出会い 

2007年01月13日(土) 9時17分

未来が見えなくなってから、病院と検査、投薬の毎日だった。

それも5年も続くと医者の方も、命に危機がないと判断し、

なんとなくいい加減になってきた。

そんな時である。

5年も独りで耐えてきた私は、出会いを求めてある場所へ・・・

そこは本名も明かさず、異性と出会える場所であった。

もちろん、インターネット上の出会い系サイトである。

とりあえず、5年間、人と接していなかったので、

友達作りからと登録をした。

毎日、いろんな人からのメールがあったが、

ピン!とくる人はいなかった。

なぜか、みんなすぐに「逢おう。」とか「メールアドレスを教えてくれ」と言う。

そんな中で彼だけは違っていた。

私の大好きな機械系エンジニアでパソコンにも強い。

毎日、楽しい話をメールに書いてくれる。

何ヶ月かメールのやり取りをしていたが、

「逢おう。」とかそういうのは一切無い。

こちらも気が楽で、彼とのたわいの無いメールは続いていった。

彼はどんな人なんだろう・・・

私の中で彼の存在が大きくなっていった頃、

メールの中に彼の携帯番号が書かれていた。

「今夜は仕事が速く終わって暇だから、良かったらかけてね。非通知でも構わないから。」

そんなメーッセージと共に・・・


私は電話をかけるのは躊躇したが、実は日が変わってからこのメールを見たのである。

今夜って昨夜かぁ・・・ 悪いことしたなぁなんて思いながら、

少しの勇気を振り絞ってみる。


こちらの携帯の番号をメールで伝えたのだ。


暫らくすると、彼から、電話が・・・

別れ 

2007年01月11日(木) 15時23分
「原因が無い訳ではなく、見つからないのです。場所が場所(頭)なだけに、いつ、どこで、どうなるか分からない。その覚悟はしておいた方がいいかもね。」
病院で医者にそう言われたのは、24歳か25歳の頃。

覚悟・・・?

いつ、どこで、どうなる?

青春真っ盛り!

当時、付き合っていた彼からも
「俺の嫁さんになれよ。」
といわれたばかり。

あの頃の私は「何故私だけ? どうして私が?」

そんな考えが頭の中をグルグルしていた。
当然、夜も眠れない。
このまま、目を覚まさないんじゃないのかと恐怖で一杯。
殆どうつ状態の中で毎日が過ぎていく。

ある日、突然、「死」と言う現実に向かい合わなければならなくなったとき、
私の精神は限界に達していた。

彼にも相談できない。

そんな状態の中で私は“自殺”という二文字が頭の中をよぎった。
何も考えられないうちに手には包丁を握っていた。

直前のところで電話が鳴る。
彼からである。

私は思いとどまった。が、限界である。

彼に打ち明ける。

病気の事、“自殺”を考えた事。
彼は黙って聞いていた。

その後、彼との連絡は途絶える。
電話をしても出ない。
留守電にメッセージを残しても、なんの連絡も無い。

私には彼が支えだった。

数ヵ月後、やっと連絡がとれると、彼はこう言った。
「俺はお前が怖い。ごめん。」

何が怖いのかは今でも分からないが、
こうして私は何もかも失った。

そして、未来が見えなくなった。
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