February 06 [Mon], 2012, 12:31
菊芋は北アメリカを原産とする野菜で、その昔はインディアンたちの食料源として重宝されていました。
日本には江戸時代にアメリカから輸入され、第二次世界大戦のときには作付け統制野菜とされて日本人の代用食になりました。
戦後食用として広く普及することはありませんでしたが、近年ヨーロッパでの研究成果などからその健康増進効果が注目され再び糖尿病患者などを中心に多くの人が菊芋を健康食品として摂取するようになってきているようです。
菊芋に多く含まれるイヌリンという糖質は体に吸収されにくい上、体内の余計な糖分、塩分、脂肪を低下させる働きを持っているため、高い血糖値に悩む人以外にもダイエットの目的で積極的に菊芋を食べる人が増えています。
家庭での保存が少し難しいこともあり、菊芋そのものを食べる人以外に、健康食品会社などが製造しているサプリメント、ジュース、粉末などの菊芋加工食品を毎日の食生活に取り入れている人も多いようです。
November 24 [Thu], 2011, 16:42
11月も下旬です。
そろそろ、菊芋が収穫される季節になってきました。
菊芋は、9月から10月にかけて菊のような黄色い花を咲かせ、そこから地中に芋を作り始めます。
地中の芋が大きくなるのが、晩秋の今のシーズンです。
地上の茎や葉っぱが枯れてきたら、菊芋の収穫のタイミングです。
地中には大きく育った菊芋が出来ているはずです。
菊芋は、じゃがいもなどと違って長期の保存に向いていません。
そのため、できるだけ早く食べてしまうのが理想です。
そう考えると、生の菊芋を使った料理が出来るのもこれからしばらくの間だけ、ってことですよね。
折角の季節物だから、菊芋を見つけたら買って料理してみたいと思います。
菊芋を使った料理も、以前はきんぴらや味噌漬けといった惣菜が多かったんですが、今はシャキシャキのポテトサラダや、ポタージュスープにしてみるなど、洋食系のラインナップも増えています。
また、料理とまでいかなくても、薄切りにして油で揚げればポテトチップスならぬ、菊芋チップスにすることも出来ます。
菊芋の活用方法は実にたくさんあります。
ぜひ、実際に試してみたいもんです。
September 28 [Wed], 2011, 11:40
菊芋は、健康食品として販売されていたり、地方のお土産品として売られているイメージがあります。
実際にそうなんですが、今回は食品としてではなく、植物としての側面から菊芋について考えてみたいと思います。
植物として、というのは自然界の生態系の中のひとつの種目としての菊芋についてです。
菊芋は、北米を原産とする外来種で、江戸時代に日本に伝わってきたと言われています。
そして、その生命力の強さは、その土地の養分を強力に吸収して、翌年には栽培することが出来ないと言われています。
いわゆる、連作を嫌う作物であるということです。
そのため、菊芋が繁殖してしまった土地には他の在来種が追いやられていくという危険性もはらんでいます。
そのような菊芋の強い生命力と繁殖力は、日本の在来種にとっての危機とも考えられ、環境省では「要注意外来生物」という指定をされています。
これは、在来種に対して悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要という指定です。
ただし、駆除対象となったり、栽培や保持に関して制限がかかるような厳しいものではなく、あくまでも注意対象として見られていると言うことです。
健康面、特に保有成分のイヌリンなどが注目されている菊芋ですが、このような一面もあるということです。
June 30 [Thu], 2011, 15:53
菊芋は、繁殖力が強くて栽培がしやすいという事を以前にブログに書きました。
しかし、少し訂正をします。
菊芋は確かに繁殖力が強く、たくましく成長します。
しかし、あまりに生命力が強いためにその土地の栄養分を根こそぎ吸いとってしまうといわれています。
そのためか、菊芋は連作に向かないそうです。
一旦菊芋を植えて、花が咲いていもを取ったあと、翌年は休耕地にする必要があります。
つまり、限られた土地で何度も栽培するのが難しい植物だということです。
それでは、菊芋の栽培に適した土地とはどのようなものでしょうか?
答えは、転作に適した広い土地をもつ場所、となります。
今年はここで作って、来年はとなりの区画で作って、という風に回していけるぐらいの広さがあれば、毎年少しずつ場所を移しながら菊芋を栽培していくことが出来ます。
繁殖力が強く、手入れもそれほど必要ないと思って油断していましたが、実はこんな特徴があったんですね。
それだけ強く栄養分を吸収している菊芋ですから、健康に良いというのもうなずけるものです。
June 09 [Thu], 2011, 15:03
菊芋は、北米が原産のキク科の植物です。
菊のように黄色く美しい花を咲かせ、その根っこはジャガイモやショウガのような根の塊(芋)をつけます。
その根っこが、食用の菊芋として知られています。
イモと言っても、その成分には大きな違いがあります。
通常のジャガイモなどはデンプン質が多く含まれていますが、菊芋にはデンプンはほとんど含まれていません。
その代わりに繊維質や、多糖類(イヌリン)が豊富に含まれているため、体の調子を整える効果があると言われています。
繁殖力が強く、荒れた土地でもたくましく育つことから古くは食用として栽培されていたものが野生化したりというケースもあります。
しかし近年、その健康への効果が認められるにつれて、菊芋を使った町おこしを行うところも出てくるなど、その存在が見直されつつあります。
菊芋を使った料理のレシピもインターネットではいくつも見られるようになり、健康食品として菊芋の粉末やサプリメントが発売されたりと、その活用方法は多岐にわたります。
今はまだ知名度の低い菊芋ですが、じわじわと広がりを見せてきています。
これからも注目していきたいと思います。