躊躇 

October 16 [Thu], 2008, 13:25
Yさんはホテルに入るなり、服を脱いで、パンツ一枚になった。
ベッドに座って躊躇している私を見つめる。

「明かりを暗くしてもいいですか?」私は聞く。
無表情でYさんは「いいよ。」と言う。

しばらくの沈黙。
だけどYさんはベッドの上で無表情に私を見つめている。
私は彼にいぢめられたくて、ここまできた。
でもなにかが恐い。
私の中の今まで隠されていた何かを、壊されてしまう。
そんな気がして、少し震えた。

「りん、服を脱ぎなさい。」
相変わらず無表情で、彼は言う。
「下着姿を見せて。」
私の中で「どうしよう」という気持ちが走った。


恐い、恐い、それ以上私の中に入ってこないで。


「りん、何してるんだ」
躊躇っている私の手を彼は乱暴に引っ張り、
自分の胸へ引き寄せた。
あたたかいぬくもりを感じた。

Yさんは言った。
「お前は俺にこうされたかった。違うのか?」
彼は私の頭を乱暴に撫ぜながら、自分の胸へ私の顔を押し付けた。

その瞬間、なぜか泣きそうになった。
でも私はまだ怯えていた。

そんな私を宥めるように彼は私の服のワンピースの紐を片方落とした。
そしてもう一度言った。
「下着姿になりなさい。」


私は怯えながらも、
服を一枚一枚脱いだ。
そして下着だけになった。

「きれいだよ。りん。こっちにおいで。」
Yさんは待っている。

躊躇しながらも私は彼の胸のなかにもう一度、
顔をうずめた。
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