棚橋と西

April 04 [Mon], 2016, 10:06
腕の良くない歯科医に当たってしまうと、せっかく埋入したインプラントがグラついたり外れたりするケースもあります。もちろん腕のいい歯科医がオペしてもそういったことは起こる可能性はありますが、その確率の差は歴然です。万一に備えて保証してくれるかどうかは前もって確認しておいた方がいいでしょう。
インプラント治療のメリットはデメリットを凌駕します。自由診療のために費用がかさんでも、治療期間が長期間にわたっても、外科手術が必要であっても、それ以上に大きなメリットを享受できます。入れ歯やブリッジはなくした歯を外見だけでしか補ってはくれませんが、インプラントは歯の機能自体を取り戻してくれます。
インプラントにすることで、美味しい食事が味わえます。味は当然ですが、食材の食感や温度まで再び感じられるようになります。固いものも遠慮なく噛むことができますので、遠慮していたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は天然歯の80%まで回復します。
インプラントは自由診療なので、高額な治療費が必要です。でもだからといって、安さを優先させてインプラントを選ぶような愚を犯してはなりません。表示金額以外にも請求される場合や、品質に大きな問題がある場合もあります。インプラントを選ぶときに優先させるべきものは、第一に信頼できる歯科医かどうかをチェックすることです。
インプラントは1本から手術できますが、実際は数本の手術となる場合がほとんどです。インプラントを希望するのは高齢の方が圧倒的に多く、失っている歯が1本ではない方の方が圧倒的に多いからです。また、大半の歯が失われている状態のことを多数歯欠損と言い、このようなケースではall-on-4といった特別な方法が用いられます。
allon-4とは、多数歯欠損の方に行われるインプラント手術の最新技術です。今までの方法ではインプラント1本に対して歯も1本でしたが、オールオンフォーではインプラント4本ですべての歯を支えます。上顎もしくは下顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。インプラントを埋め込む本数によって、all-on-8などと呼ばれることもあります。
この頃は歯科医院でもインフォームドコンセントを徹底しているところが増えてきました。特にインプラントなどの治療費が高額になる自由診療を行っている歯科医院に多い傾向があります。外科手術というリスクと高額な治療費、長期にわたる治療期間を考えれば、患者の立場からしてみれば当然のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間がとても長くなる理由としては、顎に埋め込んだインプラント本体と顎の骨が結合するのを待つ必要があるからです。骨造成が必要であった場合には更に時間が必要となります。長い場合には治療期間が2年を超える場合もあるようですが、インプラント治療完了後には生活の質が一変します。
インプラントは抜けてしまった歯を補うための治療ですが、同じような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が効きますので安く済みますが、それ以上に大きなデメリットが目立つことも事実です。どちらにも共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、外見上では歯は全部揃っているように見えます。そうは言っても体裁を整えただけで、自分の歯と同じように噛めるかと言えば、残念ながらそんなことはありません。体裁だけを気にするのか、またはきちんと噛める歯を望むのかは判断が難しいところでもあります。
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