いじめと命

July 26 [Thu], 2012, 1:30
滋賀県大津市で起きたいじめが原因とみられる中2男子生徒の自殺問題。
滋賀県警が捜査に乗り出し、18日には遺族側が、加害者とされる男子生徒3人を大津署に刑事告訴した。
1人の少年の死で巻き起こった波紋は大きく、インターネット上には、その男子生徒3人や親族らを糾弾する情報が乱れ飛ぶ。
専門家はいじめの代償は行った加害生徒どころか親を含めて想像以上に重いと警告する。
自殺した生徒の遺族が、大津市や加害者とされる生徒らを相手取って、計約7700万円の損害賠償を求めた訴訟の第2回口頭弁ェ17日、大津地裁で開かれた。
市側は、これまでの自殺といじめの因果関係を否定する立場を転換して和解の意向を示し、いじめの存在を認める方向へ舵を切った。
だが、加害者とされる生徒らは中学生という年代の遊びの範囲と主張し、いじめはなかったとする立場を崩していない。
元教師で、いじめ問題に詳しい自民党の義家弘介参院議員は生徒側がいじめはなかったと断定し、引くに引けない状況に追い込まれている印象を受ける。
加害者とされる生徒の親も子供のことを盲目的に信じ込んだ可能性があり、後戻りがしづらい状況になっていると危ぶむ。
こうした完全否定もユーザーらの標的となり、ネット上に彼らの名前、写真、住所や家族構成、さらに親の名前や勤務先までが、さらされる異常事態が続いている。
義家氏はこうなると加害者とされる生徒は普通に通学進学することが難しくなる。
本人のものとみられる顔写真が出ているので、転校を繰り返しても特定される。
海外留学でもするしかなく、将来の就職にも支障が出かねないと話す。
今回の問題では、世フ強い風当たりを受けて県警が捜査に乗り出した。
容疑は、加害者とみられる生徒3人が自殺した生徒に昨年9月の体育大会で暴行した疑いが主だが、捜査の展開次第では彼らの逮捕もあり得るという。
事件から既に9ヶ月が経っていて自浄能力のない学校教師側と教育委員会を横目に警察が乗り出す事態に発展している。
インターネット上の情報漏洩も含めて今回の事件は東電管轄官庁隠蔽問題と同質の真相暴露レズ動画方向に向かっているのは明らかだ。
従来の保守的で隠蔽体質の暗部を全てさらけ出し具体的に改善すべき禊祓いが進行中である。
福島原発問題も教育荒廃問題も日本人の道徳観と命の尊厳に対する危機的状況を指し示している。
温故知新。
合掌
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