純朴な悪意

June 17 [Wed], 2015, 23:33
自販機のお釣りが出てくるところを
いくつも触るような感じで

わたしは小さな幸せを
拾い集めて生きている

誰かが忘れていったお釣りを
失敬するように
姑息に、でも
実直に


生きるというのは
存外難しいことやなと
実感を噛み締めている

わたしが手に入れた今は
生まれてこのかた
積み上げた時間の一つの答えだ

その時間を因数分解したら
両親、祖父母、先祖の時間に辿り着く

わたしが選びとってきたものを
積み重ねて今があるけど

その選択肢は
すでに用意されたものやったから

結局 蛙の子は蛙
しかも井の中の蛙なわけで

本当にわたしはまだまだ
知らないこと多いな
とおもう


わたしは脳みそとパソコンと
紙とボールペンと自転車を駆使して
金と暴力とセックスと法律の
淀みの中で
仕事をしている

それ
らは未だ嘗てわたしの人生を
ほとんど蝕んでこなかったものなのに

2ヶ月経った今はもう
間接的ではあるにしろ
どっぷり


わたしが正しいと思っていたもの
自分が当てはまるかは別として
正しいと思っていたもの


その認識って
たくさんの人と共有しているつもりでいたけど
やっぱり違うんやな って思う

常識的に考えて
あかんやろ
って、その常識の在処が
ひとりひとり違うもんやから


常識イコール自分の認識唯一つ
と信じて疑わない人に
どう立ち向かっていくのか
その答えは無限にあるようで
実はひとつもない

わたしはあなたを信じたいけど
信じたい
という耳障りのいい、その心が
取り返しのつかない結果を生んでしまうんやと知る

want toは厳禁で
微動だにせぬ感情の下
全てhave toに従え

わたしの使命は
取り返しがつ
かなくなる前に
憎まれても疎んじられても
笑顔でチェックメイトすることなんやろう

死よりもはるかに
困難で複雑で面倒で
穢れていて崇高な
生を暴く

死ぬのは自由やけど
生きるのは義務
義務に塗り固められて生きていく
そんな人の生をわたしは暴く

なんという因果な商売か
辛酸を舐めるどころか
大ジョッキで飲み干す毎日よ

だからわたしは
その隙を縫って
めがねの奥で洞察した
幸福の欠片を啜るんやで

それでもまだ
この仕事には何かある と
感じてしまう
やめたいとは思わない

偶然ではあるにしろ
代わりは山ほどいるにしろ

蜉蝣のように漂う命の環を
ひとつでもたくさん
土に植えたい

どうすればええかわからんけど
ちょっとずつでも
やっていけばどうにかこうにか
もやっとしたその何かを
掴むことができ
るんじゃないかと。

凍え狂う砂漠

June 17 [Wed], 2015, 23:32
木綿のハンカチーフかよ。
って思った


あなたは
もう東京に行ってしまって

東京、どころか
海外勤務の多い会社だそうで
わたしは
少しだけさみしい、と言った
その直前

貧相なデートをした

小さな場末のお好み焼き屋で
真っ昼間にビール飲んで
小さな商店街でコロッケをテイクアウトして
小さな喫茶店でココアを飲んで
小さな駄菓子屋で
うまい棒と風船ガムを買い占めた

電車を降りて、幹線道路から裏路地へ
幼稚園と公園の間を抜けて
高架をくぐる

春だというのに天が高くて
こんな形でわたしたちは、
何を
育てようとしているのだろう
と疑問に思う


道すがら、君は
外国の年寄りのように
八分咲きの桜を愛でていた

わたしは、なんとなくではあれど
その気持ち
手に取るようにわかって

なのにどうしてもその心には

寄り添えなかった


わたしはそのとき
どんな言葉を口にすべきやったんやろう
嘘か誠かもわからぬ愛なのか
真偽も定かでない情なのか

まるで余計なことばかり考える
もうひとりの自分が
判断を妨げた
きっとそれは相手も同じこと

そんなこんなで我々は
邪魔する自分自身を
ビンタして背負い投げして
助け起こして抱きしめた

わたしがもし一緒に
東京に出たとしたら
また違う結果が待っていたのか
わからないけど

無色透明な、なんの変哲もない
バイバイ
だけ交わして
御堂筋の雑踏に紛れたのが
もう3ヶ月ほど前か


先日電話で話したのやけど

いつもながら
危ういなあ と思う

東京の呼気に中てられて
暗く輝く瞳が見えた
気がした(電話やから)

月に一回くらいは電話しよ
と言われたけど
来月かかってくるか
さえ
怪しいな

甘えんな
と言うてやってもいいのだが
甘えられている
という実感がわたしの
セルフエステームの餌に
なっていることも事実で
情けないったら


あなたがそのまま
毎日愉快に過ごす街角
に浸かって染まって
ここには戻ってこないとしたら
それはそれでええんやけど

もし、なにかにつまづいて
あるいはだれかに足首を掴まれて
ふと
その光を反射できなくなったとしても
絶望せんとってね

そのとき
わたしは側におられへんから。
よく考えてみれば

おられへんというより
おりたいわけではなく
おるつもりもなく
おれるんやったら
おろか、くらいの薄さ

ごめん、それゆえ
ハンカチーフで拭くほどの
涙も出ない
わたしが何か拭くとしたら
外回りで流れる汗くらいや

でも
滲む東京の炎が

映い世界の夜明けが
もう見たくないというのなら

拒む理由もないのだが


擦り傷だらけで浅黒く
砂っぽいその
少年のような肌が
陰にくるまれてヒヤリと乾く
その日まで
待つ
わけないわ!


岸壁の母よろしく
思い焦がれははしないけどわたし
あなたの幸せな人生だけは
(思い出したときに限り)
力一杯願うよ。

臍曲

April 26 [Sun], 2015, 23:57
責任感って、なんや?

わたしはその実態すら知らずに
都合よく解釈して
真のそれから逃げ惑っているだけなのか?

身も蓋もない言い方をするなら
わたしは裏表のある人間で

もう少し的確に言うとしたら
その集団の構成員によって色を変える
カメレオンのようなもんや

頼んないやつと相対すれば
ガンガン引っ張ろうとするし
しっかりした人が一緒なら
おんぶにだっこ。

豪快な人の前ではしおらしさを演じるし
乙女がいるならガサツに振る舞う

だから、失礼なお願いをしてくる人には
誠心誠意応えることで
中和しようとする

一方で
こっちが大迷惑かける人は大抵
すごく素晴らしい人やねんなあ…

なんやこの不協和。
素晴らしい人には
いくら親しくとも
それなりの対応をしないと
失礼なのに

せめて、優しさだけは
リフレクトしたい
とおも



わたしは計らずも
人の生き死にを左右する仕事に
就いてしまったから
精一杯 責任感のなんたるかを
探して突き止めなければ。

なければ、というか
そうやって必要に駆られて
理解していない概念を
知る由もなかった事象を
追求できる
というのは面白いし好きや

操作

April 19 [Sun], 2015, 23:06
着々と
社会の歯車に
組み込まれていく

ビジネスマナー
とやらを学び
オフィスカジュアル
とやらを着て

土曜日と日曜日だけを
楽しみに生きるのか

そーんなのーは
いーやだ!

と思ってみたところで
声に出すことはなく
いや、案外ええ感じ
というか最早
ありがてえなあ、幸せやなあ
今はむしろ面白い
とさえ思っている

わたしは
パレットナイフで地平線の形を変えるような
絵の具のチューブを尻から引きちぎって
曇り空にぶちまけるような

Bの鉛筆一本で
命を産み舞い踊らせるような
ハートフル
かつアバンギャルドな生活を
夢見ていたが
それは所詮夢でしかなく

我ながら、本質は存外
つまらん人間やなあと
いや、つまらんのはわかってたのに
目を逸らしてはしゃいでいただけやと

認めてしまえば後はもう

世界一地味な肚の括り方をするだけよ


どっちかといえば
敬遠される職場に配置されたけど
案外楽しめるのではないかと

話が通じないことも
あるとは思うが
これ醍醐味的な仕事かもしれん

うまくいくと有用感に酔いしれ
うまくいかなければ自己嫌悪に苛まれる
それだけやったら
なんも成し得ないな

いろんな場所でいろんな人が
いろんな生活をしているのを
いつも心に留めながら
それに流されないように
揺らがないように
わたしは生きなければならないようだ
少なくとも数年間は。

とりあえず、公私ともに
親切を貫き通したい

地域密着・現場型OLとして…

好き嫌いとは別次元にある
親切。
優しくするのではなく、親切にする。
公正に適切に、親切にする。


心がすりつぶされる前に
それを会得しなければ!笑
(すりつぶされる人もわりとい
るらしい、こわ)

とりあえず、上司 先輩 同期
いい人いっぱいいてよかったよ…
鋼の心で明日からもがんばろ

ポーカーフェイス

April 06 [Mon], 2015, 23:14
音楽でも映画でもスポーツでも
まんがでもゲームでもそうやけど
どちらかというと男性向けのものにハマるのはなんでやろ

メロコアが好きやし アクションが好きやし バトルが好き。

自分が持ってない、持つことのできないようなかっこよさに
憧れるのかな

でもメタルは聞かないし
SFやメカにも興味ない

その点 小説はメロメロの
ラブストーリーが好きやったりするね最近あんま読まんけど


じゃあ、強さ に憧れる
とは、どういうことなんやろう。

まずはちょっと個人的なところから考えてみる。

わたしは幼少時から
ドラゴンボールが大好きで
悟空と同じだけ修行すれば、
わたしもかめはめ波出せる
と思ってた。アホですね。

しかしアホを差し引いても、
ドラゴンボールには
子どもにそんな夢を見せるだけの
力があるんですよね。

ちなみに舞空術らへんか

無理かもって気づきました。遅

あとジャッキーチェンの
スタント不使用スタイルが
超カッコいいと思ってて

わたしもジャッキーみたいになりたい
と思っていた時期がありました。
逆上がりも二重飛びもできなかったので
即諦めましたが…

ということで、
わりと男性向けコンテンツを
手に取っていたわけです。


今は時代背景とか社会情勢とか
色々深読みしてるけど
当時は純粋に
アクションの痛快さが好きやった。

それって強さへの憧れやったのかな?

以下、リリーさんが書いてたことを引用。(だいたい)
プロレスラーは男らしいけど、プロレスファンの多くは男らしくはない。
むしろアイドルに群がる処女のように
キャーキャーと心から応援している、と

それも恐らく強さへの憧れで
憧れているだけでは
強さを手に入れることはできない
という戒めに繋がるのか


多分本当に強くなる為には
強さを探求しなければならず

強さとは何なのか、
自分はどんな風になりたいのか
考え、実行しなければならないのでしょう


強さとは何か
という問いに答えを付与することは
容易ではないが
一旦それは置いとこう

文字通りの強さからは
二次的三次的に派生する価値があって

例えばそれは 肉体美。
さらには肉体美を持った人物の内面。

征服力や権力、名声のような価値も生まれるやろし
詳しく分類してると卒論レベルで難しそうやからやらんけど

まあそういう二次以降の価値は
誰にとっても
憧れにしかならんような気がするね


そういう趣味に関しても、考え方に関しても
誉め言葉としての「変わってる」なんて受け取らない

思春期じゃあるまいし
わたしの思考と嗜好と行動は
わたしなりのスタンダードでしかない

ただ、貶す意味で変わっ
てる と言われれば真摯に受容しよう

なぜなら
常識を内在させなければ
奇抜な行動は成立しないから

その為の常識や客観性が
まだ不十分だと思っているから

そんなこんなで
わたしは案外
気難しい人間になってしまったようだ

濃厚な人間関係には
自己開示が必須なのに
説明すんのめんどくさくなっちゃったりして

でもそこから動かなければ
同じ景色しか見えない

感じ方は人其々なのやから
素直になれ
って思うけど、
嫌われたくないから気取る
ポーカーフェイス

よわっ
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