January 09 [Sat], 2010, 19:58
良い仕事は全て単純な
作業の堅実な積み重ねだ
メモを作るから
毎日勉強するように
(相田裕「GUNSLINGER GIRL」)

文献略語
3時間 乾一「3時間で分かる論文の書き方入門」(早稲田経営出版)
1時間 嵯峨谷厳「1時間で分かる徹底図解司法試験」(早稲田経営出版)
見直しノート 「司法試験答案作成見直しノート」(法学書院)
シンプル答案 小高俊郎「司法試験「シンプル答案」作成術」(法学書院)

1 司法試験とは@「法律の」A「試験」である。(加毛明、「私の司法試験現役合格作戦´02年版」)
1・1 @の側面については「法律についてのある程度の深さの理解」が必要だと思います。(同前)
1・2 A司法試験も所詮は「試験」に過ぎませんから、「試験の受け方の上手さ」が合否に大きく影響すると思います。(同前)

 

January 09 [Sat], 2010, 20:00
2 論点は〈1.事実的問題提起、2.法律的問題提起、3.規範定立、4.当てはめ・事実認定、5.結論〉(3時間)の順で論じる。
2・1 このパターンを絶対に崩さない。特に多論点の問題であっても、頑なに守ることが好印象につながる。(3時間)
2・2 問題提起では、なぜその論点が問題となるのか簡潔に示す。(見直しノート)(〈1.事実的問題提起、2.法律的問題提起〉)
2・21 問題提起が上手いとそれだけで理解しているとの印象を与える。(見直しノート)
2・22 問題提起は、なぜ問題となってしまうのかの理由を明示すべき。単に「〜であろうか。〇〇が問題となる」とするのではなく、「〜であろうか。〜であることから、〇〇が問題となる」とすべき。(見直しノート)
2・23 その理由とは、たとえば条文がない、条文の文言が抽象的、条文の通りだと不都合が生じてしまう、など。(見直しノート)
2・3 理由付けは決定的なものを1つで十分。(見直しノート)(〈3.規範定立〉)
2・31 できるだけ趣旨にさかのぼった論証をする。(見直しノート)
2・311 「そもそも、本条の趣旨は〜し、もって、…を図る点にある。とすれば、…」などはかなり汎用性がある論証パターンである。(「薬袋真司の―京大式―論文攻略のてびき」)
2・312 規範定立は立法趣旨から。(3時間)
2・32 自説の理由付けは、必要性・許容性から。(3時間)
2・33 論証を忘れてしまったら、「条文の文言が〜であることから」という理由付けも使える。(見直しノート)
2・331 条文をスタートポイントとすることが大前提ですから、「条文にこのように書いてある」というのが最も基本であり(文理解釈)、本来はこれが普通のはずですが、それでは妥当な結論が得られないとか、直接規定した条文がない場合に、どのように処理するかが、法律学を知っている者の腕のみせどころです。(弥永真生「リーガルマインド会社法」)
2・34 論証はキーワードだけを暗記し、全部を暗記して吐き出すようなことはしない。(見直しノート)
2・341 論証を丸写しにすると、「そこだけ妙に浮いてしまっているような感じ」(3時間)になる。
2・35 理由を先に出すと、論理の流れに注目がいってしまうのに対して、理由を後で書いた方が一応の理由付けに過ぎなくても読み飛ばされることが多いのである。(Wセミナー「スタンダード100刑法U」)
2・4 オリジナリティを発揮できるのは、あてはめだけである。(〈4.当てはめ・事実認定〉)
2・41 繰り返しますが、論点においてオリジナリティを発揮してはいけません。オリジナリティを発揮できるのは、あてはめだけです。(シンプル答案)
2・42 問題提起とあてはめは厚く、ていねいに。規範定立はコンパクトに。(見直しノート)
2・43 あてはめは具体的に。(シンプル答案)
2・431 規範定立をしたらしっかりとあてはめてください。その際に、問題文にあらわれた事案はできるだけすべて用いることです。(シンプル答案)
2・5 結論は、問題提起と対応した形で。(3時間)(〈5.結論〉)

 

January 09 [Sat], 2010, 20:00
3 問題は論点の総和である。
3・1 論点とは法解釈の必要な点である。
3・11 論点を探すのではなく、結論に行くまでの筋道で何を論じれば結論までつながるのか、という観点から考える。(見直しノート)
3・12 論文試験とは一定の結論を導く試験です。その結論を導くのに不可欠な点についてのみ書き、その過程で問題があればその争いを書く。これが論点です。(「えんしゅう本」、辰己法律研究所)
3・13 問題には、笑ってしまうほど簡単なものもありますし、頭を抱えるほど難しいものもあります。(シンプル答案)
3・131 論文まで要求される力は、みんなが書ける既知の領域については書き負けず、未知の領域については自分の考えを自分なりに考えて矛盾なく書ける力だと思います。(廣田麻実子、「私の司法試験現役合格作戦´03年版」)
3・2 論点を落とさない。
3・21 論点を落とさない(シンプル答案)
3・211 論点をいかに発見するのでしょうか。これは、リーガルマインドだとか法学的センスなどというものではなく、はっきりいって、「知識」と「経験」の問題です。(シンプル答案)
3・212 論点漏れはしたくない。論点は広く拾ってから必要性を考え取捨する。そうすることで論点モレを防ぐことができる。その上で、重要性に応じてスペース配分する。(「薬袋真司の―京大式―論文攻略のてびき」)
3・22 余事記載をしない(シンプル答案)
3・221 余事記載は「論点落とし」とセットで現れることが多いようです。(シンプル答案)
3・23 論点のバランスを考慮する(シンプル答案)
3・231 厚く論じるところを厚く、コンパクトにまとめるところをコンパクトにしないと、添削では「バランスを失しています」と指摘されることになります。(シンプル答案)
3・3 冒険をしない(シンプル答案)
3・31 「ホームラン答案」を狙うと多くの場合、失敗する。(シンプル答案)
3・32 通説で書く。
3・321 一般的には、多数説の方が論証しやすいことが多い(「薬袋真司の―京大式―論文攻略のてびき」)
3・322 挙証責任は少数説にある(同前)
3・4 答案構成をていねいにする。
3・41 答案構成をていねいにしておけば「書く際に考える量が減る(書くことに専念できる)ので、時間不足にはならない」(見直しノート)。
3・411 書いてる途中に間違いに気付くともう真っ白!(3時間)
3・42 問題文をよく読む(3時間)
3・421 問題文を読み違えて問題の要求するところに答えなければ、即アウトになります。(3時間)
3・422 よく言われる通り、司法試験の問題文においては、不必要なワードはないのだと。(3時間)
3・43 徹底して問いに答える。(見直しノート)
3・431 各論点の結論も自分の問題提起に対応して答える形で終了する。また、全体としての結論も問題文の問いに対応した形で終了する。(見直しノート)
3・44 基本事項の理解を示す(「薬袋真司の―京大式―論文攻略のてびき」)
3・441 基本とは「どんな勉強をしてきた人でもあまり争うことなく納得してくれる知識」(1時間)である。
3・442 基本事項に配点あり。基本的な事は誰でも知っている。しかし、基本が理解できているかは、答案の記載の上だけから判断される。あたりまえだとして、おろそかにしないように。(「薬袋真司の―京大式―論文攻略のてびき」)
3・443 やはり基本的な問題を理解しているかどうかの試験をしている。
3・4431 司法試験用の本と言えば、いまは分厚い本とかテキストが色々出ています。でも東大のお偉い教授が書いた本をこれから司法試験を受けようとする若者が読んでも、まとまった理解はできません。それこそチリチリバラバラの知識しか入りません。様々な分野においては物凄く能力のある人がたくさんいますが、そういう人に限って試験に合格できないものなのです。
あの頃私は1科目について幅2センチくらいの薄い本で、200ページくらいの本を読んで勉強していたわけです。…ですから私は分厚い本など全然読んでいないのです。それを1科目1冊ずつ、集中的に勉強しました。
《省略》
10年も20年もかけて司法試験を受験している人がいますが、そのような人はやはり大切なところを勉強していないのではないでしょうか。全体的に薄く広く読んでいても、頭の中で統一的に理解することに欠けているのでしょう。問題の設問の表現は種々あっても、やはり基本的な問題を理解しているかどうかの試験をしているのだと私は考えます。…。
司法試験は大切な点を勉強しなければならないということです。樹に例えるならば、枝や葉の部分だけを見て、幹の部分を見落としてはいけません。全体的に法律の知識を得るために幅広く本を読んでいても、頭の中で統一的に理解していないと幹の先に枝が伸び、葉が広がるということができないんです。(横山昭二「大馬鹿者」)
3・45 一行問題については、総論で明確な視点を打ち出しておいて、その視点を各論においても、くどいくらい繰り返すという形式をとる(1時間)
3・451 一行問題は、まず定義・条文・趣旨を書く。(見直しノート)
3・5 読みやすい日本語で書く(「伊藤真の司法試験合格塾!」)
3・51 これは、次のような約束事をしっかり守ることです。
@ワンセンテンス・ワンテーマ
A短い文で簡潔に
B主語述語を正確に対応させる
C指示語を多用しない
D文字はできるだけ丁寧に(続け字、略字はだめ)
E段落分けを適切に(同前)
3・52 一頁目ははきれいに、ていねいに書く。第一印象がよくなるので、後が汚くてもスムーズに読んでもらいやすい。最初から汚い場合よりも、多少有利になるかもしれない。(見直しノート)
3・6 論文試験において一番怖いのは、全く見当外れの答案を書いてしまうことだ。(……)答練でいうと、23〜24点の答案と25点の答案が半々くらいなら十分合格するであろう。ここで大切なのは、合格答案の数ではなく23点以下の点を取らないということである。(1時間)
3・7 下三法をきっちり固め、上三法は落ちない程度の答案をねらう。(1時間)
3・71 下三法は、事前に覚えた答案をそのまま書けばよいような基本的な問題が多いにもかかわらず、レベルはなぜか相当低い。(1時間)
3・72 上三法は答案を覚え込むよりも論証カードなどで「バラバラ」な記憶として覚え込んだほうが本番で有効である。これに対して、下三法はむしろ答案をガッチリ記憶し、カードなどで補充するという方法が有効である。(1時間)
3・73 上三法の答案については、覚え込んでしまうと、その答案に本番の問題を引っ張り込んで失敗してしまうので、1週間前から前日には見ないほうがいい。むしろ基本知識カードや論証カードを詰め込むことに当てる。(1時間)

 

January 09 [Sat], 2010, 20:01
4 科目別の思考スキームを習得する。
4・1 憲法では、特に暗記することが少ない。大事なのは、あてはめでいかに、実質的・具体的な事情を考慮できるかという点である。(見直しノート)
4・11 「人権論証パターン」(3時間)
4・111 〇〇の主張する権利は、憲法上の人権か。(3時間)
4・112 ××は、〇〇の人権を制約しているが許されるか。右人権の性格に関し、その合憲性判定基準が問題となる。(3時間)
4・113 人権の性格(二重の基準論)から、規範定立。(3時間)
4・114 当てはめを丁寧にする。特に、目的審査は、必要性の観点から、手段審査は、許容性の観点から行う。(3時間)
4・115 結論として、Bの事実的問題提起に端的に答える。(3時間)
4・12 統治については「この手順!」というものはない。(見直しノート)
4・121 大きな視点、基本原理・原則を使って、がっちり書くこと。(見直しノート)
4・13 基本書として採用するのであれば、芦部『憲法判例を読む』(岩波書店)と『憲法』(岩波書店)の組み合わせが標準的です。いずれか一冊では足りません。(シンプル答案)
4・2 民法を制するものは司法試験を制す。(諺)
4・21 体系を鳥瞰できなければならない。
4・22 合格答案を書くには「当事者間の対立利益を意識すること」が重要です。(3時間)
4・221 基本的には、請求の内容は以下の3つに限られる。T金を払え U物を渡せ V物をどけろ(見直しノート)
4・23 ときに、旧通説よりも近時の有力説(または現通説)を展開したほうが書きやすい問題が出題されることです。(シンプル答案)
4・231 例えば、平成4年度第2問、5年度第1問、8年度第1問、11年度第1問などです。(シンプル答案)
4・3 刑法の問題は、何はともあれ、犯罪論の体系順に書いていく。(3時間)
4・31 刑法総論は法律の中でも最も数学的で、理屈っぽい。抽象的だが、割り切れる。イメージ的に言えば1+1=2となりうる。(藤本大学)
4・32 刑法では他の科目と比較して、反対説の言及がより重要になってきます。そこで、答案はほぼ以下のパターンにのせることになります。まず「この点〇〇と解する見解もある。しかし、××という点で妥当ではない。思うに△△である。したがって、□□と解するべきである」と。(シンプル答案)
4・33 構成要件要素の意義を押さえることが、刑法各論の基礎であり、かつすべてであるといえよう。(Wセミナー「スタンダード100刑法U」)
4・331 刑法の構成要件該当性を論じるコツは省略しないことです。(シンプル答案)
4・34 いくつか論点落としのパターンを指摘する。
4・341 財産犯が問われているときには不法原因給付についても考えるクセをつけるのも論点落としを防ぐよい手段であろう。(Wセミナー「スタンダード100刑法U」)
4・342 偽造罪がでてきたら反射的に行使罪を検討する癖をつけておく必要があります。これは、窃盗罪が出てきたら住居侵入罪も反射的に検討する必要があるのと同じです。牽連する犯罪を落とすと、1点は減点される可能性があります。(シンプル答案)
4・343 罪数は軽視される傾向にあるが、罪数が論点になっていることは非常に多いといえる。これは実務において最も重要となってくるのが罪数についての感覚であり、司法試験は実務家養成のための試験だからである。(Wセミナー「スタンダード100刑法U」)
4・4 商法は広い。
4・41 このような問題(引用者注・一行問題)の対策は何かというと、書くべき項目だけでも覚えてしまうことです。本番でいくら考えても出てきません。覚えていることが正確に吐き出せれば合格答案ですし、吐き出せなければ不合格答案になります。(シンプル答案)
4・42 弥永先生の本が受験界で圧倒的な支持を得ている理由は、このような一行問題の答案を作成する際に「丸写し」できるからではないかと思います。標準的な基本書ならばあちこちに分散されて記載されている項目が、まとめて書かれており、知識の整理にも最適です。(シンプル答案)
4・5 民訴は定義、趣旨を覚えれば合格水準に達する。
4・51 定義、趣旨を正確に書くこと、嘘を書かないことが大切です。(シンプル答案)
4・52 いくつかの典型問題は、たくさんの項目を挙げさせるものです。例えば、「自由心証主義とその限界について説明せよ」、「不要証事実について説明せよ」等多数あります。これらは、いくら現場で考えてもでてきません。項目だけでも覚えてしまうしかないでしょう。一行問題対策といわれるゆえんです。(シンプル答案)
4・53 条文は規則を含めて多数引用できるようにしておいてください。問題によっては、条文・規則の引用が多ければ多いほど点が高く、引用が少なければ少ないほど点が低いということもあるのですから。(シンプル答案)
4・6 刑訴について述べることはない。
4・61 私は両訴必修になるまでに、片訴で合格しましたので、刑事訴訟法については、割愛していますことご了承ください。(3時間)
4・62 刑事訴訟法の答案では、判例に言及することが強く望まれます。判例に言及すれば一点は加算されるでしょう。(シンプル答案)
4・63 バランス感覚で書く。
4・631 したがって、一切許容されないとする見解は捜査の必要性・実体的真実発見(1条)の要請に反する。他方、無条件に許されるというと解する見解もある。しかし、それでは人権保障(1条)の要請に反する。そこで、捜査の必要性・実体的真実の発見(1条)の要請と人権尊重(1条)の要請の合理的調和点を探る必要がある。(角家弘志「バランス感覚で書く刑事訴訟法」)
4・632 ここは、憲法とは少し違うところです。憲法が最後には人権を拠りどころにして論証できるのに対し、刑事訴訟法では捜査の必要性について常に意識しておくことが必要です。(伊藤真「司法試験最短最速合格法」)
4・633 捜査の必要性というのは、つまり、犯罪者が野放しとならないようにして一般市民の生活の安全を確保するということでもあるのですから、ある意味、人権保障的な側面もあるのです。(同前)

 

January 09 [Sat], 2010, 20:02
5 予備校の指導通りに勉強して最終合格する。
5・1 答案だけではなく、合格体験記も似通ってきている。それは次のようなものである。
5・11 受験1回か2回で合格。予備校の入門講座か基礎講座に行ってそこの講師の言うとおりにきちんとハイハイ言われるままにやったら合格してしまいました、ハハハ。運がいいだけですよ。それでも僕なりに苦労したんですよ。ほらこんなに・・・。(井藤公量「P&C方式速攻司法試験突破術」)
5・12 予備校の指導通りに勉強しても合格しない人はいる。
5・121 確かに、予備校の指導通りに勉強して最終合格する人もいます。しかし、その合格者の背後には、その合格者と同じ予備校で勉強した何十倍もの不合格者がいるということもまた事実であって、このことを絶対に忘れてはなりません。(中里和伸「司法試験論文の力をつける本」)
5・122 時に、基本書を中心とする勉強法に対しては「苦節十年コース」等と揶揄されることがあります。あたっているところも確かにあるのですが、本当の「苦節十年」の人は、むしろ、予備校のテキストからスタートした人のほうが多いようです。(シンプル答案)
5・13 「私の司法試験合格作戦」(エール出版)は二分冊である。「現役合格作戦」が司法試験の表だとすると、「合格作戦」は裏を語っている。
5・14 苦節十年とは次のようなものである。
5・141 苦節十年、やっとこの受験生活から解放された…。退職金も貯金もすべて五四年度合格必勝に費やした私は、その秋に全くの無一文になってしまった。
………どうしても後一年やりたい……。
そこで、今までいたアパートをひきはらい、学生下宿の四畳半に移り、金目のものも処分し、本と机と蒲団とラジオだけが残った。
冬がきて身が凍る寒い冬には毛布を幾重にも体にまきつけて手に手袋をして真夜中の一時ごろまで寒さにふるえながら勉強した。寝る段になっては、ヤカンに湯をわかし、買ってきた湯タンポにお湯をいれ、それで蒲団をあたためた。そのさい蒲団があたたまるまで健康をかねて約二〇分ばかり町内会をジョギングした。吐く息は白く、手は冷たかったが、「合格!合格!」とかけ声をかけながら走った。
二月頃、友人が見るにみかねて電気ゴタツを買ってくれた……。生活の切り詰めはさらに食費にまで及び、朝はパン一個と牛乳、昼は学生食堂でウドン、夕方は湯を何杯も何杯も飲み、それで空腹感をみたして寝た。……。「ああ三十歳すぎてこのざまか、……」うす汚れたタタミ、割れたガラス窓から入ってくる風に身をそぼみながら、そう思うと涙がでることもしばしばであった。……。…来年こそ絶対合格してこのような生活から抜け出るという必死のおもいであった。……。…最低十二時間をメドにして懸命に勉強した。勉強することによって寒さも、腹がへるのも忘れようとした。…朝から晩まで勉強した。……。
…昭和四十六年から択一に合格しているが、当時中学生であった年齢の合格者に教えを乞うという態度で接し、いろいろとアドバイスしてもらった。……。
合格という終着駅に着くのに特急の如く早くたどり着く人もいれば、私のように鈍行列車で各駅停車でたどり着く人もいる。
しかし鈍行であっても決して卑下する必要はない。鈍行は鈍行なりに人生の切なさ悲しさ苦しさをひきずって走ってきたのであり、そうした体験がいつかよき法律家として生かされると信じる。(「私の司法試験合格作戦´81年版」、エール出版)
5・2 「論文」に合格するには、「基礎」「過去問」「答練」をやればよい。そして、必ずフォローする。この3つ以外はやらないことだ。(成川豊彦「成川式・司法試験合格論文の書き方」)
5・21 入門講座でインプットする。
5・211 2004年度司法試験合格者1,483人中462名が入門講座出身です。(LEC)
5・2111 90%以上の合格実績を誇るLECがいちばん自信をもってオススメできる講座が入門講座です。(LEC)
5・2112 LECは20年以上にわたって司法試験の受験指導を行ってきました。「司法試験を目指すなら、LECの入門講座」、これは業界の鉄則です。(LEC)
5・212 知的好奇心を満足させるために「応用」に走ると、「基本」だけを繰り返しているのがバカバカしくなる。特に勉強を長く続ける人に良く見られる傾向だが、これは罠だ。自分で仕掛けた罠に自分でかかっているようなもので、永遠に脱出できなくなる。司法試験は地球で行われているのに、アンドロメダ星雲に迷い込むようなものである。(「成川先生の特別講義司法試験」)
5・213 特に確固とした理由がないのなら、まずは受験用テキストから始めることをお勧めします。そして、その上で基本書を読み進めていけばよいのです。作業量は2倍になりますが、結果的に基本書だけを読み進めていくよりも早く理解できます。(伊藤真「司法試験最短最速合格法」)
5・2131 受験用テキストは「できるだけ明快に、それこそチャート式参考書のように明快に」(浅田彰「構造と力」)説明している。
5・22 過去問つぶしは絶対の基本である。(藤本大学)
5・221 論文試験に過去出題された問題は分かっています。これをしっかりと研究することで、何が司法試験で問われているかを把握できるようになります。
ですから、できるだけはやく過去問を検討してみることをおすすめします。(「伊藤真の司法試験合格塾!」)
5・222 過去問は一度だけでなく何度も解いてみましょう。その都度新しい発見があって勉強になります。(同前)
5・223 「答案構成」を浴びるほどやっておくことです。(同前)
5・3 情報を一元化する。
5・31 論文試験の場合、試験当日の2日間に6科目の過不足ない知識が頭に入っている必要があるのですから、試験直前に短時間で見直せる資料が必要になります(基本書を試験直前に全て読み直すというのはなかなか大変です)。(加毛明、「私の司法試験現役合格作戦‘02年版」)
5・311 一元化といっても、何度も言うようだが、必ずしも一冊にする必要はなく、基本知識カード、答案集、論証カードというように複数になってもよい。(1時間)
5・32 基本的な論証は事前に準備しておきましょう。
5・321 基本的な論証は事前に準備しておきましょう。これは、「論証パターン」を事前に作っておくということです。(「伊藤真の司法試験合格塾!」)
5・3211 論証パターンは、論文本試験で一時間でやらなければならないことを考えたとき、「とても現場で論証など考えていられないはずだ」という発想から始まっています。最初にお話した「ゴールから考える」という“目的思考”です。(同前)
5・322 論証パターンには次のような欠陥があるとされる。
5・3221 その最大の理由はカード程度の大きさの論点(ブロック)そのものを単独で問う問題が出題されることが司法試験ではありえないということだ。(井藤公量「P&C方式速攻司法試験突破術」)
5・3222 第2の欠陥を指摘しよう。論点ブロック学習法は、各論点を独立した論点として検討するため、全体の中での論点の位置づけが把握できなくなってしまう。(同前)
5・3223 第3に、(中略)司法試験から見ると必要ないくらい学説の分類が細かくなっていき、さらに理由付けと批判が不必要に増大してしまうということにある。(同前)
5・3224 第4の欠陥は、予備校の論証例の盲目的記憶を学習方法としていると、見たことのない問題が出題されたとき、記憶に頼るので自分の頭で考えて結論を出すことができなくなってしまう。(同前)
5・323 反論してみよう。
5・3231 上三法は答案を覚え込むよりも論証カードなどで「バラバラ」な記憶として覚え込んだほうが本番で有効である。これに対して、下三法はむしろ答案をガッチリ記憶し、カードなどで補充するという方法が有効である。(1時間)
5・4 問題をストックする。
5・41 「イオシリーズ・事例本」は勉強の後半で問題ストックする際の基礎となる(藤本大学)
5・5 弱点を見つけ、これを克服する。
5・51 まず、論文の再現を多くの人に読んでもらった。そして、それによって「知識不足」と「答案パターンの未確立」という弱点を見つけ、これを、…克服した。(1時間)
5・52 論文試験に受からない人の半分以上は「知識不足型」です。(永山在浩「これが司法試験の正体だ!」)
5・53 ただ、「量」も重要なんですよ。ベテランといわれる人でも「量」が不足している人は意外と多いんです。(同前)
5・6 「ゴールから考える」という“目的思考”に立ち、計画を立てる。
5・61 最初にお話した「ゴールから考える」という“目的思考”です。(「伊藤真の司法試験合格塾!」)
5・62 司法試験最終合格のための勉強時間、これはどのくらい必要なのだろうか。受験生にとっては終始つきまとう疑問である。世間では1日に10時間くらい必要だといわれることもある。これは真実なのか。(1時間)
5・621 司法試験は正しい勉強法をとれば、二〇〇〇時間で合格できる力がつきます。ただ、一〇〇〇時間で合格できるなどという人がいたら、ちょっとまゆつばものです。(「伊藤真の司法試験合格塾!」)
5・622 福田大助は「司法試験驚異の1000時間合格法」(早稲田経営出版)を出している。
5・63 試験なんか、何年かかったっていいじゃないですか。一回の受験で合格することもあります。「もう大丈夫、絶対合格する」と言われて、それからさらに三度目の正直で合格することもあります。でも、だから見ることができた風景もあるはずです。どちらもかけがえのない、価値がある生き方なのです。堂々と胸を張って過ごしてください。(「伊藤真の司法試験合格塾!」)
5・7 諸注意を与える。
5・71 図書館や自習質で勉強している人も、自宅の勉強ではしゃべりまくるようにしよう。これだけで記憶量は飛躍的に増える。(「合格への道」研究会「公務員試験受ける勉強法落ちる勉強法」)
5・72 マーカーは単色で十分。カラフルに塗り分けたところで、教材がかえって読みにくくなり、やる気も効率も落ちるだけだ。(同前)
5・721 松崎龍一「司法試験論文逆転合格法」は「最初のインプットの段階で「口述」過去問を5色に「色分け」しながら読むことを推奨する」(司法試験研究会編「司法試験合格する参考書・ムダな参考書´02年版」)。
5・8 健康を崩さない。
5・81 私が選んだのは「リポビタンD」。毎日、飲み続けました。「病中病後1日1本」って書いてあったので大丈夫かなとは思ったのですが、さすがに副作用が怖くなって大正製薬に問い合わせました。「大丈夫です」って返事をもらってからは、安心して飲み続けました。(伊藤真「司法試験最短最速合格法」)

6と7 

January 09 [Sat], 2010, 20:03
6 科学的・合理的な短期合格の秘訣は、一言でいうと「能力×気力×方法論」です。(伊藤真「司法試験最短最速合格法」)
6・1 能力ですが、司法試験を目指そうと思える人なら、能力の点はほぼクリアできているでしょう。(伊藤真「司法試験最短最速合格法」)(〈能力〉)
6・2 受験生だけが、“生きて”いる。(〈気力〉)
6・21 詩の雑誌を編集をしている人から何度かこういう話をきいたことがある。詩の投稿者のうちで、高校生・受験生にすぐれた作品が多く、それで注目していると、彼らが大学生になるやいなやまったく陳腐なものしか書いてこない、と。たぶんそれは小説についてもあてはまる。理由は簡単で、今日の若者のうち、高校生や受験生だけが、“生きて”おり、現実ともろに接触しているからである。運命と出会っているといっても過言ではない。大学に入ればその緊張感はうしなわれ、“現実”とやらをみまわしはじめるが、ありきたりの観念しかみえない。今度は、その観念のもてあそび方、そのなかでの泳ぎ方をおぼえる。(柄谷行人「反文学論」)
6・3 「絶対合格する」という確信をもつことは単なる精神論ではなく、立派な方法論ではないかと思います。(伊藤真「司法試験最短最速合格法」)(〈方法論〉)
6・31 やって、やって、やりまくれ。(成川豊彦「成川式・司法試験合格論文の書き方」)
6・32 やるっきゃない。(土井たか子)
7 やればできる。必ずできる。そして本物になる。(伊藤真)
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