Vol.2 〜気がかり〜 ♀ 

January 24 [Thu], 2008, 10:57
あれから打ち上げに来ないかとハルキからメールが来たが、返せないでいた



今わ会えない








きっとハルキのことだから、あたしを攻めたりしないだろう





裏切り。






ハルキの笑顔に後ろめたさを感ぢたくない


























いつからだろう


ハルキに近付けない距離を感ぢていた



壁を作っていたのわ自分だと


後悔している















ハルキがあたし達の元を離れて1年




何も手に付かなくなる時もあった












1年前から恋愛の詩を書く事が出来なくなった




いや、書こうと思うとハルキのことで頭がいっぱいになる




そんな自分が嫌いだった








1年前からずっと同じ曲を歌い続けるあたしに、嫌気がさす






バンドの先輩に相談したら、今の気持ちを唄にしたらいいとゆってくれた




気がすすまなかったけれど、出来上がった時わ


気が晴れたような。そんな気がした


もう一度ここからやり直せると


自分自身、自分の曲で元気が出た







今日のLIVEで初披露出来たはずが


唯一没頭出来て誰よりも自信があったはずの歌が歌えなかった







控室を飛び出したあたしの腕を掴んだ人



誰なんだろう


安心感を覚えた



あの人わあたしの歌をまた聞きにきてくれるだろうか


納得のいく歌を、あたしの再出発を



心待ちにしてくれてる人がいるんだと願いたい











人を愛する事を億劫に思う今


ハルキ以上の人が現れることなど




今のあたしにわ知るよしもなかった





つづく





著:MIZO

Vol.2 〜気がかり〜 ♂ 

January 23 [Wed], 2008, 20:19
何か言ってたな
何て言ってたんだろう…



「おい!ケンジ!おいってばよ!」



ヒロの呼び声で我に返った



「お前いきなりなんなんだよーびっくりするじゃねーか」

「・・・ごめん。」

「これからハルキ先輩達の打ち上げ参加するけどお前も行くだろ?」

「あぁ」


モヤモヤが残る




「ハルキ先輩!ケンジの奴が女のケツ追いかけまわしてたんで遅くなりましたー!」


みんなが笑う中見渡すとあの子はいない


「ケンジ!ヒロ!こっち来いよ」


ハルキ先輩に呼ばれる


「先輩ー 今日もやばかったすね!」

「かっこ良かっただろ? 笑」

「俺も負けてないすけどね!」



今日のライブの話で盛り上がってると一人の女の子が俺達のいる席へと近づいてくる

あまりの可愛さに周りがざわめく



「ヒロ!」

「あきー!あっこいつ俺のです テレッ」


!?!?


テレッとかキモイ奴だ
てかなんだあの可愛い彼女は!?


「お前どうやってこんな可愛い子騙したんだよ!」

「おいおい!俺なんも聞いてねーぞ!」


ブーイングの嵐の中


「騙しただなんて人聞き悪いすねー大学の先輩でやっと俺の一途な想いが通じたんですから!しかも彼女もバンドやってまして。。。。」


ヒロのノロケ話は続く


確かにヒロは俺と違って社交的だし面白いから悔しいけどモテる
唯一勝てるのがギターだけだ
なんだかそう思うと無償に切なくなってきた…

そんな俺の空気を読んだのか読めないのか
ハルキ先輩が


「ケンジーお前の隣寂しそうだけど?笑」

「先輩。それ禁句っすよー笑」


みんなでバカにしやがってー!


「俺だって気になる子の一人や二人いるし!今日のライブで一番最初に出てた子とかめちゃめちゃタイプだっつーの!ハルキ先輩ーあの子誰なんすか?打ち上げいないですけど紹介してくださいよー」


少しやけになった俺はしゃべりまくった
どうにか空気を変えたかった


「お前あんなんがタイプ!?まぁ好みは人それぞれだしな…笑」
ヒロがバカにした口調で笑う



あれ?
しゃべってるの俺らだけ
空気がいっきに変わった
今までにないほど悪い
これがぞくに言うKYか
俺らってKYなのか?
てか俺か…



先輩を見るとなにやら様子がおかしい


「ハルキ先輩?」

「おぅ…まぁいない人の話なんかしてねーでヒロにはもったいない程可愛い彼女も来たわけだし飲みなおそうぜ」

「先輩…一言余計っす」


・・・

なんなんだあの感じ
めちゃくちゃ気になるじゃねーか!!!!!!!!!

その後俺は何かを忘れるかのように飲みまくった

つづく



著:yumi

Vol.1 〜出会い〜 ♀ 

January 22 [Tue], 2008, 23:18
あたしわこの日を待ち望んでいた






ハルキが長いツアーから帰ってくる
















ハルキとわ小学校からの幼なじみだ


中学の時

中古で買った安物のギターを背負って、家に上がり込んで来るハルキを思い出す



『ジュディマリ弾けるようになったからミク歌ってよ』




毎日夜遅くまでハルキの練習に付き合わされた



『高校入ったら、バンド組もうぜ。ミクがボーカルだ。約束だよ』











高校に入ったら、バンドのメンバーを集めてあたしを仲間に入れてくれた



あたしとハルキに、トール、イッペー、4人わいつも一緒で



バンド練習だとゆってわよくウチで呑んでいた

















『ミクの声ぢゃなきゃ俺、ギター弾かないから』


















うそつき!!!!!!!!




















ハルキが新しく組んだバンドわ、たちまち人気になり


あたしわ取り残されたようだった



そんなあたしを元気付けてくれたのが、トール、イッペーだった



『お前がギター弾けよ』



すんなりと引き受けたあたしわ、ギターの練習に明け暮れた




トール、イッペーがいなかったら今のあたしわなかっただろう








ツアーファイナルに誘われた時わ、ハルキに対して裏切られた気持ちわ無くなっていたし


正直嬉しかった







ハルキがいなくてもあたしわやってける。

見せ付けたかった








ハルキへの挨拶もままならぬまま、あたしわステージに立った









なのに、ステージ脇に立つハルキが気になって思うように声が出なかった






悔しかった



お客さんがみるみる外へ出て行く中、見知らぬ男の人がずっとあたしを見ていた




今にも逃げ出しそうな空気の中、冷静に彼を見つめていた







気付いたら控室にいた

手の力が抜けて

ピックが床に転がった





ハルキのバンドが終わったようだった




バンドのメンバーに攻められ

わかってわいるけど、止められない涙を拭って、ハルキに会わぬよう控室を出た














強い力で腕を引っ張られた



ハルキ?







あっさっきの人だ










アリガトウ・・・・








蚊の泣くような声が届いただろうか






今わ誰とも話をしたくなかった






車に戻ってエンジンをかけるとジュディマリの小さな頃からが流れた









壊れそうなのは
夢だけぢゃないの
窓から差し込む光
もう行かなくちゃ







つづく



著:MIZO

Vol.1 〜出会い〜 ♂ 

January 22 [Tue], 2008, 21:03
彼女に初めて出逢ったのはあるライブハウスだった。


ステージの上で自信なさげに今にも泣きそうな顔で立っていた



隣でヒロが呟く

「なぁケンジ・・・なんだあれ?自信ないならステージに立つなつーの」



俺とヒロは同じバンドの仲間だ

思った事をすぐ口に出すヒロに時々ヒヤヒヤするが本当は何事にも熱くていい奴
こいつの歌声はハンパない
男の俺でも惚れそうなくらいだ



「あぁ。そうだな」

確かに見てるこっちが恥ずかしくなるくらいなのだがなぜか彼女から目が離せなくなっていた



「俺タバコ吸ってくるわ」
ヒロが言う

周りの客もどんどん減っていく中黙って彼女を見ていた

彼女は一言も歌うことなくステージから消えた



その後はさっきまでの雰囲気がなかったかのように盛り上がってく

「ハルキ先輩ら次じゃねー!クソ楽しみ!!」

「お前暴れるのもいいけどちゃんと見ていいとこ吸収しろよな」

「わーってるって!」


本当にこいつはわかってるのだろうか・・・


ハルキ先輩はやっぱりすげぇ

ギターの腕もすごいが見せ方がどのバンドよりもずば抜けてすごかった
引き込まれるつーかなんつーか


感想は苦手だ。


ライブが終わり俺達はハルキ先輩を待った


すると一番最初に出た女の子が一人俯きながら控え室から出てきた



「おい。あの女残念な子じゃん! 激笑」


その言葉が聞こえたのか彼女が走って俺らの前を通り過ぎる



「お前!そんな事言うんじゃねーよ!!」

「な、なんでそんな怒るんだよ!」


俺は無意識にその子を追いかけた


逃げ足はぇな・・・



やっとの思いで腕をつかみ彼女を見ると泣いていた

あっと思った瞬間彼女は俺の腕を振り払いまた走って行ってしまった



それが彼女との最初の出会いだった


つづく



著:yumi
プロフィール
  • プロフィール画像
  • アイコン画像 ニックネーム:relay_story
読者になる
2008年01月
« 前の月  |  次の月 »
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
最新コメント
アイコン画像たむら
» Vol.2 〜気がかり〜 ♂ (2008年01月31日)
アイコン画像たむら
» Vol.1 〜出会い〜 ♂ (2008年01月31日)
アイコン画像たむら
» Vol.1 〜出会い〜 ♂ (2008年01月26日)