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August 26 [Tue], 2008, 21:59
吉永早百合・・・。彼女は可愛いすぎた。もはやクラスの半分もの男子が彼女の虜となっていた。僕もその中の1人だった。だが、僕はもともと口数が少なくその上、彼女の周りにはいつも3人程度の女子がいて、とてもガードが固い。話しかけることなど到底無理だった。
それから何日かして、初めて学校で、弁当を食べるという日がやってきた。今までは授業が無く、学校についての説明のみで午前で終わっていたのだ。
先生が口を開いてしゃべった。「よし、今日は初めての弁当や。机くっつけてみんなで仲良く食べるか」
予想外の展開だった。先生に言われるがままに弁当をくっつけると、斜め前が吉永さんだったのだ。僕の心が躍る。
だがそんなウハウハな気分も弁当を食べ始めて5分で終わってしまった。・・・まったく話せない。恥ずかしすぎる・・・。僕は吉永さんと話す機会をうかがいながら隣の男子と話していた。すると、だんだんそっちのほうの話が盛り上がってしまった。「へー、山本くんて、意外と趣味あうねー」「・・・そうかもね。今まで趣味似通った人にあったことないし、吉田くんに会えてよかったわ」「なに気持ち悪いこと言うとんねん!もっと軽くいこうや」
そんな感じの会話が続き、僕はだんだん楽しくなってきた。それからというもの、ほとんどは吉田くんと一緒に過ごすようになっていた。不思議と吉田くんと話しているときだけは吉永さんのことから頭が離れていた。
そんなある日のこと、「おはよー」「あ・・・おはよう、吉田くん。」とこんな感じでいつもと同じような会話が続くと思っていた。しかし、この日の吉田くんは少し変な感じだった。「どうしたん、吉田くん」と僕が聞くと、吉田くんは少し黙りこくってからゆっくりと重たそうな口を開いた。「ねぇ、山本くんって好きな人おるん?」・・・ついにこういう話がきたかー。ってか早くね?まだ会って1週間かそこらやぞ。いくらなんでも・・・。とパニクる僕であった。
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