なんとスポーツは男性の「骨粗しょう症」予防になると判明

June 17 [Tue], 2014, 15:07

骨粗しょう症は、その症状が進行すれば、日常生活程度の動作でも骨折するリスクが高まり、寝たきりや生活そのものに制限がかかってきます。

60歳以上で30パーセント、70歳以上では50パーセントの女性に骨粗しょう症患者がいると推定されており、一般的には女性に多いと考えられています。

しかし実際は、男性の骨粗しょう症患者も少なくはありません。骨粗しょう症を予防するには、当然ですが十分なカルシウムの摂取が必要です。

それに加えて、スポーツで身体を動かすことも大事だということが、スウェーデンにあるイェーテボリ 大学のマーティン・ニルソン准教授らの研究であきらかになりました。

一体どんなスポーツが、骨粗しょう症に効果があるのか、紹介します。

■週4時間のスポーツが骨を強くする

マーティン・ニルソン准教授らは、平均年齢24歳の833名の男性を対象に、5年間の継続調査をおこないました。

その結果、10歳代から20歳代にかけての男性が週1回、4時間程度もしくはそれ以上の時間、スポーツをおこなうことによって、1パーセント以上も骨量が増えることがわかったのです。

とくに、19歳から24歳にかけて、スポーツをした男性は、同時期にあまりスポーツをしなかった男性に比べて、骨密度が増大するだけではなく、骨そのものも大きくなっていたのです。

そして、おこなわれていたスポーツは、バスケットボールやバレーボールのように、ジャンプや瞬発力を必要とする運動負荷の高い種目でした。

そして、サッカーやテニスがそれらに次いで、骨粗しょう症を予防するには最適なスポーツであることがわかったのです。

反対に、スイミングやバイクといった運動負荷の低い種目では、骨密度の増大や骨そのものを大きくすることには、影響しませんでした。

■骨粗しょう症には20歳代からの取り組みが大事

 骨粗しょう症やそれに関する症状は、50歳を過ぎる頃からみられはじめます。

しかしながら、マーティン・ニルソン准教授らによれば、骨粗しょう症は25歳を過ぎる頃からすでにはじまっているといいます。

知らず知らずのうちにはじまった骨粗しょう症は、自覚症状があらわれたときにはすでに手遅れなのです。

今回の調査では、週4時間のスポーツが1パーセント以上も骨量を増加させるのに対して、もし座りきりだった場合には2パーセントの骨量低下がみられました。

日常生活のなかで、ずっと座りきりになるということはあまりないと思います。

しかし、家をでてから会社や学校に行くまでの乗り物には必ず座る、日中は座って仕事をしたり授業を受けるというような生活をして、スポーツの習慣がないということであれば、少なくとも骨量を増加させることはできず、緩やかに低下している可能性があるので注意してください。

いかがでしたか?

大学生や社会人になると、どうしても身体を動かす時間が減ってしまいます。運動不足というと、肥満など体型のことにだけ目がいきがちですが、身体を支える骨そのものにも大きな影響があることが今回の研究結果からわかりました。

ただ、週4時間程度の ジャンプや瞬発力を必要とするスポーツをするだけで、将来の骨粗しょう症を防ぐことができるのです。もちろん、運動量が多ければそれだけ骨を強くします。

この機会に、始めてみてはいかがでしょう?

【運動習慣を身に付けよう】

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