001 

November 12 [Sun], 2006, 10:19
■  001  ■

 “タイムマシンがあったらどの時代に行きたい?”
こんな心理テストがあった
他の世界に、憧れた事はなかった
世界はいつでも、自分とそれ以外。ただそれだけ
男女の差も、他人の動きも、     生と死さえも
ブラウン管の向こう側でしかない
流れに逆らわない生き方が、どの世界でも一番楽だと思う
拒むことも抵抗する事もせずに、ただ来るものをありのままに享受して
決定権を他人に委ねる
生き方が同じならば、思考に変化があるはずがない

そう思った











跳躍
途端。耳のすぐそばで風が切れた
合成ゴムの靴底から伝わる、校庭の硬い土を蹴った反動。明良は宙に飛んだ。
黄と黒に塗り分けられた、まるで工事現場の立ち入り禁止表示のような走り幅跳びのバーの高さは150センチ。鉄製のスタンドの向こうに広がる深緑の分厚いマットの横で、マネージャーの陽子がパステルカラーの記録板手にして立っている
空中で、明良の体が腰を中心にして半回転。春の日差しを前面に受けた明良の影が、バーのわずか5センチの位置を通過していく
時間にして約2秒半。他人にはほんの一瞬の出来事が、明良にはとてつもなく長い事のように感じられる。
頬と髪をなぶる風も、仰向いた事で見える空の透き通った青さも、周囲の人のざわめきも、すべて止まってしまったかのように。
そんな事を3回程度考えたとき、背中に衝撃。
着地に慣れきった明良の体は、無意識に首をもたげて脳震盪を防いだ
体育の授業でも使用されるマットは、いくらはたいても砂っぽい。綿の塊が重力に引かれる明良を受け止め、微細な砂埃を上げた。この瞬間から、明良の時間は再起動し出す。
バーはスタンドの上で、何事もなかったように鎮座していた
土のついた黒のハーフパンツを払いながらマットから立ち退いた途端、次の走者が突っ込んで来る。
明良のフォームとは違う、バーに体を巻きつかせるようにして飛ぶ荒っぽい飛び方。一瞬成功したかに見えたが、彼の左足首が、バーのほぼ中央に引っかかった。
乾いた音を立てて、バーが地面に落ちる。

始めましての方もお久しぶりの方も 

November 11 [Sat], 2006, 15:06


始めましての方もお久しぶりの方もこんにちは、夕実と申します
このブログは管理人の諸事情につき今年8月をもちまして閉鎖した小説サイト“凪参道”の続行版でございます。
閉鎖当時友人2名の過激なブーイングとオン友さん達のお力添えでここにブログサイトとして復活しましたよvvv



今回は時代物のオリジナル小説を展開していこうとおもっておりますです
一応管理人は受験生なので多少更新が停滞する場合もあるかもしれませんがどうぞよろしくお願いします


では今日はこの辺で

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