賑やかすぎるスローライフ!

November 22 [Thu], 2012, 0:21




アネモネへ。



アネモネが『沼地のある森を抜けて』の感想をあげてすぐに読んではいたんだけど、バイトを始めてから忙しくて返事を書けずにいました。

いつか返事を書こうとは思っているけれど、三浦しをんの『神去なあなあ日常』の感想を書いてみることにします。




まず、やっぱり三浦しをんの本は読み始めたら止まらない!ってこと。

そして、林業おもしれー!!!ってこと。

都会で山とは無縁に育った勇気が神去村で一年過ごして、林業やこの村の「なあなあ」な暮らしに徐々に、だけど確実にはまっていくのがすごくリアルでおもしろい!

文章も堅くなくて読みやすいから、普段の生活にない「林業」ってものに主人公の目線で一緒に入っていけた。

特に神隠しにあった山太を探しに初めて神去山に入った場面。

あの「山」が持つ独特な雰囲気に圧倒されて、時間も何もかも忘れて自分が何をしているかも分からなくなってしまう不思議な感覚。

自分の身に起きたことのように感じるほどリアルな山の空気の描写にどきどきした。

ジブリの『となりのトトロ』と同じ、「もしかして忘れているだけで、幼い頃、自分も体験したかもしれない」と思わせるようなどこか懐かしい感じ。

美しい自然と四季と独自なルールで暮らす人々。まさにスローライフ!

だけど「なあなあ」の精神で暮らす神去村の村人と過ごす一年(一冊)は、スローライフと呼ぶには少し賑やかすぎるかもしれない。もちろんいい意味で、だ。

この『神去なあなあ日常』という小説は、日本の山の持つ神聖な緊張感と毎日向き合う、「林業」という仕事の魅力を教えてくれて、私の世界をまたもう一つ広くしてくれたと思うよ。




すず

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