こはが安宅美春

July 12 [Tue], 2016, 9:33
レベルの低い歯科医に当たってしまうと、せっかく手術したインプラントが安定しなかったり脱落したりする場合もあります。もちろんベテラン歯科医が施術してもそういったことは起こる可能性はゼロではありません、その確率の差は歴然です。リスクに備えるという意味でも保証制度があるのないのかは手術前に聞いておいた方がいいでしょう。
インプラント治療ではデメリットよりもメリットの方が比較にならないほど大きいんです。自由診療で治療費が高額であっても、治療期間がとんでもなく長くなっても、外科手術が必須であっても、受ける価値があります。入れ歯やブリッジは失った歯を外見上は補ってはくれますが、インプラントは歯の機能自体を取り戻すことができます。
インプラントにすることで、美味しい食事を楽しむことができるようになります。味は当然ですが、歯ごたえの違いや料理の温度までしっかりと感じることができます。固くても平気で噛めますので、遠慮していたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は天然歯の80%まで回復します。
インプラントは保険が使えないので、かなり高い出費を覚悟しなければなりません。でもだからといって、安さを優先させてインプラントを選ぶのは間違いです。実際の請求額と表示金額に違いがあったり、低品質な商品である場合もあります。インプラントを選ぶときに優先させるべきものは、最優先でその歯科医が信頼できるかどうかを気にすることです。
インプラント手術は1本からでもできますが、実際は数本の手術となるケースが多いです。高齢者がインプラントを希望する場合が多く、なくなった歯が1本ではない場合が圧倒的に多数だからです。また、大部分の歯がなくなっている状態のことを多数歯欠損と言い、このようなケースではオールオンフォーといった特別な方法が用いられます。
allon-4とは、多数歯欠損の方に行われるインプラント手術の最先端の技術です。従来の方法ではインプラントと歯の割合は1:1でしたが、オールオンフォーではインプラント4本ですべての歯を支えます。片顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。インプラントを埋め込む本数によって、all-on-6などと呼ばれることもあります。
近頃では歯科医院でもインフォームドコンセントを前面に打ち出しているところが増えてきました。特にインプラントなどの費用が高額になる自由診療を行っているデンタルクリニックに多い傾向があります。外科手術というリスクと高い費用、長い治療期間を考えれば、患者の立場からしてみれば当然のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間が長くなる理由としては、埋入したインプラントと顎の骨が結合するのを待つ必要があるからです。骨造成が必要であった場合には更に治療期間は長くなります。長い場合には治療期間が2年を超える場合もあるようですが、インプラント治療完了後には生活の質が一変します。
インプラントは失った歯を取り戻すための治療ですが、似たような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が効きますので治療費は安く済みますが、それ以上にデメリットの大きさが目立つことも事実です。どちらにも共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、一見しただけでは抜けている歯はないように見えます。でも実際は表面的な事で、自分の歯と同じように噛めるかと言えば、現実にはそんな機能は備わってはいません。見た目だけを気にするのか、もしくは噛むという歯の機能を気にするのかは希望だけでは判断できないかもしれません。
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