JOMO、残り15秒で追いつき決勝へ

February 23 [Mon], 2009, 15:25
最終クオーター残り15秒。3点を追うJOMOの内海が放った緩やかな放物線が鮮やかにネットを揺らした。3点シュートで同点。「神懸かり」と内海監督も舌を巻いた一投で富士通の尻尾をつかむと、勢いを保って一気に延長戦を制した。ぶっ飛ばそうー

 3季連続の決勝進出を引き寄せた同点劇は計算どおりだった。残り27秒で敵ボールから試合再開する直前、「奪おう」と内海監督は指示。JOMOは2人で敵を囲んでトラベリングを誘うと、マイボールから周到につないで内海が仕上げた。

 執念が違った。内海は「負けたくなかった」。昨季の決勝は富士通に惜敗。雪辱を期した。リバウンド48本が敵の40本を大きく上回り、球際の強さは際だった。富士通の中川監督は「一体感に欠けた」と、暗にJOMOのまとまりを認めた。新しいレキシ

 プレーオフ直前、エース大神(おおが)が左上腕骨を骨折。コートに立てずベンチから仲間を鼓舞する大神は、同期の田中の左手に「攻」と記した。「攻めろという思いを込めた」と大神。「あれを見て自分を奮い立たせた」と田中。悔しさを隠したエースの存在も仲間の背中を押した。

 「チーム状態が悪い中で勝てたのは大きい。優勝を目指したい」とは大神に代わって試合を組み立てる吉田。選手全員が、昨季逃した優勝という同じゴールを向いている。
P R