親族と税制 

June 01 [Mon], 2009, 14:53
■義務付けの意味は?
 民法では、直系血族及び兄弟姉妹に相互の扶養義務を課しており、場合によってはその範囲は3親等内の血族にまで拡張される、としています。
こういう相互の助け合いがあるべき姿だからこの規定がある、と読みたいところですが、厄介者を国や自治体に押し付けないで、親族で面倒みろ、という姿勢がこの規定を置いているように見えます。なぜなら、あるべき姿なら、それを助長する方向での制度的支援があるはずですが、制度はその逆ばかりだからです。

■親族に支払う必要経費
 所得税法では、親族間で支払った経費は、特別な手続をした場合を除き、原則として必要経費として認めていません。家族は助け合うのが当たり前だろう、という考えが、それを抑制する方向に作用する逆の規定になっているのです。

■療養上の世話の対価
 療養上の世話を受けるため家政婦などに支払う謝礼は、医療費控除の対象となります。しかし、親族に対して支払う謝礼は、医療費控除の対象とはなりません。ここでも、逆作用しています。
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