牛山アヤコの忘却(仮) 02 

March 17 [Mon], 2008, 13:19
「・・アヤコぉ、起きてよ・・」

アヤコはだれかのすすり泣く声で目を覚ました。

「・・なんで泣いてるの・・?」

アヤコは手を伸ばす。

のばした手を、アヤコの母がぎゅっとつかんだ。


「よかった・・・アヤコ・・アヤコ・・」

母は涙で笑顔をぐちゃぐちゃにして、痛いくらいの力をこめて
アヤコの手をぎゅうっと握りしめた。


そして、アヤコは気づいた。


「・・ここ、どこ?」


真っ白な壁、天井・・・
ベッドのシーツも真っ白だ。


「病院よ・・アヤコ、頭を打って・・それで・・意識がね・・」


ぽつりぽつりと話す母親。
いつもと違ってすごく頼りなさげだった。


「・・あたしは大丈夫だよ・・」

こうやって、しっかりしゃべれるし、動けるし。



「お医者さんが、もしかしたら記憶に損害が出るかもしれないって・・」


母はそれが心配でしょうがないと唇をかみしめた。
アヤコはそれも大丈夫だから、と母に笑いかける。

「ちょっと足をねんざしたのと、それくらいですって・・・。
今日は安静のために、入院してきなさいってお医者さんが言ってた」

「そっか、ありがと。たいしたことないし自分でいろいろできるから、今日はかえって大丈夫だよ。
心配かけてごめんね」

アヤコはそういうと心配そうに見つめてくる母と兄に手を振った。

ふたりはしぶしぶパイプいすから立ち上がり、心配そうに病室の外へと出て行った。


外では桜がひらひらと舞い落ちている。


「・・こういうのを夜桜って言うのかなあ・・」

一枚落ちては、また一枚風にさらわれる。


「そういえば、そろそろ卒業なんだなあ・・」


やっと気づいた、皆との別れの時。


「やだなあ・・みんなと別れたくないなあッ・・」


気づけば、涙があふれ出していた。


もうひとり、別れたくない人がいた気がする。


・・・誰だろう?



・・・ありさ?さえ?あずさ?せりな?それともだれ・・?



何かがぽっかりなくなってしまったような気持ち。


あとひとり、いつものメンバーにいた気がする。


いたのかな、ほんとに。

牛山アヤコの忘却(仮)携帯小説風 

March 14 [Fri], 2008, 17:32
「アヤコ!今日も鬼ごっこやるよー!」
「うんッ!」

いつも通りの昼放課。
あたし牛山アヤコはいつも通りのメンバーにいつも通りに鬼ごっこに誘われた。

「今日の鬼はー・・・誰だっけ?」
「はいあたしからッ!」
あづさが問いかけるとさえが答えた。

さえがカウントしているうちにみんなはワッと駆け出す。
アヤコも遅れないように飛び出した。


息を切らして振り返ると、さえがありさを追いかけているのが見えた。

とりあえず、自分が標的じゃないうちは一安心だ。
アヤコはふうッと息をついた。

ぼーっとしていると、あの人のことをふっと思い出した。


相澤タイガ ―



塾の一番前の席にずっと居座る、いわゆる塾TOPの男子。


最近彼のことがすぐに浮かんでは消え、を繰り返す。





そして最近彼には・・・



彼女ができた。




塾でもなかなかの美人さんに入る方で、正直自分では

・・・かなう気がしなかった。



もういっそ、叶わなくてもよかったんだ。
おんなじクラスで、彼のことを見つめていられるならば。


いつの間にか、そう思うようになっていた。


願うならば・・・一度でいいから、あたしのことを見て欲しいけれど。


思いにふけっているアヤコの耳に叫びが飛び込んだ。


「アヤコ!!ありさ来てる!逃げて!」


バッと後ろを振り向くと、ありさが今だとばかりに走って迫ってくる。


アヤコは猛ダッシュで走り出した。


後ろを振り向きつつ走る。


次の瞬間・・・世界が回った。

足に痛みを覚えた。

頭を床で強打した。


意識が遠のいていく。


周りの音は聞こえない。


聞こえるのはタイガの優しい声 ―


ねえタイガ、
今幸せ?彼女とは・・・うまくやってる?


あほのたこし 第2夜 

July 23 [Mon], 2007, 23:06

あほのたこし 第1夜 

July 23 [Mon], 2007, 0:02

二人だけの秘密だZO☆温泉湯煙二人旅 

May 26 [Sat], 2007, 21:47
(※この話は本編に関連性のない息抜き、いわゆる番外編です。)

「・・・はっちぃさ、今度の日曜あいてる?」
拓磨の一言から、それは始まった。

「・・別に・・」

仁志はいつものように小さく、拓磨にしか聞こえないくらいのこえで
ぽつりと返した。


「じゃ、これやるよ!!イトヨのくじであたっちゃってさ・・・。二人分の
温泉旅行!しかも夕食つき一泊二日!彼女と行こうと思ったんだけどさ・・・
別れちゃって」

拓磨は仁志に券を押し付けた。

悪いって、と必死に拒む仁志だったが押されに押され、券を受け取った。


「・・僕と、誰が行くの・・?」


仁志が券を胸のポケットへ放り込み聞いた。
拓磨はニヤリとする。


「はちくんだよ、はちくん!一緒にぜひ行って欲しいんだよねー、これが!」

面白そうにククっと笑いながら拓磨は声を張り上げた。

仁志は怪訝そうに目を細める。
拓磨は兄弟仲がそう良くないことも知っているはずなのに。

・・・何かがひっかかる。

が、それが何かは分からなかった。

仁志はありがとう、ともう一度小さく言うとその場を後にした。
拓磨はニヤニヤしながら手を振っていた。


大またで歩き、ユーフォニウムのパート部屋まで辿り着く。
コンコン、と微妙にノックして扉を開いた。

「ちょっと、たけし」

軽く手招きすると、たけしは不愉快そうに渋々とこちらへ寄って来た。
舞子と話途中だったようだ。

たけしを部屋の外に連れ出す。

「日曜日、遊びに行こう」

たけしは仁志の一言に目を丸くした。

「部活、サボって・・・?」

まじめな仁志の一言にたけしは思わず聞き返す。
仁志は部活をサボったこともなければ、サボろうとしたこともない。

そんな仁志が持ちかけてきたのだ。不思議すぎる。


仁志は普通にうん、と縦に首を振った。


・・・・・・・・・・?

そこまでして成し遂げたいことがあるのだろうか・・・


「どこに行くわけ?」

たけしはユーフォニウムを床にそっと下ろしつつ聞いた。

「此処に・・」

ごそごそと胸ポケットを探る仁志。

胸ポケットから薄い紙切れが二枚顔を出す。

その紙には「伊藤八日堂プレゼンツ 岩垣旅館一泊二日(夕食・露天風呂つき)」
とあった。

「・・・イトヨプレゼンツ?」

「そうだ。津田くんから貰ったんだ、ぜひお前と行けといわれた」

無表情に仁志はたけしに一枚券を突きつけた。

「部活休むの?ほんとに兄ちゃんが?」

たけしは受け取ってペラペラと読みつつ聞く。
仁志はそのつもりだとだけ返した。

「そこまで言うなら行く。津田先輩にも悪いし・・断ったりとかしたら」

たけしは券を大切に胸ポケットへと突っ込み少しだけ微笑んだ。

そのとき丁度午後部活終了のチャイムが鳴り響いた。

「時間を取らせて悪かったね」

仁志は券を二枚折にするとズボンのポケットへとしっかりと入れた。

⇒⇒つづく

☆プレゼントのお知らせ☆ 

May 21 [Mon], 2007, 19:36

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ラブ劇場はっじまっるよー\(^o^)/※本文は至って真面目 

April 20 [Fri], 2007, 15:30
仁志は仲のあまり良くなかったたけしに最近何度か捕まえられるようになっていた。
何だ?と聞くといつもいつも「舞子先輩が・・・」と始まる。

仁志からすればいい迷惑だった。
人の恋路、特に弟の恋路なんて本当に興味がない。

そしてある日、頼まれた。

「舞子先輩に好きな人がいるのか調べてよ」 と・・・・。

仁志は「もう一度言って」とこめかみに手をやる。
本当に頭が痛い。最近のたけしはなんだかおかしい。


「だから、舞子先輩に好きな人がいるのか調べてよ」

たけしは俯き少し恥ずかしげに言った。

その姿があまりにも真剣に悩んでいたので、仁志は少しだけ聞く耳を持つことにした。


「・・どうやって僕が探るの?僕は舞子さんとは関係を持っていない」

仁志は横に首を振った。たけしは諦めない。


「たとえば・・そうだ、津田先輩。津田先輩に頼んでよ!友達でしょ?」

たけしは作ったこぶしでドンっとテーブルをたたいた。
たけしの瞳は最初のときみたいに至って真剣だった。

仁志はハァーっとため息をつく。

・・僕はコミュニケーションが苦手だっていうのに。
・・そんなこと無理に決まってるだろ・・・?


「たけし、僕はコミュニケーションが苦手だ」

「じゃあ、得意にしてよ。この機会に・・」

お願い、とたけしは素直に頭を下げた。

そんな弟の姿を見ていると・・・断れなかった。

断るつもりだったのに。絶対に断るつもりだったのに。
コミュニケーションなんてごめんだった。めんどくさいのもいやだった。

でも・・
彼の頭を下げる姿には勝てなかった。

「・・分かったよ、頼んでみるよ」

「ありがとう兄ちゃん!!」

たけしは顔を上げとても嬉しそうに笑みを浮かべた。

仁志はめんどくさいことになってしまった、と頭をかく。

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翌日 ---

仁志は震える自分に喝をいれ、口を開いた。


「ねえ、津田君」

もの凄く小さかった。
でも、拓磨は気づいてくれた。


「あ、おはようはっちぃ!珍しいなー、はっちぃから挨拶してくれるなんて。」

拓磨は嬉しそうにニコニコと笑っている。


「あのさ、頼みが・・頼みがあるんだ」



ここで断れませんように・・・

仁志は願った。

津田はきょとんとしていた。少ししてから

「頼みごとのよっては聞いたり聞かなかったりするわ」

と返した。

仁志はほっと胸をなでおろす。

「あのさ・・・」

仁志は小声で拓磨に打ち明け始めた。

「なんで、山田さんのこと知りたいの?まさかはっちぃ・・すき?」

にやりと笑う拓磨。

「そうじゃない、ただ・・たけしが」

ついつい口が滑って、仁志はそんなことを口走っていた。

「あっ・・今のは・・その・・」

訂正してももう遅かった。そういうことかあー、と拓磨はにやにや笑いしている。


「いいよ」


10秒の間隔もなく、あっさり拓磨は仁志の願いを聞き入れた。


「・・今日、聞いて欲しいんだ。僕もなるべく近くで見てるから」

仁志はペコリと頭を下げた。
拓磨は任せといてよと笑う。


あと1時間授業を終えれば、午後部活だ。

仁志は拓磨のクラスを立ち去った。

ラブ劇場はっじまっるよー\(^o^)/※本文は至って真面目 

April 20 [Fri], 2007, 7:10
maiko's side story.....

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自分が津田拓磨先輩をすきになってる、って気づいたきっかけは

ユーフォ仲間であり大切な仲間であるあやかの一言だった。

「舞子ってさ、いつも津田先輩の前だとおとなしいよねぇ・・
声小さくなるし、微妙に高くなってるし・・・」


「え?」

私はきょとんとあやかを見た。

・・私が津田先輩の前で?

気づかなかった・・・

天然パーマのかかった髪に、なんともいえないめがね。ときどき
めがねはないときもあるけれど。

そんな冴えない先輩だけど、ユーフォニウムは上手。
勉強もそこそこできるらしい。


その人の前で私がもじもじしてるの?


「それって、どういうこと・・?確かに先輩は厳しいから、小さくなったり
声は上ずったりするよ。」

舞子はユーフォニウムを膝の上に置くと小声であやかに囁いた。


「・・ふーん?」

あやかは面白くなさげにそっぽをむく。


「な、なんか気に障ること言っちゃった!?」

舞子はあせりまくる。あやかはそっぽをむいたまま。


「あのさー、舞子ぅ」

あやかはバッと舞子のほうに振り向くと、にやりとした。

舞子は一瞬びくりとなる。


「な、何・・?」

あまりにもあやかが嬉しそうに笑うので舞子のほうにも笑顔が
うつり、その笑顔のまま舞子は聞いた。


「舞子ってさ、好きな人いる?」


予想外の質問に舞子はユーフォニウムを抱えたまま固まった。


「い、いるわけないじゃん!だってこの学年てあんまりかっこいい人とか
いないし!」

大声を張り上げてあやかの前で反論する。顔が火照って熱かった。

そのとき、ふっと脳裏に拓磨先輩で _______


「今さ、誰のこと考えながら反論した?」


あやかは問いかけると、にこにこしながら楽譜に書き込みをした。


「え・・・」

________ 拓磨先輩。



「きっとさ、その人が舞子のすきな人だよっ。裏をかく心理テスト・・・みたいな??
これで気持ちがハッキリしたよね」

あやかはそれだけ言うとユーフォニウムをかまえふきだした。

「それって、もしかして私が拓磨先輩を・・・」

舞子は震える声で返そうとする。


しかしあやかは聴く耳を持たず、聞こえてないかのように吹き続けていた。


・・舞子は気づいた。

やっと気づいた。どうして、先輩の前だと声が小さくなって、高くなって、
自分を可愛くみせようとしているのかに。


「あやか・・気づいたよ、私」

舞子はユーフォを構えたまま呟いた。


あやかはユーフォを吹きつづけ、聞こえないふりをしている。
でもあやかの顔は嬉しそうだった。


「・・ありがと」

舞子の呟きは教室の中で響き、溶けていった。




ラブ劇場はっじまっるよー\(^o^)/※本文は至って真面目 

April 19 [Thu], 2007, 18:59
・・・山田舞子。

ユーフォニウム二年生、ユーフォニウムは腕から見るとどうやら初めてらしい。

容姿はそこまで目立つわけでもなく、むしろ少し目立たないくらいのもので、
艶のあるミディアムに長いまつげ。
美人、といえば美人なのかもしれない。いや、美人だ。

たけしの舞子に対する第二印象はそんな感じだった。

特段目立つわけでもないのに、少し気になる存在。

最初はそれだけだった。

けれど最近は、部活が楽しみで仕方ない。


1年の自分のクラスの他愛ない会話も最近は舞子を見ている時間と比べると
本当になんでもないようなもののように思えてきた。


「・・なあ、たけし、最近付き合い悪くね?遊びにいこうぜ、部活サボってさ」

小学校からの親友からもこういう言われるまでになっていた。

付き合わなくちゃな、と思ってもやっぱり自然と頭で舞子のことを思い浮かべている自分。


「ごめん、今日フレーズテストなんだ。まじ大事なテストっぽくてさ・・また誘ってよ」

たけしはホントにごめんと顔の前でパンっと手を合わせた。

親友はしぶしぶ「じゃ、しゃーないな」と帰っていく。


それを見届けると、たけしは部室へダッシュした。

部室は3Fにある。

3Fに着くと、部室の鍵開き待ちの生徒がたくさんいた。

・・・舞子は?

見渡す。探していると、同級生の天野靖也が手を振ってきた。

・・お前じゃないっつーの。

少しだけ心の中で愚痴ると、「あ、まのせ!そこにいたのか!見えなかったわー!」
と笑いながら靖也に駆け寄った。

時々むしょうに、いつも笑ってる舞子を見たくなる。

あー、自分って中学入って本当におかしくなったなと実感する瞬間。


きっと・・・舞子にとって自分は入りたての名前もろくに覚えられていないただの
一年生であり、ただの後輩なのだろう。

そう思うと少しむなしかった。


でも、しょうがない。知り合って本当に間もないのだから。


よし、と気合をいれユーフォニウムをケースから取り出し用意するとパート用の部屋へ
向かった。


「あ、きたきた。俺、今日から蜂須賀くんのことはちくんって呼ぶわ!」


パート部屋では3年の津田拓磨と舞子がいた。

いきなり拓磨が突っ込んできて驚くたけし。


「あ、はい、お願いします」

たけしはいすを用意すると何気なく舞子の隣に置いて座った。


「はちくん、俺のほうこいよっ」

拓磨はにこにこと笑ってたけしを手招きした。

たけしは、あ、はい・・としぶしぶ席を拓磨の隣へ移動させた。


相変わらず舞子はニコニコしながらおんなじクラスで仲のいい(らしい)あやかと話している。




「あ、私もはちくんって呼んでいいですか?」



舞子が、何気なくたけしに話しかけた一言。


それだけで・・この部活に来た意味があった。


たけしは嬉しい笑いを隠し切れずに、服の袖口から出した緑ジャージで口元を
覆った。



・・ちょっとずつでも、近づけている。
そう思うと、嬉しくて仕方なかった。





ラブ劇場はっじまっるよー\(^o^)/※本文は至って真面目 

April 19 [Thu], 2007, 15:51
「恋」なんていうものは、思ったより突然に始まるものだった。

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生活が落ち着いた頃、たけしから「話がある」と仁志はたけしの部屋へ招かれた。

仁志はあまり乗り気ではなかったが、とりあえず弟のたわごとということで
付き合うことにした。

「・・で、話は?」

たけしがうつむいたまま話を始めないので、仁志はすこしイライラしながら声をかけた。

たけしは返そうとしない。

仁志がたけしに手を伸ばしたその時

たけしがバッと顔を上げた。
今までにないくらい真剣な瞳。


仁志は弟の見慣れない姿に圧倒された。


「俺さ・・・好きな子、できたんだよ!」


一瞬時が止まった。まさか、弟からこんな思春期めいた言葉が飛び出るなんて
全くもって予想外だった。


「それは、僕に関係あるの?」

仁志は関係なさそうに、楽しくなさそうに問う。

「・・二年の、ユーフォの人。・・名前知りたいんだ。
そんでさ、俺、ユーフォ始める!」

たけしは少しだけ照れているようだった。

・・二年のユーフォ?
友達の津田の後輩の・・確か名前は・・


山田舞子


だったような。


「・・確か山田舞子さん」

仁志は記憶を手繰り寄せ小さく返事した。


「舞子先輩か・・」

たけしは口にして、少しだけ嬉しそうに笑った。
あまりに幸せそうで、仁志は不思議で仕方なかった。


「頑張って」

仁志はそれだけ言うと部屋を後にした。


正直なところ、弟の恋愛にはこれっぽっちも興味がなかったし、山田舞子も
そんなに目だって可愛らしい存在ではない。


彼女の・・舞子の相手を愛しむような視線を見るまで、仁志は全くもって
第三者、部外者、傍観者だった。だったのだ。

少し暑く、じめじめとした季節にたけしはユーフォニウムに抜擢された。


「やったよ、兄ちゃん!」

たけしがあまりにも嬉しそうだったから、仁志もほんの少しだけ微笑んで喜んだ。






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