いつもの帰り道。
July 05 [Wed], 2006, 20:21
あぁ、今気づいた。暗い帰り道が明るく感じたのは、隣にあなたがいたから。
あなたがいない世界なんて、暗すぎる。
いつもの帰り道。
窓の向こうはほんのりオレンジ色。もうこんな時間か。あたしはそわそわと時計を気にしながら、かばんに教科書をしまった。
「遅いなぁ・・・」
一人ぼっちの教室にあたしの声が消えていく。時計の針は6時を指していた。
バタバタバタ・・・・・
渡り廊下を誰かが走ってくる。亮だ!
ガラッ
「お、七瀬やんか。こんな遅くまでどうしたん?」
少しだけ汗をかいた亮。あたしは急いで教科書をかばんにしまった。
「いや、勉強してたら時間たってもうて・・・」
気付いてるかな?本当は亮を待ってるって。亮と一緒に帰りたいねん。
帰宅部のあたしは、写真部に所属する幼馴染の亮と、ここ最近毎日帰っている。
亮は気付いているかな?あたしが亮の事、好きやって・・・・
「ほんなら一緒に帰ろうや。どうせ家も近いし。」
亮は手早く教科書をかばんにしまい、教室を出た。
「最近、よぉ二人で帰るよなー」
亮は空を見上げて呑気なことを言ってる。気付いてないんやな、この分やと。あたしが計らってるって。
「そうやなぁー」
いつもは毒舌な亮が、今日はやけに穏やか。
「亮どうしたん?彼女でもできたんか?」
そうであってほしくない。当然あたしとは帰らなくなるし。ラブラブになるだろうし・・・・
あなたがいない世界なんて、暗すぎる。
いつもの帰り道。
窓の向こうはほんのりオレンジ色。もうこんな時間か。あたしはそわそわと時計を気にしながら、かばんに教科書をしまった。
「遅いなぁ・・・」
一人ぼっちの教室にあたしの声が消えていく。時計の針は6時を指していた。
バタバタバタ・・・・・
渡り廊下を誰かが走ってくる。亮だ!
ガラッ
「お、七瀬やんか。こんな遅くまでどうしたん?」
少しだけ汗をかいた亮。あたしは急いで教科書をかばんにしまった。
「いや、勉強してたら時間たってもうて・・・」
気付いてるかな?本当は亮を待ってるって。亮と一緒に帰りたいねん。
帰宅部のあたしは、写真部に所属する幼馴染の亮と、ここ最近毎日帰っている。
亮は気付いているかな?あたしが亮の事、好きやって・・・・
「ほんなら一緒に帰ろうや。どうせ家も近いし。」
亮は手早く教科書をかばんにしまい、教室を出た。
「最近、よぉ二人で帰るよなー」
亮は空を見上げて呑気なことを言ってる。気付いてないんやな、この分やと。あたしが計らってるって。
「そうやなぁー」
いつもは毒舌な亮が、今日はやけに穏やか。
「亮どうしたん?彼女でもできたんか?」
そうであってほしくない。当然あたしとは帰らなくなるし。ラブラブになるだろうし・・・・
- 錦戸亮 |
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