」
突然、背後から声が聞こえた。振り向くと、夏だというのに暑苦しそうなコートと帽子を身にまとった、メガネの中年男が立っていた。
「だ、誰なのあなた!!!」
「始めまして、古手さん。私の名前は鳴滝。今日は、君にあることを警告しに来たんだ」
「け、警告?」
古手さん。あなたたちの世界にディケイドがやって来た。ディケイドは世界を破壊する悪魔だ。絶対に関わり合わないように注意するんだよ?分かったね」
そう言うと、鳴滝という男は、まるで煙のようにその姿を消した。
「ディケイド?悪魔?どういうことなの?」
続く
これまでの仮面ライダーディケイドは!→http://yaplog.jp/rosadayo/archive/715
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「それで、あなたたちは別の世界からこの世界にやって来たんですか・・・」
「そういうことだ」
俺は、光写真館でコーヒーを飲みながら士さんたちの説明を聞いていた。にわかには信じられない話の連続だった。この世界は、別の世界と融合を始めていて、その影響でさっきの“オルフェノク”のような怪物たちが現れているというのだ。このまま世界の融合が進めば世界が滅茶苦茶になってしまうので、それを防ぐために、士さんやユウスケさんのような“仮面ライダー”という戦士が戦っているという・・・。
「信じられるような話ではありませんが、さっきのような体験をしちまえば、信じるしかなさそうですね。ところで士さん」
「何だ?」
「どうして士さんは、さっきのゴミ捨て場に居たんですか?」
「ああ。それはあの絵を見たからだ」
士さんは、あのゴミ捨て場とそっくりの絵の描かれた大きな絵を指さした。
「この世界に来る時に、あの絵が出てきたんだ」
「はうぅ!おっもちかえりぃ〜!!!」
ちなみに、レナは今、コウモリのようなキバーラという小動物を追い掛け回しているのであった・・・。
「ちょ、ちょっと!助けてよ!栄次郎ちゃーん!」
「はうー!キバーラちゃんかぁいいよう!」
キバーラは栄次郎ちゃんこと光栄次郎さんに助けを求めて叫ぶが、当の栄次郎さんは、なにやら詩音と一緒にお菓子作りに熱中しているのであった。・・・というか、一週間もゴミ捨て場に倒れていたというのに、元気過ぎるぞ、レナ。通常の人間が飲まず食わずのままで一週間も倒れていて、果たして大丈夫なものだろうか?どんだけ雛見沢の子供は丈夫なんだか。
「おいレナ。お前、一週間も親に連絡してないんだろ?そんなことしてないで早く家に帰ったらどうなんだ?」
「はぅ〜。もう少し待って〜。って、おっとっと・・・!」
手の中でキバーラが激しくもがいたのか、レナはバランスを崩して、ゴミ捨て場の絵のかけられている掛け軸にぶつかった。すると・・・
その勢いで、新しい絵が現れた!
「今度は何の絵だ?」
「士さん。これは、古手神社の絵です!」
「神社?それって、この世界にあるのか?」
「はい。そうですけど」
「おかしいぞ」
その時、今まで外の探索に出ていたユウスケさんと夏美さんが帰ってきた。
「ただいま」
「おい、ユウスケ、夏みかん。今、新しい絵が出てきたんだが、外の世界はどうなった?」
「どうなったってどういう意味?」
「外は、さっきと同じ世界ですよ?」
「うーん・・・」
士さんは不思議そうに首をかしげた。
「おかしいぞ。いつもなら、絵が変わると、外の世界も変わるはずなのに」
「士。今度の絵は何だい?」
「見ての通り、神社の絵だ。この圭一って奴の話によると、この神社はこの世界にあるみたいだぜ」
ここで士さんは、2人に俺のことを紹介した。
「あ。どうも。前原圭一です・・・」
「始めまして、圭一君。俺は小野寺ユウスケ。よろしくね」
「光夏美です」
2人は、士さんとは対照的に、とても人当たりの良さそうな感じであった。いや、士さんが無愛想過ぎるのか。
「士。じゃあ、明日は圭一君に案内してもらって、この神社に行ってみようか。いいよね?圭一君」
「いや、それがその・・・、俺、部活が・・・」
レナが帰ってきたということは、魅音の機嫌も直って、部活も再開されるということだろう。しばらく部活が無かったので、久しぶりにあるというのなら、絶対に参加しておきたい。
「部活?そうか。圭一君も忙しいんだね。じゃあ、別の時間のある日に」
「圭一君。明日の部活は、魅ぃちゃんに頼んで神社でやったらどうかな?かな?」
「え?そんなことできるのかい?」
レナの妙案に、ユウスケさんの顔が輝いた。本当に笑顔が似合うよな、この人は。何だか、こっちまで幸せな気分になってきた。
「できますよ。その代わり、この子をお持ち帰りさせてくれませんか?」
“この子”とは、もちろん、レナの手の平の上で目を回しているキバーラのことである。
「いいよ!キバーラ。今日は他所の家でお泊りしてこい!」
酷いこと言った。この人今、満面の笑みでスゲー酷いこと言いやがった。
「みんな〜。お菓子ができましたよ〜♪」
栄次郎さんがお菓子を持ってきた。いやー、これは美味しそうな・・・おはぎ?!
「何だじいさん。和菓子作るなんて珍しいじゃないか」
「へへ。たまには和菓子もいいかと思ってね。こちらの詩音さんに教えてもらったんだよ」
「始めまして。詩音です。栄次郎さんは筋が良いですね。家の鬼婆に勝るとも劣りませんよ」
「もう、照れるじゃないか!詩音ちゃ〜ん!」
いつの間にか、詩音と栄次郎さんはすっかり仲良しになっていた。
「いただきまーす。うん!美味いっ!」
「とっても美味しいよ、おじいちゃん!」
「悪くないな、じいさん」
「はうー。本当だ。栄次郎さんのおはぎ美味しい!」
おはぎを美味そうに食べる一同。いや、本当に美味そうだ。しかし・・・俺は。
「どうしたんですか、圭ちゃん?おはぎ嫌いなんですか?」
「い、いやー。嫌いって訳じゃないんだが・・・」
なぜだろう。おはぎの中に、何か異物が入っているような気がして、物凄く不安な気分だ。
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沙都子が寝静まったのを確認して、私はいつものワインを飲みながら月を見つめていた。
「あと2週間しかないわ。それまでに、惨劇を回避する方法を考えないと・・・」
「子供がそんな物を飲んでは体に毒だよ」
「!?」
突然、背後から声が聞こえた。振り向くと、夏だというのに暑苦しそうなコートと帽子を身にまとった、メガネの中年男が立っていた。
「だ、誰なのあなた!!!」
「始めまして、古手さん。私の名前は鳴滝。今日は、君にあることを警告しに来たんだ」
「け、警告?」
古手さん。あなたたちの世界にディケイドがやって来た。ディケイドは世界を破壊する悪魔だ。絶対に関わり合わないように注意するんだよ?分かったね」
そう言うと、鳴滝という男は、まるで煙のようにその姿を消した。
「ディケイド?悪魔?どういうことなの?」
続く
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