頑なに 

2005年11月21日(月) 17時01分


       その部屋は

       夕日の赤の様に真っ赤で

       わたしを不安にさせる

       乳飲み子の様に

       怯えて泣き喚き

       目を腫らして

       独りで震えてる


       うんざりする位の

       街のどよめきの中で

       わたしを呼ぶ声は無くて

       あなたの服の裾を

       そっと掴んだ

       あなたはそれを振り払い

       わたしは終焉を思った


       赤く淀んだ

       真夏の午後だった


       暗かった空が開け

       わたしは又

       真っ直ぐに歩き出す

       あなたの植え付けた

       荊を切り落とし

       太陽よりも明るい花を称え

       喜びに満ちた歌で

       
       わたしは大丈夫

       何処までも 生きられる

       きっとわたしは

       終わりを見ないの


       燃え尽きる事無く

       始まりの朝を迎える


残像 

2005年11月16日(水) 13時30分
            

            暗い部屋のベッドの上で

            生きる希望を失くした女は

            誰にも愛されず
         
            誰も愛さず

            終わりを迎えた


            外は雨が降っている


            冷静な判断も

            優しい言葉も

            何も無い

            痛みすら感じない

            無様な罵り合い


            早く息の根を止めてくれ


            「優しくすれば付け上がる」

            奏でる音は無い

            涅槃西風が迎えに来た

            穹に還れるだろうか


            そこなら覆い隠すものは無い



            
            何が正しくて

            何が間違いなのか

            そんなことはどうでも好い

            白い影達がわたしを見てる


            蒼穹 真夏日

            輝 海面

            向日葵 彼岸

            外待雨

            もう戻れない


            あの日に帰りたい

       
            毎日が笑顔だった頃


            カエリタイ


            カエリタイ



            消えてしまえ





あなた 

2005年11月14日(月) 11時34分
              わたしを怯えさせる色  黒

              わたしを責め立てるもの  人

              わたしを脅かす音  声

              わたしを混乱させるもの  眼球

              わたしを陥れる影  わたし

              わたしを嘲笑うもの  男

              わたしを惨めにする行為  sex

              わたしを堕落させるもの  薬

              わたしを突き落とす腕  あなた

              わたしを卑屈にするもの  肌

           
              わたしを切り捨てるもの  あなた

              わたしを蹴落とすもの  あなた


              わたしを裏切るもの  あなた


              わたしが憎むもの  凡て




             
              

愛でる 

2005年11月05日(土) 14時37分


                  わたしの足は

                  血塗れだけど

                  まだ  歩ける

                  あなたの救いを

                  飲み込んで

                  胸に凶器を咲かせてみた

                  愛しい名前

                  拭い去って

                  空に放つ


                  美しき日々

                  アカバナの丘


ください。 

2005年11月02日(水) 21時17分

             誰かわたしの話を聞いてください

             誰かわたしの叫びを聞いてください

             誰かわたしの想いを聞いてください


             そしてわたしに花をください

             決して豪華でなくていい

             強く凛としたその花を

             わたしにください。


             月が一番高くに昇った頃

             犇く星にわたしを感じてください

             海の潮が砂浜に満ちた頃

             静寂の波にわたしを想ってください

 
             そしてわたしに花をください

             決して美しくなくていい

             逞しく大地に根を張った

             あの花をわたしにください。


             誰かわたしを愛してください

             誰かわたしを信じてください

             誰かわたしを見てください


             そしてわたしに花をください

             散り逝く運命をも恐れない

             あなたの花をわたしにください。


             あなたの花を

             わたしの中に咲かせてください。


邪まな心 

2005年10月31日(月) 16時36分
                

                 わたしは

                 あらゆる人から

                 邪険にされ

                 蔑ろにされ

                 疎まれてきた


                 それでもいい


                 あの方さえ

                 わたしの味方ならば

                 あの方さえ

                 わたしを導いてくれるならば


                 他には何も要らない


                 途方も無く美しく

                 限りなく優しい


                 あなたを傍で

                 感じられることが

                 わたしの喜び

                 あなたを愛することが

                 わたしの幸せ


                 あなたの腕に抱かれることを

                 私はいつも夢に見ています


天光 

2005年10月26日(水) 13時23分


  
   
  
  あなたが空に呼ばれた時

  わたしは暗い牢獄の中から

  澄み切った青空を見つめてた


             限界を超えた

             わたしの叫びが

             見慣れた街並みに

             小さく木霊する

 
             細い道の真ん中で

             わたしがわたしと出会って

             唇から歌が零れ

             二人の間に

             虹が架かった

             わたしの生き様を見てて

             あなたはこの夜を越えて


             果ての無い壁に打ち合たって

             血が滲んでもぶつかり続ける

             誰かわたしを

             受け止めてみて


             苦し紛れに吐いた言葉が

             あなたを傷付けて

             わたしは又  独りになったよ


             腐ったこの世界の

             余りに広い空に

             ぽっかり穴が開いた

             あなたは上から

             わたしに呼び掛けるの

             自分を殺してまで

             歩く事は無い と

             あなたの此処には


             わたしが居る と


             舞い降りた自由と

             果ての鐘の音

             世界中に響き

             そして平和を

  
             強過ぎた祈りを

             誰か汲み取って



溜息 

2005年10月24日(月) 19時02分

                    尊い命は
           
                    そこら中に溢れ

                    聖域を満たす


                    わたしの船

                    あいの歌

                    
                    息が止まるまで踊り続けて

                    覚束無い足取りで踊り狂って

                    切り落とした腕を

                    空に掲げて

                    あなたの温度を確かめて

                    流れるあなたの赤い涙が

                    わたしを救う

                    
                    わたしを食い千切って

                    此処に居て


糸。 

2005年10月23日(日) 1時08分
  

                   色んな痛みが

                   折り重なって

                   この歌を紡いだ


                   沢山の痛みが

                   重なり合って

                   この喉に宿った


                   消せない痛みが

                   傷を舐めあって

                   この声に願った



箱舟 

2005年10月23日(日) 0時57分
               

               わたしが持っているのは

               爛れた体と

               小さな痛みと

               あなたを愛する両腕


               望まれた事など    忘れてしまったけど


               届かない祈りと

               傍で泣くあなたと

               戻らない想いと

               死んでしまった小鳥と


               古びた井戸の中で

               狂った女が

               卑しい口から

               怒りと泪を放った


               望まれた事など   一度も無かったけれど


               呪われた体と

               動かないあなたと

               失った光と

               捨てられなかった箱舟


               灰になったあなたは

               自由を手に入れた


               凍えた夜の雨と

               白い服のあなたと

               焼かれた思い出など

               わたしは求めない

               呪われた体と

               ずっと生き続ける

               失った祈りと

               灰になった箱舟


               自由に

               
P R
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