爪痕*SL

March 18 [Fri], 2011, 0:40
Mr.Childrenの掌イメージらしい

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少なくも僕の中では幸せな時間だった
余りにも甘美で余りにも無情で短い間
こんな「自分」を求めてくれた君にどれだけ救われた事か、君は知らないままだ。

君は他人にとっての最良を無意識に選んでしまえるんだ

僕にとって、君は。
もっと、ずっと。
他の誰が思うよりも。

もっと君の話が聞きたかった
君の笑顔が見たかった
些細な事すらも最大限の倖せに変えてしまえる魔法みたいな君の傍に
こんな僕で良いといってくれた君の傍に

ユフィ、僕は君の騎士で居たかった。

(大好き、だったよ)








夢の時間は終わり、現実に直面すると
何時だって僕は後悔しか無い。
ルルーシュを止められたのは僕だけだったのに、どうして出来なかったんだろう
彼は僕を10傷付けて1救う存在で

嘘を吐いて傷付けて、裏切って、大切なものを奪って、生きる意味を壊して
それでも友達として傍に居てくれたルルーシュ
それが堪らなく僕にとっては愛しかったのかもしれない。

こうして彼の騎士として側に居て憎くて仕方無いのにどうしてこんなにも手に入れた気持ちになるんだろうか
未練だろうか、情だろうか、かつてあった愛だろうか

また傷付けられるのを分かっているのに。

何処で間違ったかなんて、分からない
何が間違いだったかも分からない
でも漸く初めて本当のルルーシュに触れた気がする。

でもこれは愛じゃない。
愛なんかじゃない、愛ならばもっときっと幸せになれる筈なんだ、愛ならばもっと分かり合える筈だったんだ
執着しているだけだ、彼の死にユフィの死に全ての犠牲に

だから殺せる筈なんだ
何も躊躇わずに、何も手放さずに。

じゃあどうしてこんなにも苦しいんだろうか、どうして一緒に居れないのかなんて考えてしまうんだろうか

隣で眠っている君が、怖くて仕方無い。

「ルルーシュ…」

「ルルーシュ…教えてよ、君は怖くないの?君は生きたいと思わないの?君は…」









触れた手は冷たい。
真白の衣装は血で染まって、目蓋は堅く閉じられてアメジストの様な瞳はもう光を差さない
返事なんて、もう無いんだ。

まだ、こんなにも彼が居る気がするのに
まだ、何時もの様に微笑んで貰える気がするのに、何時もみたいに「馬鹿」なんてあの声で言って貰える気がしたのに。

もう何も言わないんだね

信じたくない(それは認めたという事だ)

独りにしないで(認めているからそう思う)

これから先上手く笑えないよ(必要ない)


仮面の血の後はまだ鈍くそこにある。
最後の証


(でも、やらなきゃいけなかったんだ)
(そしてこれからも)
(もう僕も彼もユフィも居ない)

何て偽善的なんだろう。

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