「プレイバックPart3」〜2015年3月21日「第31回浅草芸能大賞授賞式」

June 04 [Sat], 2016, 14:30
タイムスリップ第3弾は2015年3月21日(土)。この日、台東区立浅草公会堂において、第31回浅草芸能大賞授賞式が行われました。浅草芸能大賞は、大衆芸能の奨励と振興を図ることを目的として、台東区芸術文化財団が昭和59年4月に創設したもので、この年第31回目を迎えた歴史ある賞です。能年ちゃんはその新人賞に耀きました。私は栄えある授賞式を観覧する幸運に恵まれ行って来ました。


第1部:第32回浅草名人会、第2部:式典、第3部:受賞記念公演 の3部構成で、能年ちゃんは第2部と第3部に出席しました。受賞者は以下のとおり。
 大 賞 中村吉右衛門さん
 奨励賞 柳家さん喬さん
 新人賞 能年玲奈さん
その他「スターの手型」顕彰式もあり、大沢悠里さん、堺正章さんほかが参列されました。総合司会は梶幹雄さん。

梶アナによると、400組800名の枠に対して1600通の応募があり、応募倍率は4倍だったとのこと。4倍の狭き門を通過した私は、気合いを入れて朝6時に起床し、8時40分頃には会場に到着したのですが、既に50人位が列を作っていて、改めて能年人気の凄さを実感。11時に60番台の入場整理券と引き換え(一人で2枚まで引き換え可能)、14時30分の開場まで浅草寺やマルベル堂で時間をつぶし、開場時間に整理券順に並んで頑張ってゲットしたのが7列目のセンター付近。まずまずの良席でした。
会場はこんな感じ。私の後ろ姿も写っちゃってますが、さてどれでしょう?笑


第1部は第32回浅草名人会。
コント、俗曲、マジックと伝統芸能の素晴らしさに触れるに十分で、これだけでも十分楽しめました。とくに三味線を弾きながら小唄を歌う俗曲は、粋で洒落た雰囲気と檜山うめ吉さんの清楚な色っぽさに惹かれました。ああ日本人でよかったなあと。笑

第2部は式典。
冒頭、服部台東区長の祝辞のなかで、浅草芸能大賞は「本物中の本物に対して贈られる賞」と仰られたのがいきなり印象に残りました。もちろん直接的には、大賞の人間国宝中村吉右衛門さん、奨励賞の柳屋さん喬さんに向けられた言葉だと思うけれど、新人賞として芸能大賞の一角を占めた能年ちゃんにも当然向けられていたはず。「本物中の本物」という一言だけで、能年ファンとして本当に嬉しく誇らしい気持ちになったのを覚えています。
 平成26年度「スターの手型」顕彰式は、大沢悠里さん、堺正章さん、沢竜司さん、中村時蔵さん、なぎら健壱さんと錚々たる顔ぶれが全て本人出席され、それぞれ長年の芸歴に裏打ちされた顕彰トークを深く拝聴しました。堺正章さんの「今の気持ちは…星3つでございます」というのが憎すぎでしたが、「親孝行が出来た」にホロリ。


 そして、いよいよ第31回浅草芸能大賞授賞式。能年ちゃんは新人賞でトップバッターです。
鳥越審査委員長の挨拶に続いて登場した能年ちゃん。想定外の和装にみな呆気にとられ、「おおおぉぉっー」と地割れのようなどよめきに会場が包まれた瞬間を一生忘れません。青と白が基調の振袖を現代アートのように着こなし、見目麗しく10頭身はあろうかという能年ちゃんが絵にならないわけがありません。その艶やかさは天女が光臨したかと見間違うばかり。透明でまばゆい光を全方位に発しながら圧倒的なオーラを放ってました。自分も「おおぉっ」以外に言葉が出てこず、しばし呆然自失しておりました。(笑)


 芸術文化財団の近藤理事長からの賞状授与に続いて賞金、花束の贈呈があり、能年ちゃんに「ひと言受賞のご挨拶を」と向けられました。その前後も含めて能年ちゃんの挨拶内容については後ほどお伝えします。
 続いて奨励賞の柳家さん喬さん、大賞の中村吉右衛門さんに対する授賞が行われ、最後に受賞者による記念撮影。能年ちゃんの緊張した笑顔が可愛かったです。


第3部は受賞記念公演。
受賞者による日本舞踊や落語等が披露され、能年ちゃんはトークでした。司会は梶アナ。
梶アナはベテランの司会ぶりが光り、「うんうん」と相槌を打ったり、能年ちゃんの話を拾って繋げてくれるのは有り難いのですが、ベテランすぎて能年ちゃんが話す独特の間にツッコミを入れるわ、能年ちゃんが話してる最中に喋りをかぶせてくるわで、ただでさえ緊張の頂点にある能年ちゃんに相当の試練と思われました。でも能年ちゃん必死に喰らいついてました。梶さん、ツッコミ入れながらポンポン話す下町風の喋り方に慣れてるのかもしれないけれど、言葉を捜しながら誠実に一生懸命話そうとする弱冠21歳に対してもう少し配慮があってよかったんじゃないかと!

でも、そんな中で能年ちゃんが梶アナに釘を刺すように発した「ちょっと待ってください」の一言が秀逸でした。翌週のガールズロックスで聞けば、ベッキーさんから会話に間が空いたときの言葉としてアドバイスされたとか。教わったことをすぐ実行に移す真面目な能年ちゃん。梶アナもこの後ツッコミの手を少し緩めたように感じました。笑

梶アナとのトーク詳細も後ほどお伝えします。例の「ちょっと待ってください」の前後のやり取りも含めて、可能な限り忠実に再現してみたいと思います。開場はやんややんやの大歓声。終始和やかな笑いと時に大爆笑に包まれていたことをお伝えしておきます。

そして思いました。能年ちゃんの聞こえるか聞こえない一言一句に耳をそばだて、ハラハラどきどきしながら心配したり、ホッとしたり、声援を送ったり、笑ったり泣いたりしながら、そのテンションの瞬間瞬間をリアルに楽しむ・・・これぞ能年ちゃんを応援する最大の醍醐味ではあるまいかと!


以下、能年ちゃんの受賞挨拶とトークの詳細です。
 
T 浅草芸能大賞授賞式
 −では、ひと言お客様にお願いいたします。
能年:えー、能年玲奈です。この度、このような歴史のある賞をいただいて、私のような駆け出しがいいのだろうかと恐縮なんですが、もっと頑張れよと背中を押されているような気がして、気が引き締まる思いです。これからも皆様に楽しんでいただけるように、精進してまいります。ありがとうございました。(拍手)
 −どうぞお座りください。
(どこに座ればよいかわからず困っている)
 −どこでもいいんですよ。(爆笑)
(能年着席)


U 受賞記念公演
 −それでは、新人賞受賞の能年玲奈さんとちょっとお話をしていこうと思います。では幕を開けてください。
(能年ちゃん登場。割れんばかりの拍手。客席から「よっ」「のーねん」の連呼)
 −先ほどの挨拶を聞いて大丈夫かなと思いました。大丈夫ですか?(笑) 
能年:はい。(客席「大丈夫!」)
 −本当に緊張してるんですって。ねっ?こういうところであまりしゃべらない?
能年:うーん。ちょっとしっかりしなきゃいけないと思って。(客席「大丈夫!」と大きな声)
 −貴方が大丈夫でも、能年さんがしゃべるんだから。(大爆笑)(客席「可愛い!」)
 −だけど、こういうお仕事がお仕事なんだから、そんなに人見知りというか、こういうところが苦手ってないような気がするけどダメなの?。
能年:(小声で)そうですね。すごい方たちに・・・
 −すみません。もうちょっと声を大きく・・・笑(客席「頑張れ!」)
能年:すごい方たちがいらっしゃるので、私のような新人がどう居ればいんだろうっていう緊張がありますね。
 −そう?新人新人言ってたって、だんだん歳を重ねていったら、中堅からベテランになりますよ。ねえ。
能年:(小声で)はい。
 −ねえ。(小声で)なんとなく私も小さい声でしゃべらなきゃいけないみたいな・・・(爆笑)
 ー(トーン戻して)うっかりするといけないので、今日はこういう台本みたいなのを用意いたしました。で、能年さんってのは、兵庫県なんでしょ?あなた出身が。
能年:はい。
 −で、周りに能年さんってたくさんいたんですか?
能年:いや。全然いなかったです。笑 すごい田舎の方で、あんまり学校も多くないので、保育園から中学校までみんな同じ「メンツ」で・・・(笑)
 −同じ「メンツ」なの?(笑)
能年:クラス替えとかも、2クラスあってもみんな小っちゃい頃から知ってる人たちばっかりで。なので・・・なんだろ。名字のことあんまり関係ないというか・・・
 −名字がそんなに必要ないんだ!同じ顔ぶればっかりだから。下の名前で当たり前に呼んだりするんだ?
能年:そうですね。
 −名字というものの意識がなかったんだ。
能年:はい。
 −ほおー!でも、あれでしょ?やっぱりお仕事するようになって、珍しい名前だと言われるようになったんでしょ?
能年:そうですね。お仕事を始めるようになって言われるようになりました。(だんだん小声に)親戚までが珍しい名前だなって・・・
 −(小声で)なんとなく、しずかーに時間が流れてます。(笑)
 −(トーン戻して)それでは、まずは新人賞おめでとうございます。(拍手。客席「おめでとう」の連呼)
 ーこれまでいろいろな賞をいただいてますが、こういう新人賞、こういう形で演技じゃなく頂くってのはあんまりないでしょ?
能年:・・・はっ、そうですね・・・
 −演技とか写真とかはあっても、こういう普段の活動が評価されていただくっていう新人賞ですけれども、聞いた時どう思いましたか?
能年:・・・ああ、どうしようって感じで・・・
 −どうしようって、断ろうとは思わなかった?(爆笑)
能年:あはっ。やっぱりありがたいなと。
 −ありがたいなと。そうですか。折角だから頂いておこうと思ったんですね。笑
 ーで、あまちゃんの活躍ですっかり有名になっちゃんたんですが、あれはもともと東北を舞台にしていて、言葉使いが大変だったでしょ?関西の言葉とはまるで違うから。
能年:そうですね。全然違いますね。
 −はい。どういうとこに違いが?イントネーションとか?
能年:そうですね。(だんだん小声に)言葉使いもイントネーションもまったく違うので、難しかったです。
 −(小声で)難しい。そんな小さい声でお芝居やってたの?(爆笑)
能年:んふふふふふ・・・
 −いいです。答えないでいいです。(笑) で、岩手のほうにずいぶんと行って、言葉の勉強をしたわけ?
能年:そうですね。あの、その、小袖という地区の本物の海女さんとお話したりして・・・
 −えぇえぇえぇ
能年:私の役が・・・
 −うん
能年:あのー、ちょっと待ってください。(笑)
 −いいですよ。(笑)(客席「頑張れ」)
能年:東京から岩手にやって来て、・・・なんだろ、本当に方言をしゃべるという女子高生の役だったので、すごくその意味では助かりましたね。方言というところでは。
 −貴女が憧れたと言われている薬師丸ひろ子さんの演技をずいぶんと勉強されたそうですが、薬師丸さんと共演だったんですよね。そのときはどう思いましたか?薬師丸さんの演技を目のあたりにして。
能年:そうですね。すごく薬師丸さんの緊張感というのが、あっこういう緊張もあるんだなっという感じですごく勉強になりました。
 −うれしかったでしょう?憧れの人と一緒にお仕事できて。
能年:そうですね。すごく興奮しました。
 −この間、岩手の人に聞いたら、「じぇじぇじぇ」て言うでしょ?すっかり有名になって流行語大賞をとって。久慈からちょっと地図で上のところに洋野(ひろの)というところがあって、寒い地域なんだけど、あの辺の地域では「じゃじゃじゃ」って言うんですってね。
能年:あっ。いろいろな言い方があるんですよ・・・
 −うん。いろんな言い方あるんですって。「じぇじぇじぇ」じゃなくて「じゃじゃじゃ」。
能年:はあ。なんか「じぇじぇじぇ」も本当に小袖地区だけの言葉で・・・
 −そうらしいですね。でも「じぇじぇじぇ」がすっかり有名になっちゃったねえ。大変なもんだねテレビの力ってのは。ご家族の方も喜んだでしょう?
能年:そうですね。すごく喜んでくれました。
 −貴女はもともとお笑い芸人になりたかったんだって?(笑) 本当ですかそれ?
能年:はい。中学生の時に、いろいろなりたいものがあって、その中のひとつがお笑い芸人だったんです。
 −その時に夢中になってハマッていたのが・・・誰でしたっけ?
能年:ダンディ坂野さんです。「ゲッツ&ターン」を何秒で出来るかみんなで競ってました。(笑)
 −今の衣装じゃやりにくいでしょうけど・・・(笑) 絶好調の時は、1秒で出来たって話を聞きましたが?
能年:1秒で出来たことあります。
 −おお。それはすごいですね。それから、お芝居をやろうというきっかけもあったんですって?
能年:えーと。最初はティーン誌のモデルに応募して、最初はモデルになりたいと頑張ったんですけど、それで芸能事務所に入って、芸能界に入って、先輩方とお会いしたりしてはじめて、それまで演技っていうものを意識したことなかったんですけど、あっ演技ってこういうものなんだって思ったときに、すごく面白そうだなと思って・・・好きになりました。
 −ほおー。面白そうと思っただけでそれを仕事にしてしまうんだから、大したもんですね。才能があるんですね。なかなか出来ませんもんね普通・・・
能年:・・・・・・(沈黙)(笑)
 −そういうもんなんですよ。(笑)だから、やっぱり才能があったんでしょうね。それから・・・あの、いいですか?(笑)
能年:大丈夫です。
 −ギターを弾くんですって?
能年:はい。
 −ほおー。今もやってるの?
能年:今もやってますね。ここ2年位ギター眠ってたんですけど、掘り出して・・・
 −すやすやと眠ってたのを掘り出して、起こして(笑)
能年:はい。で、ジャカジャカ鳴らしています。
 −はあ、そう!気分転換にいいですか?
能年:そうですね。うん。気持ちいいです。
 −気持ちいい。歌うのもあるの?
能年:歌も一緒に歌ったりします。
 −どんな歌うたうんですか?ちなみに。
能年:中学生の時、バンド組んでた時に・・・
 −バンドを組んでた!ほおー!
能年:その時にコピーしたバンドの曲とか、最近はJUDY AND MARYさんとかをコピーしたりしてます。
 −ほお。私の全く知らない歌ばかりですね!(笑)それからあとは、ヒゲが好きっていう話ですね。ヒゲ!
能年:はあ、はい。
 −なんなんですか?ヒゲが好きっていうのは。
能年:あのお・・・世界ヒゲ選手権というのがあって・・・(笑)。ヒゲを競うんですけど・・・。
 −出たいとか思わなかったの?(笑)
能年:本物のヒゲじゃなきゃいけないってのがあって・・・
 −行ってみたい?
能年:行ってみたいですね。もの凄いユニークなヒゲの方たちがいるので、面白いなって思って。
 −ほお。ヒゲが好き。ギターが好きね。はあ、そうですか。なんでまたヒゲを好きになったの?どなたか周りにいらっしゃるの?ヒゲの素晴らしい人とか。
能年:周りにはいないんですけど、自分でちらちらっと絵本を描こうとして、ウサギの絵を描いてそれにヒゲを描いたらすごく可愛いくって、ヒゲってどういうものがあるのかな?と調べてみると、いろんなヒゲが出てきてすごく面白いと思って、好きになりました。
 −能年さんはヒゲが好きです。(笑) 世界ヒゲ選手権にぜひ行ってみたいと思ってますと・・・。(笑)
 −去年は、役柄が全然違う不良役をやったり、オタクっぽい役をやったりしましたが、自分の素とかそういうものと自分の中で折り合いつけながら演じるのは難しいですか?
能年:難しいという部分では、どちらの映画もマンガの作品だったので、マンガを実物の人間に置き換えるっていう難しさは感じましたね。
 −これからは、どういうことをやりたいですか?あるいは目標にしている女優さん、女性はいますか?
能年:・・・・・・(笑) すごい先輩方がたくさんいらっしゃるので・・・なんだろ・・・(笑)
 −目標にされる方がたくさんいらっしゃるということですね。分かりました。体に気をつけて頑張ってくださいね。体は丈夫なんですか?
能年:丈夫です。
 −食べ物に好き嫌いはありますか?何が好きで、何が嫌いですか?
能年:・・・何が好きで?・・・んと、ポテトチップスが好きです。(爆笑) 嫌いなのはキノコです。(爆笑) エノキ以外のキノコ・・・(爆笑)
 −えっ。エノキ以外のキノコが嫌い?そうですか。分かりました。(笑) ということのようです。では、一日も早く世界ヒゲ選手権に行けるようにお祈りしてますので、これからもいろいろな役柄で大いに楽しませてください。本日はおめでとうございました。能年玲奈さんでした。
(客席から割れんばかりの拍手。「のーねん!」の大歓声。能年ちゃん軽い足取りでそそくさと退場)
 −なんとなく、弾んで帰って行きましたね。(笑)
 −能年玲奈さん。フレッシュ、フレッシュ、フレッシュという感じの能年さん、新人賞に輝きました。これからのご活躍をお祈りいたします。(拍手)


能年玲奈さん、本当に本当におめでとうございます!
「本物中の本物」の言葉は本物だと思っています。
「本物中の本物」が必ずや燦然と立ち現れる日を楽しみにしています!

翌日のスポーツ新聞もバラエティ番組も絶賛の嵐でした。
でも残念ながら、生で観た能年ちゃんの圧倒的な美しさも独特のオーラも、10分の1も伝わってないと思いました。

デイリースポーツ


日刊スポーツ


東京中日








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