由良川漁協(谷垣謙治組合長)は、組合員確保のため、新規加入者を紹介した組合員に紹介料を支給することを決めた。漁協としては内水面で府内最大の規模を誇るが、組合員数が年々減少しており、少しでも歯止めをかけたいと打ち出した。
同漁協は、1951年(昭和26年)に当時の天田、加佐大雲川、何鹿西部、何鹿由良川中部の各漁協が合併し誕生した。福知山市、舞鶴市、綾部市、京丹波町の3市1町の本支流を管内とする。府内にある15の内水面漁協の中では、組合員数、エリアとも最大。
しかし、漁協経営の基盤となる組合員数の減少は、年々深刻になっている。1992年当時に2289人を数えたが、2009年には1137人と、この20 年足らずの間に半数にまで落ち込んでいる。
組合員の高齢化が進む一方、レジャーの多様化で若い人たちの新規加入者が少なくなっている。また河川環境の悪化と外来魚の増加で、魚の数や魚種が減るなど川の魅力が薄れてきている。
そこで少しでも組合員の減少に歯止めをかけたいと、新規加入者を紹介した組合員には3000円の紹介料を支給する。新年度事業計画に盛り込み、このほど開いた通常総代会で決めた。
さらにアユやテナガエビの買い取りも組合員に限定する。これまで非組合員でも、それらを漁協事務所(内記一丁目)に持ち込めば買い取ってきたが、取りやめる。組合員のメリットを増やして組合員の増加につなげたい考え。
組合員になるには、初年度に出資金5000円(退会時返還)と加入金・加入手数料3000円がいる。ほかに毎年8000円の賦課金を納める。管外在住者も准組合員として加入できる。
組合員になると、アユなどの漁が可能な遊漁証が毎年無料で受けられる。非組合員の場合は、遊漁料(年券1万円)がいる。組合員は2000円安くなる勘定。収益が上がれば少ないながらも配当金が受けられる。
危機感を持つ同漁協は「漁協経営の基盤を支えるのは、やはり組合員組織の充実強化。よその漁協も同様に組合員減少の悩みを持つ。中には解散話が出たところもある。規則で非組合員との格差をあまり付けられず、組合員になるメリットが少ないことも要因の一つ。それでも組合員にとって魅力がある方策を考えていきたい」と話している。 3月14日1時0分配信
両丹日日新聞http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100314-00000301-rtn-l26