で知られるスタンダールは

May 28 [Thu], 2015, 15:52

ナポレオンの時代に、陸軍少尉に任官しイタリア遠征に参加している。
最後には、モスクワ遠征にも加わっている。
ただ、彼は、馬に乗る事も剣を真っ当に扱う事もできなかったようだ。
生涯独身だったが、女優との浮き名を流したり、
馬車には有名ダンサーを乗せている事もあったりと、
何かと目立つ存在ではあったようだ。
彼が先ずはじめに著した『恋愛論』の中に、恋愛を「情熱的恋愛」「趣味的恋愛」
「肉体的恋愛」「虚栄恋愛」の四つの類型に分けて分析している。
この四つの類型だが「情熱的恋愛」を除いて、
どれも「恋愛」というよりは、虚飾の方がまさっているものばかり。
『赤と黒』は「情熱的恋愛」をテーマに書かれたと言ってもいいだろう。
だけども、彼個人としては、もっぱら女遊びと観劇にうつつをぬかしていたとも言われる。

彼に限らず、本当の意味でフランス人男性は「情熱的恋愛」というものができないと
結論づけていたようだ。
先ごろ話題になったアンデパンダンの新聞「シャーリー・エブド」に代表されるように、
フランス人には、批判精神が常にあり、体面ばかりを取り繕いたがる傾向がある。
情熱でまっしぐらに行けるのは、イタリア人男性。
男装の麗人といわれたジョルジュ・サンドが詩人のアルフレッド・ド・ミュッセと
ハネムーンでヴェネチアに行き、
そこでミュッセが病気になり、かかった医師パジェロとサンドが恋仲になり、
ミュッセが棄てられてしまうという話があった。そんなように、
イタリア人は、体面も考える事なく「情熱的恋愛」ができる。

スタンダールは、出身地のグルノーブルを嫌っていたという話もある。
やっぱり、ラテン系の熱い魂こそ彼が崇拝しているものだったようだ。
そして、墓碑銘には、フランス人ではなく、
「ミラノ人アッリゴ・ベイレ 書いた 愛した 生きた」と書かれている。
アッリゴ・ベイレ は彼の本名"Henri Beyle(アンリ・ベイル)"のイタリア語表現。

この情熱の作家は、どこまでも熱いのが好きだったようだ。
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