夏八木勲さん、役者のまま逝く すい臓がん隠し撮影参加

May 13 [Mon], 2013, 12:04
個性派の名脇役として、300本以上の映画、テレビドラマに出演した俳優の夏八木勲(なつやぎ?いさお、本名同じ)さんが、11日午後3時22分、神奈川県内の自宅で死去したことが12日、分かったrmt。享年73歳。すい臓がんを患い、昨秋から闘病生活を送りながらも、周囲には病気のことを隠してドラマ撮影に参加。最後まで俳優としての仕事をまっとうした。  脇役ながらも抜群の存在感を見せ、数々の作品を支えてきた夏八木さんが「生涯現役」のまま、この世を去った。  関係者によると、夏八木さんは昨秋、体調がすぐれなかったため検査を受けたところ、すい臓がんを患っていることが判明。その後は入退院を繰り返していた。公の場に姿を見せたのは、今年3月末に行われた高崎映画祭の表彰式が最後だった。  今月2日の「日本映画批評家大賞」では「ゴールデン?グローリー賞」を受賞しながらも夫人が代理出席。「主人は風邪で出席できません」と説明したが、かなり厳しい状態だったようで、主治医からは「(余命は)月単位で考えてください」と言われていたという。9日になって容体が急変RMT。病院には行かず、自宅で静かに息を引き取った。最期は夫人、娘がみとり、「安らかで、声を掛けたら『スマン』と起きてくるような顔をしていた」(関係者)そうだ。  この日、報道陣に対応した関係者は「口には出さないものの、余命は知っていたと思います」と説明したが、まさに命懸けで、最後まで俳優業を貫いた。体力が落ちてきた時も「ちょっと疲労で目まいがする」とがんを患っている事実は明かさなかった。最後の仕事となったフジテレビ系連続ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」の撮影では、病院から現場に通ったことも。厳しい状況の中、映画にも積極的に出演し、「そして父になる」「終戦のエンペラー」など、6本の出演作公開を控えていた。  慶大在学中の59年に文学座研究所に入所。同期の黒柳徹子(79)、江守徹(69)らと学び、大学中退後は劇団俳優座養成所で林隆三(69)、小野武彦(70)、栗原小巻(68)、前田吟(69)、原田芳雄さん、太地喜和子さん、地井武男さんらと同期に。のちの名優がズラリと顔をそろえ、「花の15期生」と呼ばれた。  66年に東映入社。「骨までしゃぶる」でデビューすると、養成所で培った芝居の基礎を生かし、早くも同年、「牙狼之介」で主演。アクション作品、時代劇などを中心に悪役、敵役を問わず個性派俳優として活躍した。74年のNHK連続テレビ小説「鳩子の海」では憲兵に追われる脱走兵を好演。知名度が一気に上がった。その後もコンスタントに映画、テレビに出演、主役級の存在感を持ちながら、脇を固める実力俳優として欠かせない存在だった。  昨年10月、79年の「戦国自衛隊」以来となる主演映画「希望の国」が公開。同作で芸術選奨も受賞した。今後、出演を予定していた映画が2本あり、夏前の撮影に向けて衣装合わせなども終わっていた。周囲には次の作品に向けての意欲を語っていたが、その願いはかなわなかった。  ◆夏八木 勲(なつやぎ?いさお)1939年12月25日、東京都生まれ。慶大文学部仏文科在学中に文学座研究所入り。中退後、劇団俳優座の俳優養成所入所。66年、映画「骨までしゃぶる」でデビュー。その後は映画を中心に活動していたが、74年のNHK「鳩子の海」で全国区に。ドラゴンクエスト10 RMT映画「野性の証明」「戦国自衛隊」、大河ドラマ「花神」「龍馬伝」などにも出演。78〜84年頃は一時期、芸名を「夏木勲」としていた。
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