ランチェスター公式 『二次法則』 

July 13 [Mon], 2009, 11:11
ランチェスター公式、今日は「二次法則」編です。


先日からなんだか難しい話が続きますね。 


マーケティングとは、まったく関係ないような気もしますが
これを知っているのと知らないのでは、今後の活動にかなり
差が出ます。



なんとなくで構わないので、読み進めてください。





さて、ランチェスター公式における二次法則とは、
「大規模線」での法則になります。




近代戦争では、使用する武器の性能が著しく進歩しました。


そんな最先端の武器を使えば、1人の戦闘員が複数の敵を容易に
攻撃する事が可能になったのです。



そのため、単純に戦闘員の数で表すのではなく
その二乗で計算するようになったのが、この二次公式なんです。




   Aa×Aa−At×At=E(Ba×Ba−Bt×Bt)




なぜ二乗にする必要があるのかというと…
そのあたりは今度説明しますか^^;





前回の例題を覚えていますか?




《第1問》




 ・Aチームが500人の兵士。Bチームが300人の兵士。
 ・両チームの武器性能(E)は同じ1。
 ・AチームがBチームを全滅させたあと、残っているAチームの人数は?




Bが全滅ということは、<Bt=0>。
今回求める「Aチームの残数(At)」を、【X】とします。



この例を、二次公式に当てはめてみます。




   500×500−【X】×【X】=1(300×300−0×0) となり



   【X】=√(500×500−300×300)ですので、



   【X】=400


つまり、最終的にAチームには400人もの兵士が残る計算になります。





《第2問》




 ・では、この戦いを引き分けに持ち込むには、
  Bチームの武器性能をどれだけアップさせればいいのでしょうか?




今回求める、「Bチームの武器性能(E)」を【X】として、
二次公式に当てはめてみます。




   500×500−0×0=【X】(300×300−0×0) となり



   【X】=2.7777777777… です。



つまり、およそ3倍の性能アップが必要なんですね。





ライバルに勝利するには2通りの方法があります。



兵力(基礎知識・スキル)をアップさせるか、
付加価値(特典・サービス・オリジナリティー)をアップさせる方法です。




ちなみに、特典やサービスなどの付加価値が同じ「1」の場合、
兵力をどれだけアップすれば良いか覚えてますか?



「局地戦」では、√8=2.8=約3倍。

「大規模線」では、√3=1.7=約2倍です。




第二次世界大戦のアメリカは、この数値を最大限に生かして勝利しました。



空中戦で、日本の戦闘機は1機に対してアメリカ軍は3機編隊で交戦しました。
地上戦で相手の3倍の兵力が確保できないときは、他の地域の兵を移動させて
でも、必ず3倍の兵力を確保するように計画していたそうです。




この公式を頭においておけば、必ずインターネットビジネスという大きな戦場で
勝利を収めることが出来る…というものではありません。



しかし、頭の片隅にでも置いておいてください。





新しい市場(大規模線)に攻め込むには、ライバルの倍近く頭を使います。

既存市場で新しい商品を販売する場合や、ライバルが多い市場に攻め込む時
(局地戦)には、そのライバルの3倍もの戦略が必要になってきます。


そして、そんな戦略や戦術が思いつかない場合には
ライバルをよく分析し、それよりも魅力的な特典やサービス(付加価値)を
用意することで一気に形勢逆転することも可能なのです。





既存ライバルと同じような商品や同じような戦略(兵力差=0)で、
これといった付加価値(特典やサービス)も無い(E=0)のに、
勝負を挑んで勝てるわけがないのです。




いかなる市場でも、後発組が勝てないのは この公式を知らないから。




闇雲に竹やりを持って戦車に挑んでも、
負けるべくして負ける戦なのですよ。